「キャラクターデザインとは“探る“こと」オリジナルキャラクターをデザインする3つのポイント
公開日:2017/05/30 最終更新日:2026/03/10
みなさまこんにちは!
アクアスターが手掛けるお仕事の一つに「キャラクターデザイン」があります。皆さんも普段Webや街中でさまざまなキャラクターを見ると思います。企業の広告に登場するマスコットキャラクターや、自治体をPRする「ゆるキャラ」まで、キャラクターを見ない日は無いといってもいいのではないでしょうか。このキャラクターをお客様の要望やコンセプトを汲み取りながら企画・提案制作することが「キャラクターデザイン」です。
とはいえ、いざキャラクターデザインってどんなこと?と言われると、実は語られる場が少ないのが現状です。キャラクターの活用が広告手段の一つとして定着し、触れる機会が多くなってきたけれどもどうやって作るか分からないというお声をお客様から頂くこともあります。
今回のブログではこれまでに登場したキャラクターたちの制作話も交えながら、キャラクターデザインをする際に必ずやっている3つのポイントをご紹介します。
目次
◆キャラクターに「個性」を見つける
キャラクターは、それぞれに個性を持たせて、命があるかのように感じられる「存在」です。どんなキャラクターを描くかの情報を集める過程で自然と生まれてくるものを描いているような、そんな感覚です。
例えば皆さんがダッキーという名前の犬を飼っていたとします。単に「犬」を描く事と「飼い犬のダッキー」を描くのとでは、意味も工程もずいぶんと違います。ダッキーは喜んでいるときにしっぽを引きずり掃除をしながら走るとか、年寄りで鼻が鈍っているなどの何かしら記憶にあるダッキーを探しながら描くことになると思います。そうすると個性のある「キャラクター」としてのダッキーが段々と出来上がり、犬の絵ではあるけれど、単なる「犬」とは違い段々と「飼い犬のダッキー」の絵になってくれます。

そう考えてみると、キャラクターという存在を描くには、キャラクターの原材料となる「個性」がどこにあるのかを、見つけていかなければなりません。
これには、ある工程が必ず必要になりますので次にご紹介します。
◆キーワードを「探る」
キャラクターデザインは、具体的なモチーフがない状態からスタートすることが多くあります。この場合、依頼主の方に病院の問診のように詳細にメッセージやイメージをヒアリングし、簡単に描いたラフやサンプルをお見せしてコミュニケーションを行います。時にざっくばらんに雑談を交えながら、キャラクターデザインによって求められるニーズと重なるキーワードを聞き出していくことが重要です。口頭でのコミュニケーションが難しく、ご依頼が資料やデータのみの場合も少なくありません。その場合でも、関連するさまざまな情報から連想されるものをリストアップし、まずはアイデアを膨らませるだけ膨らませます。
こういったキーワードを十二分に「探る」過程で生み出されるものこそが長年使われたり、説得力のあるキャラクターデザインにしたりする為には重要です。
キャラクターデザインは、突然何もない所から生まれるものではありません。小説や絵本の挿絵のように元々の文脈があるわけでもなく、「依頼主の頭の中にあるキーワードを探る」ことから始まります。そこにターゲットとなる消費者の特徴や自分のアイデアを混ぜ合わせた時に、そこから出てくるものを細かく見出して、描き出す作業であるといえます。
◆キャラクターを「見てわかるもの」にする。
ここまで「アイデアを出すこと」について主にお話してきました。次に実際に「描くこと」についてご紹介します。この「アイデアを出すこと」と「描くこと」で最大の違いは、「見てわかるものになる」ということだと考えています。「見てわかるものになる」とは、このキャラクターがどういったキャラクターなのかが、見た人に伝わるようになることです。そこで、「探る」から「描く」までの間に、「探る」作業によって思い切り膨らませたアイデアを、今度は逆に、選びとっていく作業を行います。
その後、選ばれたアイデアをさまざまなデザインパターンで描いていく作業に移ります。そうすることで、どのデザインパターンが今回の案件にとって最適かが絞り込まれていき、オリジナルキャラクターとしての形が作られていきます。
キャラクター制作の流れ
上記の通り、コンセプト設計をしっかりと練ったうえで、キャラクターのデザインラフから提案していきます。
・デザインやタッチの選定
・ブラッシュアップ
・デザイン画制作
・三面図制作
・キャラクター展開のイメージ決定
これらのようなキャラクター制作の行程を進めて行く際、期間は2か月〜3か月…と内容によって異なります。事前にスケジュール調整を丁寧に決めておくことがポイントです。
企業のキャラクター事例|三井住友銀行 ミドすけ
※本事例はアクアスターの実績ではございません。予めご了承ください。
2025年に開催されたNIKKEI企業キャラクター総選挙2025では、三井住友銀行の公式キャラクター「ミドすけ」が初代チャンピオンに輝きました。
公式Xアカウントでは、自社の商品やサービスの情報だけでなく、ミドすけ視点の投稿も行われており、ファンに自然と届くコンテンツ内容が展開されています。
ミドすけだよ!
金曜日お疲れさま~!
ボクは今日、撮影をしてきたよ~📸
みんなは今日なにをして過ごしたかな?
よかったら教えてね♪ pic.twitter.com/3cGJTXxJ4j— 三井住友銀行 公式(ミドすけ) (@smbc_midosuke) March 6, 2026
キャラクターデザインを成功させるためのポイント
企業キャラクターは一度展開すると、デザインのリニューアルが頻繁に行われるものではありません。そのため、「何の目的で活用するのか」「ターゲット層が誰なのか」といった点をコンセプトに反映させることがポイントです。
さらには、「名前」「性格」「特徴」「誕生日」を企業の特色やサービスと関連付けて設定することで、キャラクターの世界観をより多くの方に知ってもらい、親しみやすいキャラクターへと成長させていくことが可能です。
キャラクター展開後は、SNS施策やイベントなどに活用することで認知拡大も期待できます。
まとめ
いかがでしたでしょうか?今回ご紹介した工程やポイントを経て、実際にご提案するキャラクターデザインを制作、選出した上でクライアントに提案していきます。
もちろん期限や案件にかけられる工数によって作業量は前後しますが、概ねこのような工程を経て、ご提案にいたります。
アクアスターでは30年以上に渡ってイラストの制作やキャラクターデザインに携わってまいりました。
下記のページではアクアスターのタッチサンプルや代表的な事例がダウンロードできますので、お気軽にご覧ください。
また、キャラクターデザインのスケジュール感や予算の相場を知りたいといった点や、どのようにキャラクターを作ればいいか相談したいといったご依頼もお待ちしております。社内の経験豊富なクリエイター・プランナーがご提案させていただきますので、お気軽にお声がけください!
キャラクター制作の資料も展開中です。ぜひ本ブログと併せてご活用ください。