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イラストピック

イラスト制作費の相場は?金額はどんな要素で決まるのかも一挙紹介!

2022/06/30

前回のブログでは、イラスト制作の流れをご紹介いたしました。

普段からイラストを扱っているという方でも、意外とイラスト制作の詳細を把握していなかったという方も多かったのではないでしょうか?

今回のブログでは、制作フローと同じく重要なイラスト制作費の相場についてご紹介していきます!イラストを制作する際、どういった場合で金額が変動するのかまとめておりますので、費用感の参考にしていただければと思います。

イラスト種類別の相場(アクアスターの場合)

イラスト制作の相場は、イラストの種類、表現するタッチや使用用途、依頼先によって異なります。まず始めにイラストの種類別に、アクアスターで制作した場合の相場を例に紹介いたします。(なお、本ブログでご紹介する金額はすべて税別となっております)

カットイラスト

まず、カットイラストの事例を紹介します。

ここでいうカットイラストとは雑誌やWebサイト、パンフレットなどの広告物の中で使用される所謂「挿絵」全般のことです。一つの媒体の中で同じトーンでいくつも必要となることも多く、複数枚をまとめて制作するタイプのイラストになります。人物やアイテムなどを単体で描くことが多く、例として下記のようなシンプルなイラストであれば1枚当たり1万円からが相場です。(サイズや密度等の条件にもより前後いたします)

カットイラスト1

1枚絵

次にカットイラストとは対象的に、背景も含めた「一枚絵」の場合です。以下のイラストはサンプルとして制作しているものですが、アニメのワンシーンを切り取ったようなこのイラストであれば、フルHDサイズ(1920×1080ピクセル)15万円からが相場となります。例えば、同じサイズ・タッチで制作した場合でも描写する人物の数が増えたり背景に複雑な建物があったりする場合などには金額も変動します。

一枚絵1

キービジュアル

最後にアニメやゲームといったエンタメコンテンツの「キービジュアル」の事例です。

このビジュアルはゲームのキャラクターや世界観を伝えるビジュアルとして、Webサイトやポスター等でも使用されます。例として弊社コンテンツの『Neo-N』のキービジュアルを取り上げます。

  • キャラクターのデザイン、設定が決まっている。
  • ロゴのデザインは既に決定しており、データが支給される
  • キービジュアルのレイアウト・構図が大まかに指定される
  • サイズはA4サイズ

以上のような内容で制作する場合には35万円~が相場となります。 

例えば、キャラクターデザインから依頼する場合やキービジュアルの構図案から依頼する場合、OOH等での大きなサイズを想定する場合には別途予算の検討が必要です。

キービジュアル

イラスト制作の費用を左右する要素

イラストのタッチ

まず、イラストのタッチにより金額が前後します。

モノクロとカラーの違いはもちろん、アメコミ・少女漫画風・水彩画風などイラストには様々なタッチがあり、描き込みが複雑になったり特殊なタッチにしたりするほど難易度・制作工数と比例して金額が上がります。

下記は、アクアスター社内で過去に制作したカレンダーに使用したイラストです。その年の干支である「猪年」をテーマに社内の複数のイラストレーターが様々なタッチで制作しました。同じテーマでもタッチを変えるだけでイラスト11枚の個性が出ているのが分かります。

タッチ

イラストの情報量(密度・書き込み量等)

もう一点、費用について大きく差が出る要素はイラストの「情報量」です。

背景や人物、その他のオブジェクトなどの描写するものが増えれば増えるほど、作業量は増加するため金額はもちろん変動します。

また、下記のイラストのように、描き込みや塗り方の違いによっても金額は上下します。

情報量1

冒頭でも紹介したカットイラストの場合でも、イラスト内の情報量が増加すればするほど、金額は上がっていきます。下記のイラストは、すべてカットイラストとして制作したものですが、工数・書き込み量も異なるため、金額も変動します。

情報量2

イラストの情報量とは厳密には異なりますが、データとして納品する際の画像解像度(dpi)によって費用も変動する場合があります。求められる画像解像度が高くなればなるほどイラストの細部に至るまでの見え方を考慮した描き方が求められるからです。

例えば、ビルボードや駅貼りなどのOOH広告(屋外広告)にも使用するキービジュアル作成とイベントなどで掲示するB2サイズのポスター1種にしか使用しないキービジュアルであればそれぞれ求められる画像解像度は変わります。大きなサイズの場合には、拡大して見られることも想定して細かく描く必要があり、費用感も前後します。制作するイラストの使用用途が多ければ多いほどサイズに適した制作が必要になるため、自分の依頼したいイラストはどのように展開するのかを予めまとめておくと制作費のすり合わせはスムーズです。

イラストの使用用途・媒体

イラスト」と一言で言っても、CMの絵コンテやカンプイラストのように社内外へのプレゼンテーション用途で使うこともあれば、OOH広告(屋外広告)や新聞広告のような大勢の人へ向けた広告用など、使用用途は多岐にわたります。

使用用途や媒体によって、求められるクオリティや描き込み量・制作するサイズも異なるため、制作工数が変動することに比例して金額も上下します

イラストの納品方法・データ形式

イラスト制作費の相場は納品方法やデータ形式で金額に差が出る場合もあります。

例えば、デジタルでイラスト制作を行いそのデータを納品する場合とアナログで水彩絵の具や色鉛筆を使用して、実際のイラスト原画を納品するという場合では、制作方法も異なり制作日数にも大きく影響するため、同じイラストレーターに依頼したとしても金額が変わってきます。

デジタルでイラスト制作を行う場合でも、イラスト内の要素を細かく分けて納品する「レイヤー別」での納品を行うかどうかも制作費が変動する1つの要因になります。例として下記のイラストを例で見てみましょう。

左にある駅の中のイラストを依頼した場合を例にします。この見え方とは別に、人が居ない状態のイラストも必要な場合には、ホーム上に立っている人をPhotoshopなどでレイヤーを分けて制作します。その場合、本来の左のイラストでは見えない電車やホーム部分も右のイラストのように描いておく作業が発生するため、制作工数に比例して金額が上がります。

納品方法

このイラストのように人がいるバージョンといないバージョン両方で使用したい場合や人物を入れ替えたパターンを制作したい場合は、このような依頼を受けることが多くあります。その場合には見えない部分も想定して制作する必要があるため、注意が必要です。

イラストの使用期間

イラストを依頼する時の確認事項としてこれまで紹介したようなタッチやサイズはもちろんですが、イラストの使用期間も重要です。イラストの依頼先の求める契約内容によっては、使用される期間によって変動することもあります。短期的に使用したいイラストなのか、それとも半永久的に使用したいイラストなのかでイラストに関する重要度やかかる工数を加味する必要もあるからです。

ある程度、長期間に渡ってイラストを使用したいといった場合は、予めその意向を依頼先に伝えた上で契約内容を吟味することをおすすめしています。

その他(著作権の譲渡、ライセンスに関わる費用など)

その他にも契約の内容によっても費用が左右されるポイントがあります。

先程はイラストの使用期間や使用用途についてご紹介しました。依頼時に設定した使用期間と目的であれば範囲内で問題なく使用できますが、好評のため、さらに期間を延長したい・新しい媒体で使用したいという場合には、費用が二次使用料や三次使用料としてプラスで発生する場合があります。

できる限り期間を限定せず使いたい、媒体も可能な限り無制限でイラストを使用したいという場合には「著作権の譲渡」の内容を含めた契約と費用が必要です。

また、新しく描くイラストではなく、イラストレーターが既に発案してあるキャラクターや他媒体でも使用されているキャラクターを、改めてポーズなどを描き起こした上で使用する場合には制作費とは別に別途ライセンスに関わる費用が発生する場合があります。

イラスト制作の依頼先によって相場も変わる

これまではイラスト制作の相場や費用に関して、その内容や条件に関して中心にお伝えしました。さらに、イラスト制作は誰に依頼するかによっても費用の考え方が変わります。

今回はその中でも3点ほど取り上げてその特徴をご紹介します。

SNSでフォロワー数が多いイラストレーター(インフルエンサー)への依頼

プロモーションやマーケティング施策の一環として、イラストがSNSで投稿されることも多くなってきました。特にTwitterInstagramといったSNSでフォロワー数の多いイラストレーターは、そのインフルエンサーとしての影響力も注目されています。インフルエンサーであるイラストレーターの起用についてはこちらのブログでもご紹介していますので是非ご覧ください。

漫画家やキャラクターデザイナーの方への依頼

また、人気漫画家や有名なキャラクターデザイナーの方にイラスト制作を依頼する…という事例も近年では増えてきています。ターゲット層と近いファン層を持つ作品や知名度の高い作品またその作者の方とコラボすることで、商品やサービスの認知を効果的に広げることが目的です。

仮に人気作品の漫画家の方とタイアップしたイラストをお願いしたい!となった場合には、その作品の出版社等の許諾が必要となります。イラストに限らずこういった人気作品とのタイアップに関しては、こちらのブログでもご紹介していますので合わせてご覧ください。

予算を検討する際のポイントとして、連載中や映画化・アニメ化が進行中の作品などはタイアップの引き合いも多く、余裕を持った予算設定が必要です。また、既に競合他社製品などでタイアップが決まっている場合には、タイアップが出来ない可能性もあるため事前の調査や版元へのヒアリングが必要になります。

イラスト制作会社への依頼

そして最後になりますが、弊社のようなイラスト制作会社へ依頼する方法が考えられます。

グラフィックデザインを行う会社や映像を制作する会社のように、イラストにも制作会社が存在しています。社員としてイラストレーターが在籍しているケースが多く、一つの案件を分業で制作することもあります。複数のイラストレーターの方が在籍していることで、一つのタッチだけではなく様々なタッチに対応も可能です。カットイラストなどで大量の点数が必要な場合にもまとめて対応できます。

イラストの依頼先を選ぶポイント

イラスト制作の依頼先によって、制作費の相場も変わることをご紹介しました。それぞれの特徴を理解した上で、依頼したいイラストや条件に沿って最適な依頼先を選ぶ必要があります。費用ももちろんですが、表現したいことやメッセージを伝えられるイラストが制作できるかどうかが最も重要です。

おわりに

いかがでしたでしょうか?

今回のブログではイラストを依頼する際の相場についてご紹介しました。イラストの価格は、様々な要素を加味した上で決まっていきます。今回ご紹介した項目を元に依頼したいイラストの価格は設定されます。そのためイラストの依頼先にはでご紹介した項目を念頭に置きながら相談するとスムーズに進行します。

弊社アクスターは今回取り上げた依頼先としては「イラスト制作会社」に該当します。社内にイラストレーターが社員として30名近く在籍しており、専門のスタッフがタッチの提案から制作・進行管理まで行います。インフルエンサーの方や人気作品の版元との実績も多く、最適なクリエイターの方のご提案だけでなくフォロワーの分析やタイアップに関する要件の整理なども一貫して対応致します。

  • 「イラストの依頼する際の相場がすぐに判断できないのでまず大まかに確認したい!」
  • 「複数のイラストレーターの方にお声がけしたいが繋がりがない、探す時間がない」

といった形でご相談を頂くことも多くございます。

初めてイラストを制作することになった、今回の案件では特にイラストを重視したい為相談できるパートナーが欲しいという場合には、是非アクアスターに一度お気軽にご相談ください。

アクアスターのイラスト制作に関してはこちらから

■アクアスターで出来る事

プレゼン用のグラフィックカンプや映像の絵コンテ
プレゼン資料の制作(PowerPoint, Illustrator)
広告・ポスターに使用される1枚絵
人気作品とのタイアップ用イラスト(広告、グッズ類等)
SNSインフルエンサーを起用した企画立案
動画制作・デジタルコンテンツ制作

■こんなご相談も承ります

イメージしているイラストのタッチで表現して欲しい
やりたいことはあるが、どういうタッチが最適か考えてほしい
イラストの費用感がわからないのでタッチ別に提案してほしい 

ご依頼・ご相談は下記のページからお気軽にお寄せください。

ご依頼・お問い合わせはこちらから

この記事に関する質問

イラストの情報量で金額は変わりますか?
費用について大きく差が出るのは、このイラストの情報量です。背景や人、オブジェクトなどの描写するものが増えれば増えるほど、作業量は増加し、金額はもちろん変動します。
権利の買取りは可能ですか?
可能です。幅広い場所での公開や今後も使用する予定がある場合は、権利の買取りをおすすめしています。

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