誰もが知るアートで広告展開!名画広告で話題性とブランディングの両立を
2021/04/08
近年日本では美術展ブームが続いています。モスクワ、マドリード、横浜など世界7都市で開催し大きな話題となったバンクシー展は100万人以上の動員数を記録しています。コロナウイルスの発生以降、大規模な美術展は中止や入場制限などに見舞われましたが、昨年は世界初のロンドン・ナショナル・ギャラリー展が開催するなど、国内アート産業も賑わいを取り戻しつつあります。
世界共通の名画と広告の関連性
美術展ブームにのって近年、芸術作品を使った広告が数多く登場しています。特に誰もが見た事がある名画を使用した広告は様々な場面で目にすることも増えてきました。この流行の要因は、名画は流行りのタレントや版権以上に見る人を選ばず、万国共通で親近感をもたらす効果があるという理由からだと考えられます。
コロナ禍で外出制限が世界各国で広がる中、自宅にあるもので名画を再現する「名画チャレンジ」が世界中で流行した理由も同様です。
また誰もが「事前の共通認識」がある名画は説明を加えることや新たなストーリーを加える必要がありません。広告を作る側もコンセプト部分やアイデア出しに時間を費やせることもメリットと言えます。
クラシックな雰囲気で高級化
レオナルド・ダ・ヴィンチ、レンブラントやフェルメール…これらの作家からどんなイメージを抱くでしょうか。彼らの代表作は多くの芸術関連の書籍の表紙として扱われグッズ展開もされています。美しく静謐な雰囲気を漂わせており格調が高く、そして制作に至る背景が謎に包まれている点も魅力的なポイントと言えるでしょう。
こういった芸術作品を広告として活用した際、企業やサービスのブランドイメージの向上が期待できます。長い年月を経ても変わらない輝きを放つ名画は見る人の印象に残り、大きなインパクトを与えることもできるのです。
使用する際の権利関係
いざ名画を広告で使用することを検討した際、気になるのは著作権をはじめとする権利関係ではないでしょうか。
最初に確認すべき点はその作品が著作権保護期間内かどうかです。著作権は日本の場合作者の死後70年間は著作権法によって保護される為、保護期間中の作品は著作権者の許諾なしに使用・改変したりすることはできません。
一方で、保護期間が終了した作品は法的な保護が消滅し、自由にコピーや使用が可能な
「パブリック・ドメイン」という状態になります。使用上の注意点はあるものの、条件等を確認すれば意外とハードルは低いです。
アクアでは美術系学校出身のクリエイターが50名近く在籍しており、広告制作においても芸術作品を使用した実績が多数あります。商品やサービスにもいつもと違う「話題性のある広告表現」をご検討の際は是非一度弊社にご相談ください。