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今さら聞けない!?『VR』の基礎知識

2022/11/09

皆さんは「VR」を体験したことはありますか?ニュース等で最新技術として取り上げられることも増えたVRですが、「まだ体験したことが無い」という方も多いと思います。また、最新技術として「AR」や「メタバース」という言葉も聞かれるようになり、「VR」とは具体的にはどういった技術を示すのか、非常に分かりづらくなっています。 今回は「VR」の定義や基礎知識を関連用語と併せて解説します。今さら聞けない・・・という方も安心してご覧ください。

「VR」の定義

まず「VR」とは英語のVirtual Reality(仮想現実)の頭文字を取ったものです。2021年7月に経済産業省がまとめた報告書の中ではVRを「CGで作られた世界や360度動画などの実写映像を『あたかもその場所に居るかのような没入感』で味わうことができる技術」*1と定義しています。現実と感じる空間を別に作り上げ、感じるという意味で仮想現実(Virtual Reality)となるのです。
現在ではゴーグル型のデバイスを使用した体験が主流です。しかし、VRに関するデバイスは年々進化し、ルームランナーのような機械の上で実際に自分の足を動かして移動するなど、さらに現実に近い体験ができるVR技術も開発されています。

「AR」「メタバース」との関係

「AR」とは

VRと同じく取り上げられることが多い技術が「AR」です。
「AR」とは英語のAugmented Reality(拡張現実)の略語です。前述の経済産業省の報告書では「現実世界に、コンピュータで作った 文字や映像等などのデジタル情報を重ね合わせて表示することができる技術」と定義されています。このARを利用した有名なコンテンツが世界中で遊ばれている『ポケモンGO』です。『ポケモン GO』はユーザーの位置情報を元に、実際に外を歩きながらキャラクターを集めるゲームです。プレイ中にはスマートフォン越しで見る現実の映像の中にキャラクターが現れ、捕まえることができます。
まさにAR技術が分かりやすく活用された一例と言えます。

ARはVRのように別の仮想空間を作り上げるのではなく、目の前の視覚情報をデバイス越しに「拡張」して体験する技術です。従って、現在ではスマートフォンのカメラやアプリを使用して体験することが主流となっています。

「メタバース」とは

次に「メタバース」について解説します
メタバースは2021年頃からVR技術と併せて取り上げられてきた言葉です。英語の「Meta」(超越する)と「Universe」(宇宙/世界)を繋げた造語で、現実を超越した世界、ここではVRでも体験できる仮想空間と定義できます。

VRは「仮想空間を現実のように感じることができる技術」であり、メタバースは「仮想空間」そのものを意味します。特に「メタバース」は、現実のようにユーザー同士で互いに交流し、情報やコンテンツをやり取りできる仮想空間を指します。

メタバースの事例として話題になったのが『フォートナイト(Fortnite)』です。エピックゲームズが開発したこのフォートナイトは最大100人のプレイヤーが3D空間の中で最後の一人として生き残るまで戦い合うバトルロイヤル型のシューティングゲームです。
エピックゲームズは、フォートナイトを通じてユーザー同士がコンテンツを作って自由に交流する等ゲームの枠を超えた楽しみ方を提供しています。中でも話題になったのが2021年8月に行われた世界的歌手のアリアナ・グランデさんのバーチャルライブです。

参加したユーザーはアーティストと同じ空間にいる感覚でライブを体験でき、更にはミニゲーム等のコンテンツを通して現実世界では味わえない交流を楽しみました。日本のアーティストでも米津玄師さんや星野源さんがライブを行っており、さらに注目が高まっています。

アクアスターでもバーチャル空間を利用した「オンライン展示」のソリューションを提供しています。採用活動において社員側と就活生がバーチャル空間上に集まる会社説明会を行った事例もございますので、興味のある方は是非こちらもご覧ください。

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「VR」のメリットとデメリット

ではVRを使うメリットとは何でしょうか?
最大のメリットは時間や場所を選ばずに様々な疑似体験が可能なことです。
エンターテイメントの分野をはじめに学校や職場での利用も出来ます。
教育の分野では、3D化された生物の観察、天体・気象などの自然現象の疑似体験での活用が考えられます。さらに、医療教育の現場では、3D空間内でよりリアルな実習が行えるため1人1人の技術力の向上が見込めます。
また、ビジネスの現場でも顧客に対して自社の商品やサービスを遠隔で疑似体験してもらうなどプロモーションの分野で注目がさらに高まっています。

一方、デメリットは何が考えられるでしょうか。
VRは比較的新しい技術ということもあり、まだまだ改善すべき点があることは事実です。

まず非常に没入感が高い一方で、車酔いのような「VR酔い」により気分が悪くなってしまう可能性もあり、人によっては長時間の利用が難しいパターンもあります。現在はその対策としてVR酔いを軽減するデバイスの開発や、コンテンツ作りの段階で酔いにくい映像の設定を行うなどの対策が始まっています。
また、必要なデバイスがPCやスマホのように普及しているとは言えず、学校やイベントで利用するためにはデバイスを人数分準備する必要があります。VRが注目され始めた当初は、デバイスの価格も高額なため、導入のハードルは高いものでした。現在では様々なメーカーが参入することにより低価格化が進行し、さらなるデバイスの普及が期待されています。

VR技術の今後

今回ご紹介したVRの技術は様々な可能性を秘めています。

ゲームやテーマパーク等のエンターテイメントの業界では既にVRを利用してのコンテンツも増えており、更に発展を続けることが想定されます。冒頭でもお伝えした仮想空間を実際に走っている感覚になるようなデバイスの進化が加速しています。今後は、さらに没入感や迫力を感じられるコンテンツに成長すると思われます。

また、メタバースをVR技術で体験することがさらに一般化すれば、仕事のコミュニケーションを仮想空間上で行う「バーチャルオフィス」等、ビジネスの現場でも活用が進んでいくものと考えられます。また、人々の交流が増加することにより自らの分身であるアバターを着飾るグッズやアイテムへの価値が高まり、新たなビジネスも生まれるでしょう。

まとめ

今回はVRの定義に始まり、関連する技術との関係やメリットやデメリットを解説させていただきました。

VRはますます可能性が広がる技術である一方、その開発やコンテンツの企画には、高い技術力とノウハウが求められます。アクアスターではVRを初めとしてARやメタバース関連のデジタルコンテンツの企画開発をおこなった数多くの実績があります。

様々な課題解決を行うための「体験価値」を生むコンテンツとして、企画から開発まで一貫したご提案が可能です。下記ページにアクアスターのデジタルコンテンツに関する取り組みをまとめております。是非御覧ください。

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「VRに興味はあるがどこから手をつければいいか相談したい」といったお悩みから、スケジュール・予算感の相談も下記のページからお気軽にご相談ください。

*1: 【報告書】 令和2年度コンテンツ海外展開促進事業 (仮想空間の今後の可能性と諸課題に関する 調査分析事業)

Topics:バーチャル展示会

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