今さら聞けない? 「インディーゲーム」とは? ~定義・市場の盛り上がり・話題の作品まで紹介!~
2025/08/01
インディーゲームの祭典として日本最大級といわれる「BitSummit(ビットサミット)」が今年も7月に京都で開催されました。BitSummitは2013年に同業者向けの小規模イベントとして初めて開催されて以来、毎年京都で行われている祭典です(2020年除く)。インディーゲームの魅力を国内だけでなく、海外にも発信していくことを目的として実施され、多くの方から注目を集めています。
今回のブログでは、インディーゲームの基本的な情報から市場としての盛り上がり、さらには話題の作品まで紹介します。
インディーゲームについて、情報収集したい方はぜひご覧ください。
目次
インディーゲームとは?
インディーゲームは、一般的に大手企業からの資金や支援がない状態で個人や少人数のグループで開発されたゲームといわれています。
インディペンデント(独立・自立した)・ゲームの略称でもあるインディーゲームは開発者の自由な発想や想いが込められているのがポイントの一つです。
拡大し続けるインディーゲーム市場
2020年に講談社がインディーゲーム支援プロジェクト「講談社ゲームクリエイターズラボ」を開始し、さらに集英社でも完全子会社として2022年に「集英社ゲームズ」を設立するなど、企業によるクリエイター開発支援の動きが広がっています。
さらに経済産業省が主催として2024年7月からゲーム開発者を含めたクリエイターを支援する「創風」プロジェクトを本格的にスタートさせており、官民一体となってインディーゲーム関連の人材育成と支援に積極的であることが分かります。
こうした状況の中、インディーゲーム市場での課題のひとつである海外展開の強化に向けて、経済産業省ではモバイルゲームやPCゲームにおける新たなゲームを開発するスタートアップ企業やインディーゲームクリエイターに対して、情報提供の場を設けられるよう環境整備を検討し、大手企業や関係機関と連携しながら海外展開を目指すアクションを進めています。
インディーゲーム業界の拡大に伴い、斬新なアイデアをより多くの人へ届けられるよう市場規模を広げながら、開発者たちが日々成長できるような環境作りが構築されつつあるのが現在の特徴です。
参照:経済産業省_業界の状況及びアクションプラン(案)について【ゲーム】2024年12月19日発行
インディーゲームから家庭用ゲーム機での展開!
インディーゲームは家庭用ゲーム機などのメジャーなプラットフォームでの展開につながることもあります。
たとえば、2025年内に発売が予定されている「RATATAN」は2023年に実施されたKickstarterキャンペーンで1億円を超えるクラウドファンディングに成功しました。
そして、ストレッチゴールとして設定していたPCなどの家庭用ゲーム機での展開も決定しています。
さらに今年の「BitSummit the 13th」で大賞を受賞したことで、今後ますます注目度が高まることが予測されます。
【2025年】インディーゲームの注目作品
※紹介している作品はアクアスターの実績ではございません。予めご了承ください。
「BitSummit the 13th」で大賞受賞!「RATATAN(ラタタン)」
前述のとおり、「BitSummit the 13th」で大賞を受賞した「RATATAN」はリズムゲームとしてアトラクション感があるバトルを楽しめます。最大4人で協力プレイができ、ゲームを通じて100体以上のキャラクターと出会えることも魅力の一つです。
人気ゲーム「パタポン」シリーズを手がけたクリエイターが開発したことでもファンからの期待度が高く、注目を集めています。
このたび『ラタタン』が、BitSummit 2025にて朱色賞<大賞>を受賞いたしましたことをご報告いたします!
日頃から多大なるご支援、フィードバック、そして愛情をお寄せいただいている素晴らしいコミュニティの皆さまに、心より感謝申し上げます。
本当にありがとうございます!We are proud to… pic.twitter.com/vBDRpw117B
— RATATAN (ラタタン) (@ratatan_game) July 19, 2025
「BitSummit the 13th」KIDS SELECTION AWARD受賞!『ロープくんアドベンチャー』
「BitSummit the 13th」のイベント会場に来場した子供たちの投票によって選ばれる「KIDS SELECTION AWARD」を受賞したのはKei26氏が開発した『ロープくんアドベンチャー』です。
Kei26氏は経済産業省が主催するゲームクリエイターを支援するプロジェクト「創風」の第1期採択クリエイターでもあります。
このゲームは主人公である「ロープくん」がロープをあやつることだけを得意としており、その力でさまざまな仕掛けを突破していくゲームです。
パズルアクションゲームとして、子供たちを中心に多くの世代の心を掴んでいます。
2025年7月28日には、大阪・関西万博「TEAM EXPO パビリオン」でも展示され、活動の場を広げています。
【BitSummit the 13th】
🏆🌟ビットキッズアワード Winner🌟🏆『ロープくんアドベンチャー』 – Kei26@kei26game
おめでとうございます!https://t.co/aasakCgGvK#BitSummit13th #BitSummit pic.twitter.com/j9iJVqxb0V— BitSummit ✨ビットサミット (@BitSummitJP) July 20, 2025
まとめ
今回のブログでは、インディーゲームの定義や話題の作品を中心に紹介させていただきました。
海外展開に向けて市場の強化をすべくクリエイター支援のプロジェクトも広がっており、今後もインディーゲームの市場が拡大していくことが見込まれます。
アクアスターではゲーム作品におけるイラストやゲームグラフィックの制作はもちろん、IP作品とのタイアップ施策も対応しております。
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