「体験型」は新しいプロモーションの鍵! インタラクティブ動画の活用方法を紹介
2023/05/25
プロモーションの現場では、動画の存在はさらに重要度を増しています。
以前はTVのみで見られていた動画はネットを通じてPCやスマートフォン、街中のデジタルサイネージ等でどこでも触れられるものになりました。
そして、近年注目されているのは動画の視聴者が参加できる「インタラクティブ動画」です。これまで一方的だった動画に、視聴者がアクションを起こせるようになったことで、コミュニケーションの形が大きく変わったと言えます。
今回のブログでは、この「インタラクティブ動画」の特徴や活用方法を事例と共に紹介します。動画のプロモーション活用方法を検討している方は是非ご覧ください。
目次
インタラクティブ動画とは
インタラクティブ動画とは、一般的に視聴者がクリック等で何らかのアクションを起こすことができる動画を意味します。特定の商品映像をクリックすると実際の購入画面に飛ぶことができる、選択肢を選ぶことで動画の内容が変化する等様々な事が可能です。
特にPCやスマートフォンといったデバイスの普及により、動画に対しての操作が可能になったことでさらに進歩が進んだと言えます。注目が高まっている現在ではYou Tube等の大型プラットフォームでもユーザーが簡易的なインタラクティブ動画を作ることができるようになりました。
インタラクティブ動画の事例
次にインタラクティブ動画の活用方法を事例と共にご紹介します。
なお、今回取り上げる事例は株式会社アクアスターの実績ではございません。ご了承下さい。
新規顧客との接点:グループ PSA ジャパン販売株式会社『PEUGEOT 目黒』『DS STORE 東京』
こちらは「PEUGEOT 目黒」「DS STORE 東京」で導入されたインタラクティブ動画です。
動画内に「カタログ請求」「来店予約」等のボタンを設置して、視聴者が気になった情報を動画からシームレスに手に入れることができます。公開された2020年は外出自粛等に伴い、リアルなショールームでの新規顧客との接点が限られていました。オンライン上で実際にショールームの中に居るような体験をした上で、自然な形で顧客との接点が持つことができることでアフターコロナにおいても一つの顧客獲得のあり方として注目されます。
採用活動への活用:明治安田生命保険相互会社
明治安田生命保険相互会社では2021年卒向け採用サイト内にインタラクティブ動画を採用しました。この動画では、人事部の社員が実際に学生(視聴者)を会社案内する視点で進行します。さらに、動画の途中で知りたい情報や訪問してみたいオフィスを問いかけられ、動画内のボタンをクリックすることで学生が気になる情報を能動的に得ることができます。
実際に会社を訪問した人の目線で会社の雰囲気を知ることができる点や自分が気になる情報を何度も見返すことができることがメリットです。こちらの施策もコロナ禍においてリアルな会社訪問に制限がある中で生まれた施策ですが、いつでも人事担当者が会社を案内してくれるこのインタラクティブ動画は、今後の採用活動においても注目される施策だと考えられます。
今後のインタラクティブ動画について
これまで2020年代インタラクティブ動画の事例についてご紹介しました。
2つの事例に共通していたのは、リアルな場での接点が持ちづらい中でも、オンラインで動画にインタラクティブ性を持たせることで効果を高めたことだと言えます。それでは今後のインタラクティブ動画はどのような展開を見せるのでしょうか?
chatGPT等のAI連携
インタラクティブ動画の次の展開の一つにChatGPTを始めとする生成系AIとの連携が広がっていくことが期待されます。
「バーチャルヒューマン」や「デジタルヒューマン」と呼ばれるリアルな人間のアバターに対して、テキスト入力や音声入力を使って呼びかけると自然な形で返答を返すことができる技術も開発されています。
これにより、予め撮影していた動画や文字情報を選ぶだけでなく、動画を通してリアルタイムで情報提供することが期待できます。
デジタルサイネージとの連携
同じく期待されているのは街中でも見かける事が増えてきたデジタルサイネージとの連携です。
デジタルサイネージに人間のアバターを表示し、実際に来客対応を行う実証実験がNTTコミュニケーションズ様にて行われています。
既にサイネージではタッチパネルや映像認識を活用したインタラクティブ動画が注目されていますが、そこにリアルな人間のアバターが対応することでより直感的で分かりやすいコンテンツになることが期待されます。
また、こちらのコンテンツでもAIが活用されていることも特徴です。アバターの動きや表情、声に至るまで実際の社員のデータをAIで分析・反映しています。
まとめ
今回のブログではインタラクティブ動画についてご紹介しました。
元々動画は映像や音声が組み合わされることで視覚と聴覚を刺激する印象強いメディアです。そこに、見ている側が参加できることでより効果的なプロモーションが可能です。さらにブログの後半でもお伝えしたように、ChatGPTなどのAI技術で今後より進化が期待できます。今後はこのインタラクティブ動画を通してどのような「体験」を届けられるかが、プロモーションにおいて重要と言えるのではないでしょうか。
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また、今後インタラクティブ動画と連携が期待されるデジタルサイネージを始めとするインタラクティブコンテンツの企画・開発も行っております。ARやVRも組み合わせたコンテンツの企画開発が可能です。
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