SNS動画広告、媒体別の特徴まとめ
2024/09/13
今月のブログでは主に動画広告や動画広告を活用したプロモーションを中心に取り上げてきました。現在、オンライン上の動画プラットフォーム、特にSNSを活用した動画広告が数多く展開されています。
今回のブログではこのSNS動画広告の最新情報についてまとめましたので、ぜひご覧いただければと思います。
(2024年8月時点で確認できる情報を記載しています。各プラットフォームの最新情報は公式の資料をご参照ください)
SNS動画広告とは?
今回ご紹介する「SNS動画広告」は、SNS上で動画を配信する形式の広告全般を指す言葉です。広告主はターゲット層に合わせてSNSを選択し、最適な動画広告を制作する必要があります。
SNS動画広告では
- 「インストリーム広告」(動画コンテンツの前後または再生中に表示される)
- 「インフィード広告」(投稿と投稿の間に挟まれる動画広告)
- 「インバナー広告」(バナーとして特定の位置に表示・再生される)
以上のように表示される場所や形式によって分類されており、訴求するターゲットや目的によって広告の種類を取捨選択します。
サイバーエージェントが2024年2月に公開した調査内容*1によるとSNS動画広告は、2023年時点でも22年と比較して、インストリーム広告は昨対比で113%,インバナー広告は118%と大きくその市場規模を拡大しています。
*1:サイバーエージェント、2023年国内動画広告の市場調査を実施
SNS動画広告の特徴
現在、SNS動画広告の各媒体が公開している資料などをもとに、簡易的にその特徴をまとめてみました。
目安となる動画広告の長さに着目すると、短い時間にすることでできる限りユーザーに不快感を与えない、ノイズと認識されないようにする意識も働いていると考えられます。また、SNSは基本的にスマートフォンやタブレットなど利用者が多いため、縦型動画に最適化するなど動画広告もユーザーの視聴環境を意識しながら制作することも必須です。
YouTube
YouTubeでは、国内ユーザー数が2023年時点で7,000万人以上とされており、世代や性別を問わず多くの人が動画コンテンツを楽しんでいるプラットフォームです。動画広告としては視聴の前後、途中に流れる「インストリーム広告」が最も馴染み深いのではないでしょうか。この動画広告がスキップされないように、いかに短い数秒でインパクトが強い広告を発信できるかが鍵になっています。
Instagramでは2020年8月から「リール」機能が導入されたことをきっかけに、主に短尺の動画の視聴が広がっていきました。特に10~30代の女性からも強い支持を受けているInstagramでは、美容や洋服、料理に関する動画広告等も多く見受けられ、女性に支持されているジャンルの広告が多い模様です。
X(旧Twitter)
Xの国内ユーザー層は10~20代を中心に老若男女と幅広く、日本国内でも広く親しまれているSNSの一つです。プロモビデオ広告・インストリーム広告で、各ユーザーの特性に合わせた動画広告が配信されています。
TikTok
TikTokは2016年に中国で開発・リリースされ、日本では2017年に公開されました。年々日本国内におけるユーザー数が増加しており、特に10代を中心とした若い世代の利用率の上昇が顕著です。NTTドコモモバイル社会研究所によると*2、2020年では10代のTikTok利用率は2割だったところ、2024年では6割が利用しているという結果が出ています。、トレンドに敏感な世代に合わせて、スイーツ店ではTikTokの動画広告で新商品の発表を若いユーザーに訴求した事例も見受けられます。
*2:10代のSNS:LINE9割、Instagram8割、TikTok6割、Threads2割:4年でTikTok利用率が増加(NTTドコモモバイル社会研究所)
Facebookでは、2008年5月から日本語サービスで展開されてから約16年の歴史があり、シニア世代を含めた20~50代の世代に親しまれています。一般的に短尺動画の方が、エンゲージメントが高まるとされていますが、場合によっては最長10分までの動画広告を流せるのもFacebookの特徴です。
まとめ
今回のブログではSNS動画広告について紹介しました。多様なSNS動画広告では、訴求したいターゲット層や目的を明確にして、媒体や動画の内容を決めていくのが必要です。私達アクアスターでは、実写やアニメーションと言った幅広い表現方法でSNS向けの動画広告制作も行っています。
「SNS動画広告としてアニメーションを実際に作ってみたい」
「どういう企画が効果的か知りたい」
「見積もりが知りたい」など
少しでも不明な点がございましたらお気軽にご相談いただければと思います。
アクアスターではSNS動画に限らず、動画を活用した広告・プロモーションに関して最も重要な点は視聴者の「共感」を得ることと考えています。今月9月19日から、動画プロモーションで共感を得るための重要なポイントについて解説するウェビナーを開催いたします。最新事例をもとに、映像ディレクターも登壇してより具体的な内容となっていますので、ぜひご覧ください。