ブラザーシスター対談『今までとは違った絵作り』~イラストレーター職 ヒロユキさんとナナさんの場合~
2015/08/05
第一制作部の先輩社員ヒロユキさん(左)と新入社員ナナさん(右)
桜が咲き誇っていた4月。あれから早いもので、もう5ヶ月が経とうとしています。
新入社員の方はもう会社に慣れ、配属先が決まり、業務を覚えている真最中でしょうか。
アクアに入社した11人の新入社員達も、
毎日、失敗や成功を体験しながら、
多くの課題を乗り越え、少しでも成長しようと頑張っています。
そんな彼らには仕事はもちろん、時にはプライベートな面含めて、
良き指導者であり、良き相談相手となる、
”ブラザー”または”シスター”と呼ばれる若手先輩社員が
一人ひとりに付いています。
今回、イラストレーター職のブラザーシスターコンビにお話を聞いてみました。
目次
お二人がアクアへ入社されたキッカケや、
このイラストレーター職という仕事を目指した動機は何ですか?
ヒロユキ:僕は、先輩がキッカケですね。
大学の先輩が、ふいに学校へ来て「アクアに入らないか」と誘われました。それまでは教員になろうと思っていましたね。
ナナ:じゃあ就活は一切しなかったのですか?
ヒロユキ:そう、アクア一筋(笑)
誘っていただいた先輩の話を聞いて、「絵を描く仕事いいなぁ」というシンプルな気持ちで、アクアを受けたんだけど。
学生時代に描いていた絵と、入社してから描いている絵は全く違ったから大変だったなぁ
ナナ:大学生時代はどんな絵を描いていたのですか?
ヒロユキ:僕は多摩美の日本画科出身なんだけど、
当時自分は、人と違うことをしたいと思っていて持っていて、
抽象画をよく描いていたよ。
ナナ:全然違いますね。
今はタレントとか建物とか、リアルなタッチで描いていますよね。
絵を描くこと以外は何をされていたのですか?
ヒロユキ:サークルでサッカーをやったり、
学生会の学生会長をやったり、デカイ絵を描いたりして、
充実していて楽しかったなぁ。
ナナ:羨ましいですね。
私は油絵科出身ですが、ずっと動物の油絵を描いていました(笑)
ヒロユキ:ナナちゃんはどうしてアクアへ入社したの?
ナナ:私は小さい頃から絵を描く仕事がしたくて、
イラスト関係の企業ばかり受けていました。
就活中にたまたま大学でアクアのポスターやチラシが
貼ってあるのを見て、応募しました。
ヒロユキ:それって、どんなポスター?
ナナ:あまちゃんのポスターとかマツコ・デラックスのとか。
ヒロユキ:あー!あのポスターか!
ナナ:アクアで内定をもらってからは、
すぐに就活をやめちゃいました(笑)
ヒロユキ:やっぱ就活って辛かった?
ナナ:辛かったですね。だからアクアに受かってホッとしました(笑)
入社した頃に比べ、変わったところはどんなところですか?
ヒロユキ:んー、いろいろ変わってきているとは思うけど。
技術的なことは本当にいっぱい学ばないといけないよね?(笑)
ナナ:はい、そうですね。
ヒロユキ:入社一年目は「線画」かな。
案件毎に内容が違うけれど、ベースとして「アクアの描くタッチをしっかり身に付けていくこと」をテーマにしているのと、
一年目の目標が線画のチェック項目の「OK」の数をたくさん取ることだから、必然的にもみっちり線画をやっているよね。
ナナ:はい。最近までは、線画に入る前の「ラフ」というか
「構成」を特に指導していただいていて、「絵を良く見せるにはどうすればいいか」というのを教えてもらっています。
ヒロユキ:技術的な面以外だと……特に指導することはないよね(笑)
ナナ:えぇ!?そんな事はないです……
ヒロユキ:まぁ強いていうならば……覇気がないところかな(笑)
ナナ:覇気ですか……。
ヒロユキ:うん。ずっと元気でいろっていうことではないけれど、
お客さんとの対応の時とか、電話の時にワントーン高い声で話をしたり、そういうところをもうちょっと頑張ってできたらいいなって思う。
ナナ:は、はい、……頑張ります!
ヒロユキ:たぶん、ナナちゃんは大きな声を貼ることがちょっと苦手なのかなって(笑)
制作部はチームで作業するし、少し体育会系的なところがあって、
案件の仕切りをする人は、声を出して、元気よく対応して、
その現場の空気を作ることも大切なことなんだよね。
だから、ここぞって時に声が出るよう1日3回ぐらい、
大きな声を出したほうがいいんじゃないかな。
ナナ:1日3回大きな声ですか……、はっはい、頑張ります!
ヒロユキ:そうそう、元気に(笑)
ブラザーシスター制度についてどう思いますか?
ヒロユキ:この制度自体はすごくいいなって思う。
特に制作部は指導がすごく大事で。
ブラシスも、そうでない先輩達も、
後輩達への指導を密になって教えるよね。
ナナ:はい、そう思います。
ヒロユキさんの一年目の頃のブラシスはどんな人でしたか?
ヒロユキ:僕の一年目の頃は、ハナオカさんという
すごく優しいお姉さんで、本当にいろいろ助けてもらいました(笑)
特に一年目は、全部が不安、全部が分からないことだらけ。
だから、ちゃんと聞いていい人がすぐ側にいるってところが、
すごく助かりました。
ナナちゃんは、ブラシスでどうですか?
ナナ:はい、私も毎日助けられています!
なんでも教えていただけるので。
ヒロユキ:言わせたみたい(笑)
ナナ:アハハハ。はい(笑)
お二人が考える、イラストレーター職として大切にしていることは?
ヒロユキ:まだ僕自身、入社四年目のペーペーだから偉そうなこと言えないけれど、このお仕事は「柔軟さ」が大事じゃないかな。
ナナ:どうして「柔軟さ」が大切なのですか?
ヒロユキ:例えばお断り方1つでも、ここまでなら対応できるよっていうことをちゃんと説明できること。
制作部はお客さんとお話することが多いから、答えを1つしか持ってないのは、二、三年経った時に辛くなるし、その都度先輩の意見を仰ぐような人になってしまう。
だから、「自分で考える力」を一年目からでも身に付けて、
無理をするのではなく、互いに気持よく仕事ができる関係にしていけるといいかな。
そのあたり僕もちゃんとできるように自分自身への課題だなって思う。
ナナ:とても難しいことですね。
私はもっとたくさんの仕切りを経験したいので、技術的な部分で足りていなところを、まずは詰めていくことかなって思います。
ヒロユキ:そうだね、今はどんどん技術を詰めて、とことんクオリティを上げていくと良いと思う。
ただ、コンテって「抜く」っていうことも大切だよ。
一人で1案担当するとき、全部時間をかけて、突き詰めてやると、
今度は時間内で終わらなくなるからね。
限られた時間内で終わらせられるように、
時間配分を考えて対応できるようバランスが大事だよね。
ナナ:そうですね。
柔軟に自分自身でコントロールできるように頑張ります。
最後にアクアへ入社を希望している方へメッセージ
ナナ:Photoshopの技術が上がります!
ヒロユキ:ナナちゃん、それいつも言ってるよね(笑)
ナナ:はい!(笑)
だって、入社前まではちょこっとしか触ったことがなくて、
まったく何も出来なかったのが、ブラシスや先輩方から丁寧に教えていただいて、だんだんできるようになって……
ほんと指導力がすごいんだなって。
ヒロユキ:まぁずっとやっているから必然と覚えるけどね。(笑)
ナナ:できることが増えると、とても楽しいです!
ヒロユキ:そうだね(笑)
最近、僕もちょっとした凹凸のあるものを金属のようにビカビカに変える技術を覚えたよ。
ナナ:すごい!教えて欲しいです!!
ヒロユキ:この仕事は辛い仕事ではあるけれど、
制作部自体はなんというかアットホームというか、
良い意味で温かいところ、厳しいところがあると思う。
学生時代は、たぶんみんな一人で描いている人の方が多いかもしれないけれど、個人プレーだけでは限界があるから、アクアに入ると今までとは違った絵作りができると思います。
ヒロユキさん、ナナさん、ありがとうございました。
アクアには共に困難を乗り越え、支えてくれる先輩方がいます。
今までとは違った絵作りに挑戦したい方は、是非ご応募お待ちしております。
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