商業施設の集客・周遊促進 カギは「AR」と「スタンプラリー」?
2024/05/31
2024年4月に東京の原宿神宮前交差点に商業施設『東急プラザ原宿「ハラカド」』がオープンしました。海外からも多くの観光客が訪れる原宿の新たなランドマークとして注目されています。
この「ハラカド」以外にも3月にはお台場に完全没入型体験が楽しめる「イマーシブ東京」、晴海の東京オリンピック選手村跡地に「ららテラスHRUMI FLAG」がオープンするなど、今年2024年は都心を中心に様々な大型商業施設がオープンします。
これらの商業施設の競争は今後さらに激しさを増すことが予想され、集客に加えて施設内を周遊・リピート訪問してもらえるか?という点が重要になってきます。そこで今回のブログでは主にデジタルコンテンツやSNSを活用した集客と回遊促進のポイントについてご紹介します。
目次
集客:ソーシャルメディアキャンペーン
商業施設に限らず、現役世代を中心とした幅広い世代の集客にSNSは欠かせません。例えば、来場者が特定のハッシュタグを使って写真や感想を投稿すると、抽選でプレゼントが当たるキャンペーンなどが一般的です。
来場者の投稿が拡散・共有されることで施設やイベントを知らなかった人にもリーチすることができます。
メリット
- 広範なリーチが可能で、費用対効果が高くなるケースが多い。
- 短期間で認知度を向上させ、来場者数を増加させることができる。
デメリット・注意点
- 投稿内容の管理が難しく、ネガティブな反応も拡散される可能性がある。
- 投稿のモニタリング体制を整え、迅速な対応を行う。
- キャンペーンのルールを明確にし、不正を防止する。
事例:『アニメージュとジブリ展AR特別企画 in 松屋銀座』ARコンテンツ制作
アクアスターでは2023年1月に百貨店の松屋銀座で開催された『アニメージュとジブリ展AR特別企画 in 松屋銀座』のARコンテンツ制作ならびにプロモーション施策を担当致しました。
ジブリの世界観で体験できるARコンテンツを、「松屋銀座の中で楽しめるもの」「どこでも体験できるもの」の2種類展開することで、広くイベント自体の認知拡大と集客に寄与しました。
周遊促進:デジタルスタンプラリー
商業施設に限らず、スマートフォンアプリを使ったデジタルスタンプラリーを活用することで周遊させる施策が注目されています。
主には参加者が施設内の各店舗やスポットを巡るとスタンプが集まるシステムが一般的です。全てのスタンプを集めると景品がもらえるなどのインセンティブを参加者に提供することで、自然と参加者が周遊することになります。
メリット
- 誰でもスマホひとつで手軽に参加でき、自発的に来場者の回遊を促進する。
- データ収集が可能で、今後のマーケティングに活用できる。
デメリット/注意点
- システム開発や運用のノウハウやコストがかかる
- スマートフォンを持っていない顧客が参加できない。
- 使用方法などを分かりやすくし、ストレスなく参加できるようにする。
バッドばつ丸30周年記念施策「デジタルスタンプラリー」
株式会社サンリオ様の人気キャラクター「バッドばつ丸」デビュー30周年施策としてデジタルスタンプラリーの企画・開発を担当させて頂きました。キャンペーン期間中に特設のポップアップストアが解説されるミヤシタパークや原宿・渋谷の指定された店舗のQRコードを読み取りスタンプを一定数集めると、オリジナルアイテムを手に入れられる…というシステムになっています。そのため、ファンが自然と各店舗に足を運ぶ形になっています。
また、アクアスターでは本施策の中でTwitterと連動して遊ぶことができるガチャゲームやミヤシタパークで流れる動画制作も担当しています。
まとめ
今回は、今年オープンが相次ぐ大型商業施設を中心としてその集客や来場者の周遊促進についてご紹介しました。SNSやスマートフォンを活用することで、参加者が気軽に参加できることはもちろんですが、主催者側が効率的に準備・運用できるというメリットも無視できません。
アクアスターでは特にこの集客・周遊施策としてSNSと連動したARコンテンツや、位置情報を活用したARスタンプラリーを得意としています。今回ご紹介した以外にも様々な商業施設や特定のエリアで体験できるコンテンツの実績がございますので、お気軽にお問い合わせください!