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イラストピック

【アクアスター技術ブログvol.18】イマドキのイラストの傾向とは?ー光の当たり方編ー

2023/03/29

こんにちは。社内イラストレーターの佐藤です。

最近(2023年3月現在)、広告やSNS等でキラキラして透明感のあるイラストを多く見かけることはありませんか?

こうしたイマドキのイラストの制作には、いくつかポイントを押さえる必要があり、個人的に憧れがあり、その傾向や分析を社内のイラストレーターチームでも行っています。今回のブログでは、あと数日で新年度を迎えるということで、今風のイラストにはどのような特徴があるのか、ピックアップしてご紹介していきたいと思います。

最近のイラストの傾向

それでは実際にアクアスターのイラストレーターによって描き下ろされた絵をもとに流行りの傾向を見ていきたいと思います。
今回、使用するのは、先日Twitterにて公開された桜をテーマにしたイラストです。

線の描き方


まず、線の描き方から注目していきたいと思います。
よく観察すると顔の輪郭や腕周り、髪の毛などに比較的強弱がついています。強弱は太さだけでなく色をなじませる事でもコントロールすることができます。見せたいところをしっかりと線で見せるテクニックの1つでもあるので要チェックです。
輪郭線や外側にある線は太く、シワを表現する線など重要度の低いものほど細くしています。輪郭線には橙~赤で肌の色と馴染ませることで、一気に肌の温かみや透明感を出すことができます。

目に関して


次に目について注目していきたいと思います!
人物の印象に大きく関わる目にも流行りの傾向が見て取れます。
例えばアイラインの白抜きや、黒目の境界をぼかすなど、様々な工夫がされています。
総じて透明感を高めつつ、宝石のようなキラキラ瞳孔などで情報量を増やすのが流行りと言えそうです。

目に関してはこちらのブログでも改めて詳しくご紹介しています。

光の当たり方

上からあたるライティングが非常に流行っています。次の項目では、この光の当たり方についてより深く解説していきます。

【光の使い方についてー今までの傾向と最近の傾向を比較―】

今まで流行ってきたイラストでは、主に逆光(被写体の後ろから光が当たっている状態)や強い斜光(サイド光とも呼び、斜めや横から光が当たっている状態)などダイナミックなライティングがいわゆる今風の絵として主流でした。
しかし、最近の傾向としては、全体的に角度が上から差し込むようなのライティングが特徴として挙げられます。

今回のイラストでも当てはまりますが、単なる斜光やサイド光とは違ってあくまで上からの光なので、画面が暗くなったり、意味深なシーンになったりすることがありません。逆光や斜光と違い特別なシーンでだけでなく、ごく自然に使うことが出来るため、非常に使いやすく、簡単に今っぽさのあるイラストに仕上げることが出来ます。
さらに、イラストのよくあるパターンでもある、鼻が照らされることでデフォルメ化され不足しがちな鼻の情報を一気に足すことが出来るのは非常に大きなポイントです。前髪の影が落ちる演出も増えてきており、非常におしゃれです。


なぜ流行っているのか、その経路などはまだ分からない点が多いのですが、上述の通り使いやすさや手軽さのほか、おしゃれさを演出できることなどがウケているのかもしれません。
実際の現実世界では鼻だけが照らされるとこはあまり起こらないので、透明感を求める最近のイラスト特有の表現ともいえます。

【鼻に関して】

本来人間の鼻にはたくさんの凹凸があり、情報量が多くなります。
しかし、イラスト的にはかなりデフォルメされがちな部分でもあり、点で描かれることも多いです。そんな鼻を上からの光で見せることで、点だとしても鼻は顔の中でも高く盛り上がっているパーツだと説明することが出来ます。

終わりに

いかがでしたでしょうか?
今回は、今年流行のイラストの特徴をまとめてみました!
ライティングを中心に今風の絵について説明しましたが、全体的に透明感とリアリティを追求されていることがわかるかと思います。
私の持論ではありますが、何十年も前から行ってきたデフォルメのイラストをリアルに戻しつつ、培ってきた萌えのテイストを残すために再構築している最中なのではないかなと思います。最初から人間をアニメやイラストに落とし込もうとしても、現在のようにキラキラして透明感があって、でもどこかリアルで温度を感じられるようなイラストにはなっていなかったのではないでしょうか。

当社では、このように今の流行やターゲットの年齢層に合わせたイラストを日々研究し、ご提案しております。現在タッチサンプルも無料でご覧いただけますので、是非併せてご覧ください。
タッチサンプル | 株式会社AQUASTAR (aqua-star.co.jp)

また、商品の訴求やイベントのキービジュアル制作にお悩みの方は是非1度ご相談ください。タッチのご相談や構図のご提案なども承っております。
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Topics:イラスト制作

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