化粧品・美容業界で求められる広告クリエイティブ
2024/07/26
現在、多くの化粧品はドラックストア・百貨店やデパートでのコスメフロア、インターネットショッピング等多くの販売チャネルから購入でき、コロナ禍を経て化粧品・美容業界の勢いは以前よりも増しています。さらに男性向け化粧品市場も2017年から2022年までの5年間でおよそ1.5倍の376億円市場に拡大したとする調査報告*1もあり、より幅広い層に市場が広がっています。
今回のブログではこの化粧品・美容業界の現状を踏まえてどんな広告クリエイティブが展開され、求められているのか…という点についてご紹介いたします。美容業界において商品のPRや広告・キャンペーンを今後ご検討の方はぜひ参考にして頂ければと思います。
*1:https://www.intage.co.jp/news_events/news/2023/20230914.htm
目次
美容業界の現状:コロナ禍からの回復傾向
現在化粧品・美容業界では、スキンケア・ネイル・コスメ等あらゆるジャンルにおいてインフルエンサーとのタイアップ企画によるPRや企業の公式SNSを利用した宣伝、WEB広告等、自社商品を選んでもらえるように様々な施策を展開しています。
コロナ禍においては店舗販売の制限や美容部員が直接顧客の肌に化粧品を試すタッチアップ、カウンセリングに対して制限が設けられる時期がありました。さらにマスク生活により顔の一部が隠れることからコスメ部門では口紅やチーク、ベースメイクの売り上げが落ちていました。しかし2023年5月8日からコロナが「5類感染症」に移行し社会的に「脱マスク」になったことから、コスメ商品の売り上げも伸び初めています。
求められる多彩なターゲット層に向けたプロモーション
現在の化粧品・美容業界では日本に限らず世界的にもプチプラコスメから高級化粧品まで、多くの世代・性別に向けた化粧品を販売しています。化粧品はトレンドの移り変わりも早いため、企業は各ターゲット層によってマーケティングを柔軟に見直す必要があります。
各企業は数多くある商品の中から、自社商品が選択されるようにターゲットに向けて「自分にマッチする商品である」と認識してもらう必要があります。そのため、親しみやすく、分かりやすい商品訴求を行うことが重要です。
商品の性質上、モデルや俳優を起用した写真や実写映像を使った広告も引き続き主流ですが、昨今ではイラストや漫画を使ったプロモーションも増加しています。
事例:「IPSA」美肌と酸素のヒミツを学ぶWEBコンテンツ『ME PLAY LAB』
*こちらの事例はアクアスターの実績ではございません。ご了承ください。
「IPSA」は資生堂グループが展開する化粧品ブランドの一つです。現在、IPSAブランドの化粧液「ME」のプロモーションとして漫画や動画を通じて美肌や重要な「酸素」について楽しく学べるWEBコンテンツ『ME PLAY LAB』を展開しています。
2023年8月より公開されたこのWEBコンテンツは、4人組女性バンド「CHAI」とコラボレーションをしながら、16種類ある「ME」が一人ひとりの肌に合うように肌測定やカウンセリングから自分に最適な一本を選べることを伝えています。
肌の悩みや問題は一人ひとりことなるため、自分自身の肌について詳しく知り、最適な化粧品を選びたい!という消費者に興味をもってもらうきっかけになっていると考えられます。
アクアスター事例:株式会社エリザベス「毛穴クエスト」イラスト制作
アクアスターでは株式会社エリザベス様から発売された化粧品『毛穴クエスト』のイラスト制作を担当しました。
今回はターゲットが毛穴の悩みを抱える10〜20代の女性ということもあり、「モンスターから肌治安を守れ」をコンセプトに同世代の女の子のヒーローが毛穴汚れのモンスターを倒す内容となっています。
イラストにはSNSでも活躍する人気イラストレーター高橋由季さんとタイアップさせていただき、カラフルな色味と可愛らしいタッチでターゲットの興味を惹く点がポイントです。この商品を使うことでどのようなメリットがあるのかを、イラストを通してターゲット層により分かりやすく伝えています。
まとめ
今回は化粧品・美容業界のコスメ部門で求められている広告クリエイティブについてご紹介しました。
各企業は様々な層のターゲットに対して商品のメリットや具体的な効果を分かりやすく伝えるために様々なコンテンツを通した訴求を行っています。
アクアスターではアニメーションやARを活用したキャンペーンサイトやSNS広告配信、イラストを使ったビジュアルコンテンツの企画・開発もクライアント様のご要望や課題に合わせて企画・提案を得意としています。ぜひお気軽にお声がけください。