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今話題!ゲーム制作を中心に話題の2Dアニメーションについて

2022/04/08

今話題!ゲーム制作を中心に話題の2Dアニメーションについて

前回のブログでは、ゲームイラストを制作する際に頻出する用語についてご紹介させていただきました。今回は、その中で出てきた、SpineやLive2Dなど、2Dアニメーションについてご紹介していきたいと思います。

アクアスターでは2D/3Dアニメーションはもちろん、ゲーム内で使用されるイラストやアニメ・マンガの版権イラストなどを幅広く手掛けております。それぞれについて下記のページで紹介しておりますので、こちらも併せてご覧ください。

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2Dアニメーションとは?

ゲーム業界における2Dアニメーションとは、作品やジャンルによっても異なる点はありますが、基本的にキャラクターの動きやエフェクトなどを指すことが一般的です。例としては、ゲーム内での会話シーンで表情の動きや戦闘シーンでの動き・エフェクトなどが挙げられます。

Dアニメーションと異なり、アニメや漫画が原作のゲームの場合にはイラストを素材として扱うため、作品のイメージや雰囲気を限りなくそのまま活かすことが可能です。また、2Dアニメーションがあることで、キャラクターに動きが生まれ、ゲームへの没入感や理解促進を促すことができます。

Dアニメーションはただ「動かす」だけでなく、キャラクターの個性に合わせキャラクターごとに顔の表情や体の動き方を細かく変えることが大切です。

2Dゲームアニメーションについて

ここでは、アクアスターでも制作可能で2Dゲームアニメーションによく使用されるSpine・Live2Dご紹介いたします。

Spine

Spineとは、Esoteric Softwareが販売しているアニメーションツールで、イラストにボーンと呼ばれる骨組みを入れることで動きを作ることができるソフトです。

Spineの利点は3つ挙げられます。

①小容量

私達が普段見ているアニメーションは静止画を連続して表示させて表現されています。この静止画は「フレーム」と呼ばれます。ゲームの2Dアニメーションでも、各フレームにイラストやエフェクトの素材が必要でしたが、Spineアニメーションの場合は小容量なボーンデータ(イラストを動かすために設置する骨組みのデータ)のみを保存してそのボーンデータを動かすことでアニメーションとして表現します。そのため、フレームごとにイラストや素材を新しく作る必要はなく、容量も軽くなります。

②アタッチメント機能の充実

先程のボーン(骨組み)に装着するイラストやエフェクトは簡単に交換することが可能です。そのため、ボーンを外見が違うキャラクターに再利用でき、時間を節約できます。

つまりデザインが異なるキャラクターであってもゼロからアニメーションを付ける必要はなく、「ボーンそのものとボーンがどう動くか」という設定をコピーすれば手間は大きく削減できます。

③ミキシング

Spineはアニメーションを滑らかに別のアニメーションに変更する「ミキシング(mixing)」が可能です。1つのアニメーションから他のアニメーションにスムーズにクロスフェード*1しているように見せることが特徴の一つと言えます。

1:別々のシーンを繋ぐ方法の一種:先のシーンを少しずつ暗転させて消していき、同時の次のシーンを少しずつ浮かび上がらせながら重ねて流す繋ぎ方

spineによるアニメーション事例

Spine用語

・メッシュ
メッシュとは画像にポリゴン(メッシュを構成するために作成される三角形のポイントのこと)を作成し、ポリゴンの頂点を動かすことで画像を変形させることが出来る機能です。
これによって膝などの関節を綺麗に繋げたり、髪や布を揺らしたり、3Dのような立体感のある動きをつけることが可能になります。
・モーション
モーションとは簡単に説明すると動きの1パターンです。バトルシーンでの剣で攻撃する動きやキャラクターが会話中に驚いた際の動きなどの動きの総称がモーションとなります。

SDキャラクターのモーションにSpineは多用されています。

Live2D

Live 2Dは、株式会社Live 2Dが開発・販売している2Dイラスト制作ツールです。
絵そのものを繊細に、立体的に動かせることができる日本製のアニメーションツールになります。
Live2Dの利点としては、Spineよりも滑らかな動きを付けやすいのが特徴で3Dモデルを使用したような豊かな表現が可能な点が挙げられます。そのため、最近はゲームだけでなく、VTuberの制作にも使用されています。
Live2Dがよく使用される場面としては、表情差分のアニメを数パターン欲しい場合・髪のなびきやまばたきなど、微細な表現をしたい場合・パペットアニメーションなどが挙げられます。

Live2D用語

・ポリゴン
パーツごとにポリゴンと呼ばれる点のようなマーカーが付属され、この点や面を動かすことでアニメーション設定ができます。ポリゴンはデータを取り込んだ時に自動的に付けられ、自分で手直しすることも可能です。
・曲面(ワープ)デフォーマ
SpineにはないLive2Dのメイン機能の1つになります。複数のパーツを一括で自由に変形させることができます。

その他のツール

その他、アクアスターでは使用していませんが、OPTPiX SpriteStudioというツールもあります。
OPTPiX SpriteStudio は株式会社ウェブテクノロジが開発・販売する2Dアニメーション制作ソフトウェアで、パーツ自体に親子関係を設定することで構造を作り、直接動かしてアニメーションを制作するツールになります。
OPTPiX SpriteStudioは、独自に搭載された、メッシュ・ボーン機能を用いて髪の毛やしなり等のアニメーションはもちろん、2Dイラストを立体的に作ることが出来ます。Spineほどの細かい変形は付けられないものの、歩かせるなどの標準的動作の制作が簡単で、エフェクトに関する機能が豊富である点が特長です。またエフェクトエディタ機能により、炎や煙、光など、さまざまなパーティクルエフェクトを作成する事が可能になっています。使用感は直感的に操作できるカーブエディタがあるため、緩急をつけたキャラクターの動きを容易に作成する事が出来ます。

SpineLive2Dの違い

SpineLive2Dには様々な違いがありますが、大きくはその動かす対象や動かし方で区別されることが一般的です。

Spineは主に絵に設定した骨組みいわゆる「ボーン」を動かすことに対して、Live2Dはイラストの面に満遍なくマーカーを設定して動かすことが特徴です。「骨組み」を動かすか「面」で動かすかという違いと言えます。

SpineLive2Dのどちらを使うべきか?

結論としてはどちらのツールでも使い方次第で同じようなアニメーションを作ることは可能です。しかし実際には先程お伝えしたような違いやそれぞれの利点を活かして使い分けがなされています。

Spineはボーンで設定した細かく分けられたパーツを、様々なキャラやパターンに適用することができます。そのため、スマートフォンゲームでよく見られるSDキャラのアニメーションなどに頻繁に採用されています。RPGゲームの戦闘シーンにおけるアニメーションや、アイドルゲームのキャラクターの動きなどが主な使用対象です。手や足、頭や胴体といったパーツにボーンを入れておくと表面上の衣装や武器が変わっても同様の動きをします。

変わってLive2Dではいわゆる頭身の高いキャラクターの立ち絵や1枚絵などで使用されることが多く見受けられます。キャラクター同士が会話するシーンなどで、セリフや感情に併せて顔や動きを微妙に変化させる点にLive2Dは長けているからです。特に人がカメラの前で表情や動きと連動してイラストもアニメーションする「トラッキング」と呼ばれる技術とLive2Dを連動させることでVtuberの開発でも利用されています。

終わりに

いかがでしたでしょうか?今回は、2Dゲームアニメーションについてご紹介しました。近年、ソーシャルゲームが増加したり、VTuberが話題になっていることから、2Dゲームアニメーションや3DCGの引き合いが増えています。
現在、アクアスターでは、2Dアニメーションや3DCGの制作も行っております。
新規ゲーム内のアニメーションをお任せしたい・企業キャラクターを動かしたいを作成したいといったご相談がありましたら是非1度ご相談ください。

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Topics:2Dアニメーション,ゲームイラスト

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