閉じるボタン
無料資料ダウンロード

イラストピック

【業界別】タイアッププロモーションの事例と特徴を解説

2023/10/05

前回のブログではタイアッププロモーションについてご紹介しました。一言で「タイアッププロモーション」と言っても、その手法や特徴は業界が抱える課題や問題意識によって異なります。そこで今回のブログでは今後特に注目される「教育関連」「業界団体」「自治体」のタイアッププロモーションについてご紹介します。

それぞれの業界や企業・団体にて広報・プロモーションを担当されている方や、クライアントとしてご提案を検討している方は是非参考にしていただければと思います。

 (なお、今回ご紹介しているタイアップ事例は明記が無い限りアクアスターが携わったものではございません。ご了承ください。)

タイアッププロモーション事例その1:教育関連業界の取り組み

1つ目に取り上げる業界は教育関連の業界です。教育業界が主に対象とする子どもの数は、日本国内を見ると少子化傾向を受けて減少の一途を辿っています。

一方で、参議院の調査室が平成30年の時点でまとめた報告*1では子どもの減少と反比例して子供一人あたりの年間教育費は上がっているという統計(下図)も示されています。

*1:参議院『経済のプリズム』第170号(平成30年7月)より

要因の一つとして高収入の共働き世代の増加に伴い、子どもを持つ一世帯あたりの増えた収入が子供の早期教育に分配されていることが挙げられます。より高度な教育機関への入学を目指して私立の中学校受験や小学校受験、学習塾への費用も増加しています。

子ども一人あたり教育費は増える一方で子どもの数自体が減っていることは、迎え入れる教育業界の中での競争が激しくなることが予想されます。この競合他社との競争力を高めるための手段の一つが、外部とのタイアッププロモーションです。

明治×河合塾:体調面と学力面の両方で受験生を応援

2021年から2022年の受験シーズン中、学校法人大手の河合塾は「受験生応援企画」として、食品大手の株式会社明治とタイアッププロモーションを行いました。元々明治は「受験飯」というテーマで受験生の体調管理に役立つ食事の情報を発信しており、そこに河合塾がタイアップして学習面の向上も含めた応援企画となっています。

特徴として受験生そのものへの訴求は勿論、食事を用意する保護者に対しても訴求する内容になっていることが挙げられます。受験生と受験生を支える家族も応援するという姿勢を河合塾として伝えることで、強いメッセージになっています。

タイアッププロモーション事例2:業界団体の取り組み

同じ業界の企業が集まるいわゆる業界団体でも現在様々なタイアッププロモーションを行っています。主には各業界への理解を深めてもらったり、関連する知識や技術へのリテラシーを高めてもらったりといった、業界全体の底上げを目的としていることが特徴です。

業界によっては専門性が高い内容も多いため、取り組みや知識を分かりやすく伝えるきっかけとしてエンタメ要素を含めたタイアップも多く見られます。

日本建設業連合会:『ウルトラセブン』に見る高度成長期の建造物

日本を代表する建設業者で構成される「日本建設業連合会」は、昭和の人気特撮番組『ウルトラセブン』とタイアップして、劇中に登場した道路や建物といった建造物を取り上げながら建設の視点で解説する動画を20231月からYou Tubeの公式チャンネルで公開しています。

『ウルトラセブン』は多くの建造物が建設されていた高度成長期の1967年に放送開始されました。ちょうど放送55周年記念事業を展開していた『ウルトラセブン』とタイアップすることで、インフラ整備・構造物の魅力や理解を当時を知る人は勿論、ウルトラマンシリーズのファンにも効果的に深められる内容となっています。

タイアッププロモーション事例3:自治体の取り組み

自治体、特に地方の自治体では積極的にタイアッププロモーションが行われています。少子高齢化や大都市圏への一極集中により、現役世代・子育て世帯の減少対策や、観光資源を活かした地域経済活性化は地方自治体が共通で抱えている課題です。

近年ではアニメや漫画とタイアップすることで作品のファンを惹きつけるタイアップ施策もニュースなどで大きく注目されています。

サマータイムレンダ×和歌山県・和歌山市

2022年に放送され国内外で人気を博したTVアニメ『サマータイムレンダ』は、和歌山県和歌山市に実在する「友ヶ島」をモデルにした「日都々島」を舞台に描かれています。アニメの放送開始前から観光協会を中心に、地元の鉄道会社も巻き込んだ大規模なタイアッププロモーションが展開されました。

これまでは「実はあのアニメの舞台は地元だった」ということを地域の住民が後から知ることも多い現状でしたが、近年では公開前からアニメ作品と地域の両方を盛り上げる意味でタイアッププロモーションが行われることも少なくありません。

アクアスター実績:高知県×『竜とそばかすの姫』スペシャルタイアップ サイト制作

アクアスターでは今回ご紹介したようなタイアッププロモーションに様々な形で関わっています。2021年公開の細田守監督作品「竜とそばかすの姫」の舞台となった高知県の地域活性化タイアップ企画では、スペシャルタイアップサイトのデザインとコーディングを担当させていただきました。詳しくはこちらからご覧ください。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は業界別にタイアッププロモーションを解説しました。それぞれの業界が抱える課題を反映した、特徴のある施策が今後も増えてくることが予想されます。共通しているポイントはタイアップ先の認知度や規模だけでなく、親和性や相乗効果が見込めるかどうかが重要です。そして、タイアップ自体を目的とせず、その先のプロモーション施策やクリエイティブによる訴求も重要です。

アクアスターでは特にアニメや漫画といったコンテンツとのタイアッププロモーションを得意としております。タイアップ先の選定から版権元との連携だけでなく、これまでのビジュアル制作の強みを活かしたクリエイティブ制作まで一気通貫した対応が可能です。

  • 「あの人気コンテンツとタイアップしてみたい」
  • 「若年層にささるタイアップ先を提案してほしい」等

新しい切り口としてタイアッププロモーションをご検討の方はお気軽にご相談ください。

アクアスターのタイアッププロモーションはこちら

また、タイアッププロモーションをさらに効果的にするAR等のデジタルコンテンツの開発や映像・アニメーション制作も行っております。お取引先としては民間企業だけではなく、各地方自治体や大手業界団体など多岐に渡ります。タイアップ含めてプロモーションで新たな切り口や見せ方が欲しい…とお悩みの方はお気軽にお問い合わせください。

ご質問・お問い合わせはこちらからお気軽にどうぞ!

Topics:Webマーケティング,タイアップ,マーケティング,広告,版権

セミナー情報

アクアスターの広告・クリエイティブ
に関するオンラインセミナー

セミナー情報

セミナー情報一覧へ

機能性をさらに向上させるための
サービス資料を無料ダウンロード

資料ダウンロード

今すぐ資料ダウンロード

おすすめの記事

CONTACT

お電話の方はこちら

(営業時間:平日9:30〜18:30)

03-5550-8511