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イラストピック

医療、教育、ビジネスまで幅広く浸透!
VRの最新活用事例を紹介

2022/11/15

前回のブログでは「今更聞けないVRの基礎知識」と題し、VRの定義からメタバースやARと言った関連技術まで解説しました。 昨今ではゲームやエンターテイメント以外でも、様々な分野にてVRの活用が進められています。 今回のブログではVRの最新活用事例をご紹介できればと思います。今後、VRに興味があり取り組んでいきたい…という方は是非参考としてご覧ください!

VRと教育・訓練

VRの活用事例として注目されている分野の一つが教育や技能訓練の場です。学校教育の場だけでなく、高度な技術習得が求められる職場においてもVRは注目されています。
今回は、学校教育の事例と職業訓練の事例をそれぞれご紹介します。

N高等学校

N高等学校は2016年に株式会社KADOKAWA(現:カドカワ株式会社)と株式会社ドワンゴが設立した高校です。設立当初からインターネットを活用した教育で話題となっている学校であり、VRやARを活用した授業も積極的に行われています。

引用:学校法人角川ドワンゴ学園公式チャンネルより

多くの授業がオンラインで行われており、VRゴーグルを利用した学習方法を取り入れていることも特徴です。数学で立体図形の問題を3D空間で学んだり、生物の3Dデータを手にとりながら観察したり、これまでの授業では考えられなかった体験で学習効果を高めるとされています。

また、2022年10月にはVR空間内で国内の歴史的建造物や観光地への訪問を行う「バーチャルツアー」を始めるなど活用が進んでいます。


引用:N高等学校・S高等学校公式Twitterより

VRによる職業訓練:移動式大型クレーンの操縦訓練

VRは機械の操縦訓練のツールとしても注目されています。
2022年8月に株式会社双子ゲームスが販売開始したのが「移動式大型クレーン操縦訓練VR」という画期的なコンテンツです。クレーンの中でも大型な機種が多いこの機械は、操縦訓練際を行うと、敷地の問題や運転した際の障害物との接触のリスクがつきものでした。

そこでVR空間上で、時間と場所を選ばずに訓練ができるコンテンツが開発されました。

引用:株式会社双子ゲームス公式チャンネルより

既存の飛行機や自動車のシミュレーターのように特殊な機械は必要なく、PC不要のスタンドアローンVRゴーグルで訓練が可能です。本コンテンツは様々な作業を想定した設定が可能であり、訓練する人の業務内容や習熟度によって訓練内容を変更します。また、資格取得の際の実技試験を想定したモードで訓練することができます。

このようなVRを活用した職業訓練は時間や場所を問わず訓練ができる点は勿論ですが、起こりうる危険な状況やエラーをリスクの少ない形で事前に体験できることが注目されています。

VRと医療

教育や職業訓練の現場でVRが活用されていることはお伝えしましたが、大学や様々な医療機関でも学習ツールとしてVRの導入が進められています。更に、そこに留まらず実際の治療の現場でも患者に対してVRが活用されはじめています。

VRを活用したリハビリテーション

例えば、アメリカのスタートアップ企業であるXRHealth社はVRを活用する「バーチャルクリニック」のサービスを展開しています。これはVRを活用して、患者と医師が遠隔であっても様々なリハビリテーションを行うことができるサービスです。

引用:XRHealth公式チャンネルより

医療従事者を必要とせず、VR空間でバーチャルアシスタントと呼ばれるキャラクターがサポートするコンテンツも展開され、患者は柔軟にリハビリのスケジュールを設定できます。

VRによるリラクゼーション・鎮痛

更にVRを活用した患者の痛みや不安を緩和する試みも行われています。
2022年5月に株式会社xCuraはVRを活用した「デジタル鎮痛アプリ」をリリースしています。このアプリではVR映像を通して患者の呼吸のタイミングをガイドすることにより、不安・緊張の緩和を可能にしました。

引用:メディバースシティ公式チャンネルより

既に歯医者や透析、医療脱毛等の現場での活用が進められており、今後は海外での展開も想定されています。

2022年9月に報告された海外の研究*1では手術中にVRを活用したリラクゼーションにより、必要な鎮痛薬や麻酔の量を減らせられる可能性が報告もあり、今後活用が期待されます。

*1:https://www.technologyreview.jp/s/286561/patients-immersed-in-virtual-reality-during-surgery-may-need-less-anesthetic/

VRとビジネス支援

バーチャル接客

ビジネスの現場でも顧客との接点にVRを活用する動きが増えています。
大手コンビニチェーンのローソンでは、遠隔にいる従業員が自らの分身である「アバター」を通して接客を行う「アバター接客」の導入を進めています。

引用:ANNnewsCHより

店員は店舗には行かず、遠隔からモニター越し接客を行います。
働き手にとっては時間や場所に制約されないだけでなく、様々な障害に制約されない新しい選択肢としてのメリットがあります。企業側にとっても働く側の制約を減らすことにより、慢性的な人手不足や深夜勤務の解消策として注目されています。

オンライン展示会

また、企業が自社のサービスや商品をアピールする展示会にもVRの活用が進んでいます。
ビジネスの現場ではコロナ禍をきっかけに、オンラインでのコミュニケーションが一気に加速しました。リアルな会場に多くの人が集まる展示会も例外ではありません。
弊社アクアスターでは「オンライン展示会」のソリューションを提供しており、現在多くのお客様からのご相談を受けております。

オンライン展示会では、時間や場所を問わずに顧客と接点が持てるだけでなく、3DCGや映像を組み合わせる形でインパクトのあるPRが可能です。さらにアクアスターでは特定のアプリケーションや機械を必要としない「Web VR」を使ったオンライン展示会を提案しています。これは普段利用しているブラウザ上で動くVRであり、参加者が気軽に体験できるコンテンツです。

下記のリンクから実際にブラウザだけで「オンライン展示会」が体験できますので、是非ご覧頂ければと思います。

まとめ

今回のブログではVRの活用事例をご紹介しました。活用される領域は教育、医療からビジネスの現場まで広がっており、より私達の生活に身近なものへと変化しています。しかし、活用や普及が進む一方でVRの導入にはまだまだ高いハードルがあることは事実です。
特にVR特有の技術や、コンテンツの企画にノウハウが求められます。

アクスターではオンライン展示会を始めとして、目的に併せたVRコンテンツの開発が可能です。これまでのビジュアル制作を強みとして、魅力的なデザインや誰もが分かりやすく体験できる「ユーザーフレンドリー」なコンテンツを実現します。

VRの導入に興味のある方や、取りみたいがどこから手をつければいいか分からない…という方にもゼロからご提案させていただきますのでお気軽にご相談ください。

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