イラスト種類別の相場
(アクアスターの場合)
カットイラスト
カットイラストとは雑誌やWebサイト、パンフレットなどの広告物の中で使用される所謂「挿絵」全般のことです。
一つの媒体の中で同じトーンでいくつも必要となることも多く、複数枚をまとめて制作するタイプのイラストになります。
人物やアイテムなどを単体で描くことが多く、例として下記のようなシンプルなイラストであれば、1枚当たり1万円からが相場です。
※サイズや密度等の条件にもより前後いたします。
1枚絵
次にカットイラストとは対象的に、背景も含めた「一枚絵」の場合です。
以下のイラストはサンプルとして制作しているものですが、アニメのワンシーンを切り取ったようなこのイラストであれば、フルHDサイズ(1920×1080ピクセル)で15万円からが相場となります。
例えば、同じサイズ・タッチで制作した場合でも描写する人物の数が増えたり背景に複雑な建物があったりする場合などには金額も変動します。
キービジュアル
アニメやゲームといったエンタメコンテンツの「キービジュアル」の事例です。
このビジュアルはゲームのキャラクターや世界観を伝えるビジュアルとして、Webサイトやポスター等でも使用されます。例として弊社コンテンツの『Neo-N』のキービジュアルを取り上げます。
・キャラクターのデザイン、設定が決まっている。
・ロゴのデザインは既に決定しており、データが支給される
・キービジュアルのレイアウト・構図が大まかに指定される
・サイズはA4サイズ
以上のような内容で制作する場合には35万円~が相場となります。
例えば、キャラクターデザインから依頼する場合やキービジュアルの構図案から依頼する場合、OOH等での大きなサイズを想定する場合には別途予算の検討が必要です。
イラスト制作の費用を左右する要素
イラスト制作の相場や費用に関して、その内容や条件に関して中心にお伝えしましたが、
イラスト制作は誰に依頼するかによっても費用の考え方が変わります。
その特徴をご紹介します。
SNSでフォロワー数が多いイラストレーター(インフルエンサー)への依頼
プロモーションやマーケティング施策の一環として、イラストがSNSで投稿されることも多くなってきました。
特にTwitterやInstagramといったSNSでフォロワー数の多いイラストレーターは、そのインフルエンサーとしての影響力も注目されています。
漫画家やキャラクターデザイナーの方への依頼
人気漫画家や有名なキャラクターデザイナーの方にイラスト制作を依頼する…という事例も近年では増えてきています。ターゲット層と近いファン層を持つ作品や知名度の高い作品またその作者の方とコラボすることで、商品やサービスの認知を効果的に広げることが目的です。
仮に人気作品の漫画家の方とタイアップしたイラストをお願いしたい!となった場合には、その作品の出版社等の許諾が必要となります。
予算を検討する際のポイントとして、連載中や映画化・アニメ化が進行中の作品などはタイアップの引き合いも多く、余裕を持った予算設定が必要です。
また、既に競合他社製品などでタイアップが決まっている場合には、タイアップが出来ない可能性もあるため事前の調査や版元へのヒアリングが必要になります。
イラスト制作会社への依頼
弊社のようなイラスト制作会社へ依頼する方法が考えられます。
グラフィックデザインを行う会社や映像を制作する会社のように、イラストにも制作会社が存在しています。
社員としてイラストレーターが在籍しているケースが多く、一つの案件を分業で制作することもあります。
複数のイラストレーターの方が在籍していることで、一つのタッチだけではなく様々なタッチに対応も可能です。
カットイラストなどで大量の点数が必要な場合にもまとめて対応できます。
イラスト制作の依頼先を選ぶポイント
イラスト制作の依頼先によって、制作費の相場も変わることをご紹介しました。
それぞれの特徴を理解した上で、依頼したいイラストや条件に沿って最適な依頼先を選ぶ必要があります。
費用ももちろんですが、表現したいことやメッセージを伝えられるイラストが制作できるかどうかが最も重要です。
イラスト制作を
発注するときの注意点
イラスト制作会社でも、フリーランスのイラストレーターの方に発注する場合でも
注意点は基本的には同じです。
イラスト制作を発注する際には以下のポイントに気をつけましょう。
01
イラストの使用用途を伝える
絵の構図やイメージの話をする前に、前提としてイラストがどんな場所でどう使われるのか、使用用途をしっかりと伝えることが重要です。
掲載される媒体や使われ方を踏まえることで、制作会社やイラストレーターは依頼側の意図も汲み取った形での政策が可能になります。
さらにポイントとしては「イラストを見た人にどう思ってほしいのか?/どう行動して欲しいのか?」というイラスト自体の目的も制作前にしっかりと伝えることで、同じ目線に立つことができます。
02
イラストのイメージを共有する
次にイラストのイメージを共有します。ここでは「最終的にどんなイラストになってほしいか?」という点を、構図やタッチのイメージをできる限り具体的に伝えることが重要です。
しかし、絵を描くスキルがないのでラフなどで指示を出すのが難しく感じるという方も多いと思います。
その場合には遠慮せず参考となる画像や既存の資料を引用したり、文章等でまとめるだけでも問題ありません。
重要な点は依頼する側と制作する側が同じものを見て具体的に最終形をイメージすることだからです。
03
修正対応のスケジュールを確認する
意外と忘れがちなのがイラスト制作後の流れです。
依頼する側やその先のクライアントのチェックが入りイラストに修正が必要になることも勿論考えられます。
予め、修正がある場合はどの期間で対応する…といったスケジュールを共有しておくことも重要です。
一度納品した後に、修正が発生したけれど「そのスケジュールはもう他の仕事が進んでいて…」とならないようにしましょう。
イラスト制作依頼の流れについて
イラストを制作するにあたり、大まかな流れをご紹介します。
アクアスターで実際に発注したときの内容に沿って解説してますので、是非ご一読ください!
STEP
01
打ち合わせ&スケジュール設計
先程の「イラスト制作を発注する時の注意点」を踏まえながら、打ち合わせを行います。予めメールなどで使用される媒体やタッチのイメージなどを伝えたうえで打ち合わせを行うと、説明する時間も省けて効率的に行うことができます。
また、制作内容を共有したうえで具体的に今後のスケジュール感についてもこの段階で詰めておくことが重要です。途中経過のチェックが必要な場合にはそのタイミングや修正を行う期間も含めたスケジュール設計を行います。
STEP
02
ラフ作成
まず初めに絵の構図や人物・キャラクターのポーズ、場合によっては大まかに色を乗せたラフの制作を行います。(依頼側がこのラフの制作まで行う場合もあります。)
最終的に仕上がった段階で「構図がそもそもイメージと違う」「ポーズや顔の向きをやっぱり変えたい」と思ってもスケジュールに間に合わなくなる可能性があります。
この時点で関係者ふくめてチェックを行い、認識のズレがあれば可能な範囲で調整を行っておくことが重要です。
STEP
03
線画・着彩
ラフで構図やポーズのイメージが固まり次第、線を整えて着彩(着色)を行っていきます。
ここでの作業でが最終的な絵の見え方や仕上がりに繋がるので、当初設定していたイメージとの乖離が無いかどうかなど、注意して制作を行います。
また、デジタルで制作する場合にはデータの仕様やレイヤーなどが要件を満たしているかどうかも含めて考慮することが重要です。
STEP
04
最終仕上げ・クオリティチェック
次に、最終の仕上げの作業を行います。
仕上げ作業はイラストのタッチや内容によっても異なりますが、複雑なイラストやリアルなイラスト等では明るさや陰影が問題ないかどうかといった細かな点調整します。
また、Photoshopなどのデータで納品する場合には納品後に問題なく使用できるイラストデータになっているか、レイヤーなどの構成をここで最終チェックします。
さらに、アクアスターのようなイラスト制作会社ではこの時点で責任者がクオリティチェックを行い、クライアントに納品できる状態になっているかを最終確認します。
STEP
05
提出・修正・納品
仕上がったイラストを提出し、依頼側のチェックを経て最終的な納品となります。
提出されたイラストが当初の打ち合わせの内容や意図と異なった場合には、この時点で調整を行います。
イラストという性質上、仕上がって初めて見えてくるということもあり、スケジュールの設計の段階ではこの納品前の修正期間をしっかりととっておくことが重要です。
ただし、ラフの段階で確定した構図や当初の使用用途にあったデータの仕様と異なる要望が発生した場合には、その期間で収まらなくなる場合や追加の費用が発生する場合もあります。
そのため、事前のすり合わせと途中段階で関係者がしっかりと確認して目線を合わせることがやはり重要です。
イラスト制作依頼の
ヒアリング項目
依頼内容について
まず、制作に関する情報を打ち合わせます。
主に、使用用途と目的・使用される媒体・解像度・点数・サイズ・納期などの希望スケジュール・依頼されたお客様の商品やサービスなどを中心にヒアリングを行います。
上記の項目は必ず聞かれる項目です。
打ち合わせ前までには、明確にしておきましょう。
イラストの状況・設定について
次に、イラストの内容のヒアリングを行います。
この時、どのような人物が・どういう状況で・どういうことを行っているのかなどをはじめに、書き込みの多さ(背景・人物の多さ)など、イラストで表現する内容を細かく詰めていきます。
構図案などリファレンス支給がある場合は、ここでその内容のヒアリングを行います。
イラストのタッチについて
イラストの方向性・雰囲気・タッチのヒアリングを行います。
この時、○○風のタッチにしてほしいという希望だと認識のズレが生じてしまう可能性があります。
例えば、アメコミ風でお願いします!といったタッチの指定でも、下記のようにアメコミでも差があるため、理想のタッチの参考イラストを複数枚提示することをおすすめします。
イラスト制作で
こんなお悩みありませんか?
- イラスト制作を依頼したことが無いので予算感や制作方法がわからなくて不安…
- 大量にイラストが必要になったが、普段お願いしているフリーランスの人では対応が難しい
- タッチやイラストレーターを提案するところから相談できるパートナーが欲しい
- 安定した制作体制やクオリティを担保したいのでできれば実績のある法人に依頼したい
そのイラスト制作のお悩み、
アクアスターなら
一気に解決できます!
イラスト制作のご依頼は
イラスト制作実績の豊富な制作会社
アクアスターへ
豊富なタッチでアイディアを可視化
お客様のアイデアや考え方を高いクオリティで可視化し、伝わる広告を制作いたします。
カットイラスト1点から大量生産まで対応可能
突然イラストが必要になった場合や、大量のイラストを同じタッチで用意したい時などどんな場面でもお気軽にご相談ください。
実績に基づいた高いクオリティでスピード感のある対応力
30年以上培った実績に裏付けられた制作体制で、高いクオリティとスピードを実現いたします。
提案から制作、納品までワンストップ
タッチ合わせ・大型サイズなど幅広い内容に対応し、相談から納品まで同一の担当者がワンストップでしっかりサポート。
こんな時、イラスト制作が効果的!
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POINT.01
利用シーンをイメージさせて、
サービスの認知や利用を促進させたい商品やサービスの利用シーンをイメージしてもらう際には、イラストが効果的です。ターゲットの世代やシチュエーションを自由かつ具体的に設定できる強みを活かし、認知の拡大や利用の促進につなげることができます。
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POINT.02
新しい取り組みやプロジェクトを可視化して、
啓蒙活動を促進させたい複雑なプロジェクトや行政サービス・政策もイラストにすることで分かりやすく伝えられます。そのプロジェクトが生み出す未来やそのメリットを可視化することでイメージを伝え、啓蒙活動を推進します。
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POINT.03
ターゲットへの
訴求力を高めたいイラストはターゲットに最適なタッチを使い分けることで、メッセージの訴求力を高めることができます。特に若年層においては漫画やアニメ、ゲームを意識したテイストやSNSで人気の作風が広告に採用されています。
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POINT.04
事業内容や働く人の魅力を伝えて、
採用課題を解決したい業務内容を可視化にすることで、求職者は入社後の働き方をイメージすることができます。さらに従業員のエピソードを漫画やイラストで描くことで具体的なキャリアイメージを形成でき、応募意欲を高めることが期待されます。
イラスト制作の
制作フロー
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お問い合わせ
お問い合わせフォームからご連絡をいただけると1営業日以内に担当よりご連絡いたします。決まっている内容や希望スケジュール・ご予算をご記載いただくと、よりスムーズな進行が可能です。
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お打ち合わせ
頂いたご相談内容を基に詳細や目的、現状の課題感をお伺いし担当者から最適なイラストレーターやタッチなどのご提案をさせていただきます。
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タッチ提案/見積もり
お打ち合わせにてお伺いした内容で、具体的なお見積もりやスケジュールを提示いたします。その際、タッチサンプルをご用意することも可能ですので、お気軽にご依頼ください。
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受注
受注後、最終的なご依頼内容のすり合わせをさせていただきます。
問題ないようでしたら、弊社制作チームにて制作を開始いたします。 -
制作
お客様とコミュニケーションをとりながら、進捗状況などの報告は最後まで担当が行います。イメージと異なる、などのご意見はお気軽にお申し付けください。
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納品
修正が完了し、最終段階までご確認いただいた段階で納品です。
ストレージへのアップロードなど納品形式もご希望を承っております。
イラスト制作の
ご依頼はこちらから
イラストの価格は、様々な要素を加味した上で決まっていきます。
イラストの依頼先にはでご紹介した項目を念頭に置きながら相談するとスムーズに進行します。
株式会社アクスターは専門のスタッフがタッチの提案から制作・進行管理まで行います。