Z世代への認知拡大のポイント リアル体験/社会的問題/個人の発信/タイパ・コト消費
2025/05/30

プロモーションを行う際に、ターゲット層として「Z世代」を意識したアプローチ施策を考えたことがある方も多いのではないでしょうか。
Z世代に明確な定義はありませんが、一般的には1990年代後半から2010年代の前半に生まれた世代といわれています。
この世代は日常生活でSNSや動画配信サービスなどのコンテンツを頻繁にふれているだけでなく、タイムパフォーマンス(以降、タイパ)やコト消費を意識している世代でもあります。
今回のブログではこの「Z世代」への認知拡大のポイントに着目して、取るべきアプローチの方向性についてご紹介できればと思います。
すでにZ世代向けの認知拡大について施策を検討している方はもちろん、若い世代へのプロモーションについて検討している方もぜひご覧ください。
目次
Z世代に訴求するポイント
Z世代は、スマートフォンを中心に情報収集を活用するケースが見受けられており、このZ世代の特徴を上手く活用したアプローチ方法が必要不可欠です。
リアル体験の重視
Z世代は、比較的生まれた時からデジタルに触れ合う機会が多く、いわゆるデジタルネイティブと呼ばれる世代です。インターネットやデバイスを通した体験が当たり前になったことで、むしろリアルな体験に価値を感じる傾向にあります。
SNSを通じて流行りのスポットや期間限定イベントの情報収集をいち早く行い、そこで体験したことをさらにSNSで発信している点も特徴です。
社会問題への関心
Z世代は、幼少期から環境問題をはじめとしてサステナビリティ・SDGs・ダイバーシティと様々な社会的な問題に自然と触れてきた世代です。そのため、社会問題に関わるテーマを意識したアプローチも、共感を得るためには必要であると考えられます。
個人の発信・共感
前回のブログ【人気クリエイターとのタイアップを成功させるポイント】でもご紹介したクリエイターをはじめ、インフルエンサーが発信する情報を積極的に取り入れる傾向があります。
消費者目線で商品やサービスのリアルな感動や体験談が発信されるため、「使ってみたい」「購入してみたい」といった共感が生まれ、Z世代の消費行動につながる点がポイントです。
タイパ・コト消費
タイパとは、タイムパフォーマンスの略称であり、かけた『時間』に対してどれだけ満足度や効果があるかを表現する言葉です。
タイパ重視を好むZ世代には、短時間で効率よく情報を取り入れられるコンテンツや広告が好まれています。例えば移動中にYouTubeのショート動画やInstagramのストーリーでの動画広告が閲覧される場合も考え、短い時間にいかにインパクトある情報を届けられるかがポイントです。
さらにはモノ消費から習い事や学びの体験などに時間を費やす「コト消費」の需要が高まっており、タイパとコト消費を組み合わせた施策を実施することもZ世代に向けたアプローチに効果的です。
Z世代のアプローチに効果的な事例紹介
※下記事例はアクアスターの実績ではございません。予めご了承ください。
セゾンカード:成人の日に合わせた投稿
セゾンカードではTikTokで今年の成人式の日に「フォロワーさんに聞いた!大人になったと感じた瞬間」の投稿がありました。
お金にまつわるエピソードが載っており、共感できる内容が含まれています。「成人式」「成人あるある」のハッシュタグで検索できるように投稿内容を調整し、注目度が高まる日に投稿がされているのも特徴です。
@creditsaison 今日は成人の日。 新成人のみなさん、おめでとうございます🎉 大人になったと感じた瞬間をフォロワーさんに聞いてみました。みなさんは、いくつ当てはまりましたか?😊✨ わかる!と共感できた方は、いいねを押してもらえると嬉しいです☺️👍 #成人の日 #クレディセゾン #セゾンカード #成人式 #成人あるある ♬ 오리지널 사운드 – 𝘀𝗰
リクルート:“倍速”社員インタビュー
株式会社リクルートでは採用活動の一環として社員へのインタビュー動画をあえて「倍速」で届けるという施策を2024年に行っています。
倍速にしても語りきれないほどの思いや情熱を語る社員がいることを伝えると同時に、タイパを重視して倍速で動画を見る傾向のある、Z世代を中心とした若者への訴求力も高める動画です。
アクアスター事例:JALカード【フレフレ!推し活】認知拡大マンガ
『JALカード』の認知拡大を目的とした「推し活×JALカード フレフレ!推し活」の漫画と
イラスト制作を担当いたしました。
主にクレジットカードを使用する割合が少ない若年層に向けた施策となっており、「推し活」と結びつけることでより身近に感じてもらうことをコンセプトにしています。
漫画にはターゲットと同じ年代でスポーツや音楽が好きなキャラクターを登場させ、JALカードとそのメリットを訴求する内容です。漫画を活用して分かりやすく、共感が得られやすい施策も認知拡大へのポイントであるといえます。
まとめ
今回のブログでは「Z世代への認知拡大のポイント」に着目して、そのアプローチの方向性についてご紹介させていただきました。Z世代に向けた施策を行う場合は、ポイントを押さえながらZ世代の心が動くアプローチができるとより効果的であるといえます。
アクアスターではZ世代に向けた認知拡大の施策はもちろん、映像制作やイベント集客時のWEBコンテンツなど企画提案から制作実施まで対応可能です。認知拡大について詳しく聞いてみたいという方やZ世代に向けた効果的な施策を知りたいという方はぜひお問い合わせください。
ウェビナーアーカイブ配信案内(6/5・6/6・6/9)
来週より、ウェビナーのアーカイブ配信が3日間行われます。
5月に開催したウェビナーは、【認知拡大には「ビジュアル戦略」が重要「知ってもらう」「興味を持ってもらう」ための見せ方とは?】と題して、認知拡大における重要なポイントをお伝えしました。
スマートフォンやSNSが普及し、人々が多くの情報を受け取るようになった一方で「なかなか認知度が上がらない…」といったお悩みを抱えている方もいるのではないでしょうか。
ウェビナーでは「ビジュアル戦略」について最新事例をもとにノウハウや必要な体制面を含めて分かりやすく解説します。
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