100名以上が参加!メタバースウェビナーに集まったQ&Aを大公開
2022/09/02
こんにちは!
アクアスター広報担当です。先日、8月のアクアスターウェビナーを開催しました!
今回のウェビナーでは、弊社プランナーの森とエンジニアの松本ダブル登壇で、事前に皆様から集めた『メタバース』の疑問についてトークセッション形式で話してもらいました。
その事前質問とウェビナー内で回答しきれなかった質問を登壇者2人の回答と共にご紹介していきます。
Q&A
Q1メタバースによりもたらされるものと弊害はないのでしょうか?あるとすればどんなことが想定されますか?
【松本】私自身開発に携わっている中で、体質的に酔いやすく、VRヘッドセットを長時間に利用していると体調が悪くなるという実害があります。また、仮想空間でのイベントの参加やコメント機能を利用したコミュニケーションは中毒性があり、現実生活が疎かになることが考えられます。
【森】その他、コミュニティが出来ることで、いじめや誹謗中傷といった犯罪に繋がることも想定できます。新しいコミュニケーションの場ではあると思うので法整備も含め環境を整えていくことが重要になっていくと思います。
Q2 農業体験または収穫体験をメタバース空間で行う場合、どれくらいの費用と技術が必要ですか?
【森】費用は弊社が開発しているメタバース空間は、500万円からと表記させていただいていますが、農業体験となると別途導入するコンテンツによって開発費用が変わりますので、費用面はご相談させていただければと思います。
【松本】技術としては、収穫の作業を体験するにあたり、「Meta Quest 2」などのコントローラーが必要になると思います。以前、制作した事例だと「リープモーション」というハンドトラッキングを行うセンサーを使用して工場内の作業を体験するコンテンツを制作しました。
ウルトラリープ社の「空中ハプティクス」という、超音波を利用して物体に触れているかのように錯覚させるシステムも出てきて、VRヘッドセットを併用することでよりリアルな体験ができるのではないかと考えています。
Q3 360度カメラを用いた疑似体験とメタバース上の体験の違いとは?
【松本】360度カメラは定点カメラを使用しているので、視点は固定されており、ストリートビューのような一定の距離を進むというものですね。メタバースだと3Dで構成されているため、物体に触れることでイベントが発生したりものを動かせたりとインタラクティブな要素を盛り込むことが出来ます。
どちらにも魅力があるため、シーンに合わせて組み合わせたり使い分けたりということが重要かと思います。
Q4 メタバースの標準的なプラットフォームの登場、または、複数のメタバースを1つのアバターで横断できる可能性についてご意見お聞かせください。
【松本】最近だとMozilla社の「Hubs Cloud」などを使って、複数の企業がVRをリリースしています。1つのアバターで横断するという点では、VRMという企画がありまして、こちらが一番標準に近い企画かと思います。
Q5 例えば、イベントを開催する場合、メタバースと言ってもいくつかプラットフォームがあると思いますが、どのプラットフォーム上で開催するかは、どのように決めるのがよいのでしょうか?
【森】費用感や機能・ターゲットとなる方の通信環境などを考慮し、決定することがオススメです。自社でプラットフォームを持つというのも1つの手段だと思います。
Q6 メタバース内でのイベントへの誘導方法は、どのようなものがありますか?
【森】誘導方法としては、メタバース空間で獲得した物を実店舗などリアルで見せるとプレゼントが貰える、現地に行くことでメタバース空間が拡張される仕掛けなど様々の施策が考えられると思います。
Q7 イベントの開催(構築)費用はどれくらいかかるものでしょうか?
【森】弊社は500万円から開催可能ですが、機能が限られておりますので、一般的には1000万~2000万円程度が平均です。機能を盛り込むことでリッチな演出も可能ですが、その反面重くなり、ユーザーの離脱も懸念されるため注意が必要です。
Q8 メタバースを活用した注目すべき事例はありますか?
【松本】先ほども話題に上がった「空中ハプティクス」などの新しい技術に注目しています。また、クリエーター向けの無償プラットフォームや海外系の企業の技術にも注目しています。
Q9 商用利用を検討する前に、しばらくVRチャットなどで体験練習した方が良いでしょうか。
【松本】操作方法など仮想空間の環境に慣れていた方が良いと思います。
終わりに
いかがでしたでしょうか?
他のウェビナーと比較すると、技術的な質問が多く、メタバースへの興味・関心はあっても、機能面などの知識がメタバースの導入へのハードルになっていることが分かりました。
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