【2025年版】バレンタインデー最新事情!
2025/02/06

本年も2月に入り、バレンタインの季節が近づいてきました。
2月14日=バレンタインデーとして、チョコレートを渡す文化や関連したイベントなど
バレンタインの楽しみ方は時代によって多様化してきました。
では、バレンタインデーを楽しむ習慣はいつから始まった出来事なのでしょうか。
バレンタインデーに関連した施策を検討中という方や、バレンタインのトレンドを知りたいという方も含めて、ぜひご覧頂ければと思います。
目次
バレンタインデーの由来とは?
バレンタインデーの歴史は古代ローマにまでさかのぼり、諸説の1つとして、キリスト教の司祭である聖バレンタインに由来していると言われています。
当時、士気が下がることを懸念した皇帝クラウディウス2世により結婚を禁止された兵士たちでしたが、聖バレンタインが密かに結婚をさせており、制度に反していました。
そのため、皇帝は忠告したものの愛を優先した聖バレンタインは処罰させられてしまいました。
その日こそが、西暦270年頃の2月14日です。彼のこの勇気ある行動が愛の象徴とされ、現在のバレンタインデーが生まれました。
キリスト教圏では一般的に恋人や家族など大切な人に贈り物をする日とされています。
【参考サイト】
株式会社明治『バレンタインデーとは?起源と世界のバレンタイン事情をご紹介』
高島屋『日本のバレンタインデー文化を解説|恋人や家族にプレゼントを贈ろう』
日本チョコレート・ココア協会『バレンタインデーの起こり』
日本文化としてのバレンタインデー
日本でもバレンタインデーの日には、チョコレートを贈る文化がありますが、いつから始まったことなのでしょうか。
日本チョコレート・ココア協会によると、1950年代頃から徐々にバレンタインデーが日本の文化として広がっていったと言われています。
1960年(昭和35年)には、森永製菓でバレンタイン企画があり、チョコレート販売が促進されました。
現在は、女性が男性にチョコレートを贈るのはもちろん、その他日頃の感謝を表現する日としても定着しています。
下記のような「○○チョコ」と呼ぶ言い方も、若者を中心に広まりました。
- 本命チョコ…女性から恋人や好きな相手に想いを伝えるためのもの
- 義理チョコ…職場の人などに感謝の印として贈るもの
- 友チョコ…友達同士で贈りあって楽しむもの
- 逆チョコ‥男性から恋人や好きな相手に想いを伝えるためのもの
参照元:日本チョコレート・ココア協会『日本のバレンタインデー』
日本における近年のバレンタインデーの傾向
近年のバレンタインデーは、単なる恋人同士のイベントから、もっと広い意味で「感謝」を伝える日へと進化しています。先ほどの「義理チョコ」「本命チョコ」に加えて、友達同士で贈りあって楽しむ「友チョコ」など、贈る相手も様々です。
また、チョコレート以外のギフトを準備するなど、バレンタインの楽しみ方は多様化してきました。
では近年の消費傾向から、2025年のバレンタインのトレンドについて見ていければと思います。
チョコレートやギフトを購入する相手の変化
株式会社ハースト婦人画報社によると、「2025年のバレンタイン向けにチョコレートやギフトなどを購入する予定はありますか?」という質問に対し、9割以上の方が購入する予定と回答しました。
そのうち、「配偶者・パートナー・恋愛相手」が63.4%、次いで「自分用」と回答した方が61.7%にのぼりました。
恋人などにプレゼントするイメージの強いバレンタインチョコやギフトを自分用に購入する人が増加しているのは、近年のバレンタイン市場の傾向といえます。
様々な製菓ブランドがバレンタインには新商品や期間限定商品を発売するため、純粋にその商品を自分で楽しみたいと感じている人が多いようです。
この傾向はバレンタインギフトの購入予定金額からも見て取れます。
参照元:株式会社ハースト婦人画報社:「婦人画報のお取り寄せ調べ」
贈り先別バレンタインギフト購入予定額
同じく株式会社ハースト婦人画報社がまとめたアンケートによると、「贈り先別に、2025年は1人当たりいくらくらいのバレンタインギフトを購入しますか?」という質問に対して、「自分向け」の購入予定金額が3,590円と最も高い結果となりました。
一方で、「職場等の義理、取引先等」は1,797円で昨年から横這いとなっています。
実際に、「義理チョコ(職場や取引先向けバレンタインギフト)は減らしたい」と回答した人が65%であったことから見ても、自分用はご褒美として良いものを買いたいという高級志向が強まり、義理チョコに関してはなるべく節約したいという近年の消費傾向が見て取れます。
参照元:株式会社ハースト婦人画報社:「婦人画報のお取り寄せ調べ」
年代別チョコレート購入場所の違い
バレンタインチョコレートをどこで購入するかということについては、ライフスタイルや経済状況の違いから年代ごとの特色があります。
日本インフォメーション株式会社の行った調査によると、女子高生は「手作り」が46%、女子大生は「スーパー」が44%、20-50代は「デパート・百貨店」が平均44%でそれぞれ最も高い割合でした。
学生は、手作りやスーパーなどで販売している既製品のアレンジなどを好む傾向にあるため、企業が出す公式のレシピやSNS等を使ったアレンジレシピの発信に需要があると考えられます。20代以降はデパート・百貨店での購入が多いため、数ある商品から購入する商品を吟味するために、SNSや企業が出す広告を参考に情報収集を行うと予測できます。
そのため、効果の高いプロモーション施策を行うためには、それぞれのターゲット層に訴求する内容を考えることがポイントの1つです。
日本インフォメーション(株)調べ/バレンタインに関する調査 ~女性たちのホンネ 2024~
ご褒美チョコレート
最後にご紹介するのは「自分チョコ」=ご褒美チョコレートについてです。
上記でも述べたように、バレンタインデーの期間に「自分用」としてチョコレートやギフトを購入すると回答した方は61.7%と半数以上という結果です。
さらには、本命チョコレートよりも自分に贈るバレンタインギフトの予算が高くなっています。
そのため、近年では百貨店やデパ地下におけるバレンタインチョコの販売イベントでもご褒美チョコレートを意識したレアなチョコレートや新作チョコレートも注目度が高まっています。
銀座三越のチョコレートの祭典、“年に一度”パリ人気ショコラティエのショコラも日本へ – https://t.co/9qqbnLt3RU pic.twitter.com/dJv4zxQCsh
— Fashion Press (@fashionpressnet) January 15, 2025
まとめ
今回は、【2025年版】バレンタインの最新事情について紹介させて頂きました。
バレンタインデーとしてチョコレートを楽しむ文化は今後も多様化していき、様々なターゲット層に向けたプロモーションも展開されていくと考えられます。
アクアスターでは、イベント施策の企画提案から設営までも対応可能です。またターゲット層に合わせながらのプロモーション展開もSNSなどを通して対応することが可能ですのでイベント施策を検討中という方はぜひ、お問い合わせください。