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イラストピック

ゲーム業界の動向と今後の傾向は?地域・プラットフォーム別に紹介

2023/09/05

2023年の上半期のゲーム業界を振り返ると『ゼルダの伝説』や『ファイナルファンタジー』、『アーマード・コア』などの人気シリーズの最新作が立て続けに発売され、『スーパマリオブラザーズ』の映画が世界中で大ヒットする等話題が尽きない半年でした。

 今回のブログでは、このゲーム業界の動向を海外と国内に分けて振り返りながら、今後の注目すべき動向等を紹介したいと思います。*1

なお、アクアスターでは国内外、プラットフォーム問わず様々なメーカー様のタイトルにキャラクターイラストを始めとするゲームイラストをご提供させていただいております。社内に常駐する40名近い経験豊富なイラストレーターとアートディレクターが、デザイン提案から版権イラストまで幅広く対応します。ゲーム内のビジュアルでお困りの際にはお気軽にお声がけください。

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*1:2024年3月中国ゲーム市場について追記

海外ゲーム市場

巣ごもり需要の反動で縮小しつつも、ユーザーは増加で成長傾向

角川アスキー総合研究所の『グローバルゲームマーケットレポート2022*1によれば、2022年ゲームの世界市場規模は1844億ドルと2021年と比較して-4.3%減少しました。
要因としては、世界的なコロナ禍で起きた巣ごもり需要増加の反動と考えられています。また、先進国を中心とするインフレによる可処分所得の低下も影響しているという見方もあります。

一方でアクティブなゲームプレイヤー数は前年比で4.6%増しており、2023年以降も成長傾向にあると言えます。

世界市場の5割を占めるモバイルゲーム

プラットフォーム別に見た場合にはモバイルゲーム市場規模が922億ドルと全体の約50%を占めており、引き続き世界のゲーム市場を牽引していると言えます。

一方で、2021年から約6.4%の減少となっており、下げ幅としては大きく全体の市場全体の減少にも影響しました。今後もこのモバイルゲーム市場が活性化するかどうかが市場成長の非常に大きな要因と言えます。

世界市場で存在感を増す中国

引き続き、世界市場で存在感を増しているのが中国の存在です。

市場規模で言えば先程の『グローバルマーケットレポート2022』によると2022年は458億ドルと予想されており*2、世界最大の市場となっています。中国を中心としたアジア地域は世界市場全体の約半数を占めており、世界市場を見据えた時には無視できないマーケットと言えます。

また、市場としてだけでなく中国発のゲーム会社の存在感も高まっています。

特にモバイルゲームの分野ではその傾向が顕著です。Sensor Towerが発表した20237月の全世界モバイルゲーム売上ランキング*3では上位10タイトルのうち、4タイトルがTencentmiHoyoといった中国系のメーカーのタイトルです。

現在各社はモバイルゲームだけでなく、PCや家庭用ゲーム機等でも同一タイトルがプレイできる「クロスプラットフォーム開発」を進めており、miHoYoが開発した「原神」(現在は子会社のCognosphereが展開する「HoYoverse」名義)等が代表的です。

『荒野行動』などのタイトルで有名なNetEaseは8月24日に『Project Mugen()』と題された新作ゲームを発表しており、そのビジュアルとアクションシーンの描写のクオリティの高さで話題になっています。

国内ゲーム市場

コンシューマーの人気作が好調 モバイルゲームは横ばい

「ファミ通ゲーム白書2023」によると、2022年の国内ゲーム市場は前年比1.4%増と、世界市場の減少とは対称的な結果*4です。

プラットフォーム別に見ると、モバイルゲームの市場規模が2021年とほぼ横ばいとなる一方、Switchなどのコンシューマーゲームで『ポケットモンスター』や『スプラトゥーン』の最新作が大ヒットしたことが市場全体を底上げしました。

2023年は上半期に『ゼルダの伝説』や『ファイナルファンタジー』といった人気シリーズの最新作が発売されたことや、PS5が市場に安定供給されはじめたこともあり引き続き好調と言えます。

一方で世界市場と同じく国内市場の50%がモバイルゲームを中心とするオンラインプラットフォームが依然そのシェアを占めています。

Sensor Towerが発表した2023年上半期のモバイルゲーム収益Top10を見ると『モンスターストライク』や『Fate/Grand Order』等の5年以上運営されているタイトルが6つもランクインしており、人気タイトルの固定化と新しいヒット作を打ち出す難しさが読み取れます。

日本の人気版権の海外進出が加速 中国市場がポイントか

国内のゲームメーカーの海外への意識も高まっています。特に海外でも人気のゲームタイトルを抱えるメーカーはさらなる海外展開、特に中国市場を重要視する意見が多く見られます。

『餓狼伝説』や『キング・オブ・ファイターズ』といったタイトル、海外でも人気のタイトルを抱える株式会社SNS今年8月に受けたインタビューの中で世界市場への意欲を社長が表明し、中国市場の重要性を強調しています。

また、今年3月に人気ゲーム『ペルソナ5』の世界設定をベースとする新作スマホ向けゲームを中国メーカーが開発し海外での発売が先行されることも大きな話題になりました。

追記:2023年の中国ゲーム市場/国内は成長の一方で海外進出は苦戦?

2023年112月に中国音像・デジタル出版協会が「広州開発区管理委員会」「広州市黄埔区人民政府」と共同で「2023年度中国ゲーム産業年会」を開催しました。そこで発表した「2023年中国ゲーム産業報告」が話題を呼んでいます。

報告の中では国内市場の集計期間で最高の売上規模に達したことが報告されており、その勢いが伺えます。世界市場の傾向と同じくモバイルゲームのシェアが大きいことは勿論ですが、SwitchやPlayStation等のコンソールゲーム市場の成長が著しいことも特徴です。

一方で、海外市場では苦戦しているという意外な結果も報告されています。中国ゲームメーカーの進出先で最も多いのは北米アメリカですが、その次に大きいのが日本市場です。

そのため、今後も中国メーカーが日本市場において活発な動きを見せることも予測されています。

まとめ

いかがでしたでしょうか。今回はゲーム業界における市況感や展開の傾向についてご紹介しました。

国内外ともにゲーム業界は成長傾向にあり、市場としてもゲームの開発側としても中国の存在感が引き続き大きくなると予想されます。また、減少傾向が見られたものの引き続きモバイルゲームは大きなシェアを誇り、重要視される見込みです。

アクアスターでは、モバイルゲームが普及してきた2010年代からゲーム内で使用されるイラストレーションの制作を行ってきました。
様々なテイストのキャラクターから背景美術、ゲーム内で大量に必要になるアイテムまで、社内の30名を越すイラストレーターチームを中心にご提案しています。さらに人気版権が原作のゲームイラストでも、厳しい版元チェックにも応え、ファンの期待を裏切らないイラストでゲーム開発会社・版元様双方からご好評頂いております。

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また、ゲーム開発で必要なビジュアルの制作だけでなく、プロモーションに関してトータルで支援できることもアクアスターの特徴です。ゲームのPV制作からSNSを活用したキャンペーン施策の設計と運用もご提案します。

ゲーム開発の現場を知った上で、デジタル施策からリアルイベントまでファンに刺さるトータルプロモーションをご提案させていただきますのでお気軽にお問い合わせください。

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参考

*1: https://www.lab-kadokawa.com/release/detail.php?id=0204

*2:https://newzoo.com/resources/blog/the-games-market-will-decline-4-3-to-184-4-billion-in-2022 

*3:https://sensortower.com/ja/blog/top-grossing-mobile-games-worldwide-for-july-2023-JP

*4: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000074.000017610.html

Topics:ゲーム,ゲームイラスト,マーケティング

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