注目企業のWEBマーケティング事例!
2022/12/09
前回のブログでは、Webマーケティングの基本的な用語についてご紹介いたしました。 現在多くの企業がWebマーケティングに力を入れており成功事例が日々生まれています。 今回のブログでは、そんなWebマーケティングの成功事例についてピックアップいたします。 アクアスターの実績ではなく、世の中的に『これはマネしたい!』と思うようなWebマーケティング事例をご紹介していますので、企業の広報担当者様を中心に、Webマーケティングに興味がある方はぜひご覧ください!
目次
Webマーケティングとは
まず、Webマーケティングの定義を簡単にご説明させていただきます。
Webマーケティングとは「Webを利用した売れる仕組みづくり」のことを指します。
検索結果の上位にサイトを表示させる「SEO」や、ターゲットが検索するワードに応じた「リスティング広告」等が代表的な施策です。また、TwitterやYouTubeと言ったSNSを活用した「SNSマーケティング」をWebマーケティング施策の一環として重視する企業も最近では増えています。
Webマーケティングに関しては別ブログにて詳しく解説していますので併せてご覧ください。
WEBマーケティングとSNSマーケティングの違いを徹底解説!
Webマーケティング事例
それでは、気になる『ぜひマネしたいWebマーケティングの事例』をご紹介していきたいと思います。今回は、数ある他社事例の中から3つピックアップしてご紹介させていただきます。
株式会社メルカリ:オウンドメディア「mercan」
初めにご紹介させていただくのは、株式会社メルカリが運営する『mercan(メルカン)』です。
『mercan』は、メルカリグループのメンバーが情報を発信するオウンドメディアで、主にグループ内でおきた出来事や活躍している社員を取り上げて記事にしています。
『mercan』のターゲットは、主に「メルカリで働くことを検討している人」です。
株式会社リクルートの調査*1によると、2022年上半期の採用において、81%の企業で必要な人数を採用できていないと報告されています。この調査データから分かる通り、現在、企業にとって人材獲得は重要な課題の1つです。
そんな中、メルカリでは、「mercan」を通して現場社員の意見や考え方など『生の声』を積極的に発信することで応募者とのミスマッチを減らすことに成功しました。
結果として、2015年頃は60名程度だった社員は現在1200人を超える規模に増加するなど、メルカリグループの採用活動に良い影響をもたらしています。
株式会社アシックス「アシックス広告宣伝部」
スポーツ用品メーカーの株式会社アシックスでは、SNS動画を活用したWEBマーケティングで注目を浴びています。その試みが「アシックス広告宣伝部」です。
「アシックス広告宣伝部」は、シューズを選ぶ際の指標である「ウイズ」(足の周りのサイズ)を中高生に知ってもらい、適切なシューズの購買を促すキャンペーンとして展開されました。
このキャンペーンの特徴は、SNSで募った中高生と一緒に動画制作を行っている点です。
制作した動画は店頭だけでなく、中高生も多く利用するTikTokやYouTubeでも公開されています。
動画の中では、「アシックス広告宣伝部」に参加している中高生が出演し、「ウイズ」を測り、自分のサイズに合ったシューズを履いた感想を伝えています。ターゲット層と同世代である「アシックス広告宣伝部」が出演することで、ターゲットの自分ごと化を促進させ、興味関心を引きやすくなります。
動画を見て「ウイズ」に興味を持った中高生は「広告宣伝部」の特設サイトに訪問することで、「ウイズ」の詳しい情報や測定方法を知ることができます。更には特設サイト内から公式のオンラインストアへ移動することができ、そこでは計測した「ウイズ」を参考に自分に合ったシューズの購入が可能です。
この「アシックス広告宣伝部」の取り組みはコンテンツ制作からSNSの活用方法も含め、徹底的にターゲット目線を大事にしたWebマーケティングの事例と言えます。
株式会社ローソン「Twitterの活用」
3大コンビニチェーンであるローソンが運用するTwitter公式アカウントのフォロワー数は、2022年12月6日時点で、約736万人を超え、日本国内の企業アカウントの中でも上位に該当しています。
Twitterを活用したマーケティングにおいて、ツイートを届けられるフォロワー数は非常に重要です。ではなぜ、ローソンのフォロワー数はこれほど多くなっているのでしょうか。
その理由は投稿内容の工夫にあります。
- フォローまたはリツイートによるキャンペーンを積極的に行っている
- 新商品や週末限定商品の投稿頻度が高い
- ヒットコンテンツとのタイアップに強みを持っている
\キャンペーン開催記念/@akiko_lawson をフォローし「 #ローソンスパイファミリー 」とコメントを付けてこの投稿を引用ツイート♪抽選で1名様にオリジナルQUOカード1万円分が当たります(^^)#ローソン #SPY_FAMILY https://t.co/XTdIULMS7n pic.twitter.com/NG4GyXfG9P
— ローソン (@akiko_lawson) April 11, 2022
ローソンのTwitterアカウントでは、フォローとリツイートによるキャンペーンを積極的に実施し、ユーザーにアクションを起こさせる投稿が多く行われています。更に、新商品やヒットコンテンツを絡ませたタイアップキャンペーンも定期的に行うことで、さらなる新規フォロワー獲得とキャンペーンの拡散に成功しています。
つまり、ローソンのフォロワー数が多い要因としては、フォロリツキャンペーンだけではなく、定期的な情報発信やタイアップなどユーザーを飽きさせない投稿を行う事で、ユーザーの離脱を防ぎつつフォロワーを増やすことができていると言えます。
おわりに
いかがでしたでしょうか?
今回は注目企業のWEBマーケティングの事例についてご紹介いたしました。
現在、様々の企業でオウンドメディア、SNS動画やTwitterを活用しながらWebマーケティングに取り組まれています。今回ご紹介した事例はWebマーケティングの一部に過ぎません。
Webマーケティングにおいて重要な事は、それぞれの課題やターゲットに応じたWebマーケティング手法を選ぶことです。
アクアスターでは、WEBマーケティングの課題が必要となるクリエイティブの観点から提案しております。コンテンツ制作はもちろんですが、広告媒体の選定から他社と差別化の手法まで、企画から運用まで幅広く対応が可能です。
また、アクアスターはTwitterアカウントの運用・SNS用の動画作成を数多く手掛けています。「課題は明確だがどこから手を付けてよいか解らない」といった企業からの相談もあります。相談内容は多岐に渡りますが、いずれもしっかりしたヒアリングから始まり、お客様の課題を解決する提案を行っております。是非お気軽にお問い合わせください!
*1:株式会社リクルート「2022年度上半期中途採用動向調査」