展示会のニュースタンダード!『オンライン展示会』の特色
2023/05/23
今年のゴールデンウィークは、各地で縮小気味だった大型イベントが再び開催されました。ビジネスの現場でも、様々なイベントや展示会が徐々に再開されています。そこで注目されているのが「オンライン展示会」です。コロナ禍を経て一般化したオンライン展示会ですが、感染対策に留まらないメリットも注目されています。今回のブログでは、改めてオンライン展示会の特色についてご紹介します。
これからオンライン展示会を企画する方や、オフラインとオンライン展示会の方向性を検討している方は是非参考にしてください。
目次
オンライン展示会の開催形式
合同出展型
通常の合同展示会と同じく共通のテーマを元に主催者が参加者を募る形式です。
オンライン展示会に必要なシステムは主に主催者が準備したプラットフォームとなり、展示会に向けたコストや工数も押さえられることがメリットです。展示会の集客に関しては、従来のイベント形式と共通しており、主催者が実施します。
出展側の企業は、他の出展者との合同出展になるため、オフラインの展示会同様に参加者の目を引く差別化が重要です。
自社完結型/自社開催型
「自社完結型」または「自社開催型」と呼ばれる自社のみで実施する展示会です。
自社のサービスや商品を中心に競合他社が居ない状態で訴求できることがメリットです。合同型よりも自社に興味を持った状態で参加者が来場するため、効率的にアピールできます。開催方法としては自社でシステムを開発する形か、既存のプラットフォームを採用することが考えられます。
既存のプラットフォームを活用すれば導入コストや期間が縮小できます。一方、自社で開発する場合には、既存のプラットフォームよりコストは上がりますが、より自社に最適化した形で開催できるメリットがあります。
オンライン展示会の特色
アクアスターでは2021年に自社完結型/自社開催型で「デジタルコミュニケーションバーチャル展示会」をオフライン・オンラインの両方の形式で開催いたしました。また、2023年4月にはビックサイトで開催された合同型の「第32回 Japan IT Week春」に、出展しております。(イベントの様子はこちらのブログからもご覧いただけます)
直近2~3年の中で、合同・自社またオンライン・オフラインの両方を経験してきた中で改めて見えてきたオンライン展示会の特徴をご紹介します。
物理的な制約が少ない
様々な視点で物理的な制約が少ないことは特色の一つです。
出展者にとっては必要な資材の運搬や設営、人員が移動する時間やコストが削減できます。準備や当日の運営に携わる人員も最小限に押さえられることで、本来の目的である商談やプレゼンに集中できるというメリットが生まれました。
また、参加者にとっては時間や場所の制限が少なく、参加できなかったイベントにも気軽に参加ができます。
参加者データの効率的な収集
オンライン展示会では参加者データが効率よく収集できることも特色の一つです。事前の登録の際に参加者に情報登録を促すことで参加者数の想定だけでなく属性を踏まえて展示内容やプレゼン内容を調整するといったことができます。
開催時には「参加者がどのコンテンツをどのぐらい見ていたか」といったログ情報が終了後の集計を待たずに得られることで、終了後の効果的なアプローチに活かすことが可能です。
アクアスターのオンライン展示会ソリューション
最後にアクアスターが実際にお客様に提供したオンライン展示会のソリューションをご紹介します。
2023年1月に開催されたオンラインイベント『Yahoo! JAPAN MARKETING DAY 2023』の専用バーチャル空間の設計と開発を行いました。このコンテンツはアクアスターが自社で開発したオンライン展示会のシステムを『Yahoo! JAPAN MARKETING DAY 2023』専用にカスタマイズすることで実現しました。
ポイントその1:仮想空間機能の実装
事前に登録した参加者はPCやスマートフォンからブラウザでアクセスするだけで、バーチャル空間内の展示ブースを回ることが可能です。参加者はオンライン展示会でありながら、まるでリアルイベントの様に感じることができ、ブースごとでウェビナーを視聴し、資料のダウンロードを行うこともできます。
ポイントその2:スタンプラリー機能による周遊の促進
また、参加者の周遊を促す「スタンプラリー機能」も実装されました。各展示ブースのセッションを視聴の上、コンテンツの閲覧を行うと参加者にスタンプが発行されます。このスタンプを集めることでキャンペーンに参加できることから、ゲーム感覚で自然と周遊を促す施策となりました。
他にも、操作方法のチュートリアルコンテンツを組み込んだり、バーチャル空間内の移動をサポートする機能も実装したりすることで、オンライン展示会に不慣れな参加者にも快適に参加してもらうためのカスタマイズを行いました。
自社単独型で行われた本イベントでは、いかにオリジナルの世界観を参加者に分かりやすくかつ快適なシステムで届けられるかがポイントでした。その点では企画だけでなくデザイン・ビジュアルの制作からシステムの開発まで一気通貫してソリューションを提供できたアクアスターならではの事例と言えます。
まとめ
今回はコロナ禍を経てさらに普及したオンライン展示会について紹介させていただきました。
今後重要なことは、オンライン・オフラインそれぞれの特色を踏まえながら自社の課題に最適化させた展示会を実施することです。
アクアスターでは紹介させていただいたYahoo! JAPAN 様の事例以外にも様々なオンライン展示会の企画・開発実績があります。デザインから開発まで一貫したご提案が可能です。下記のサイトではオンライン展示会のデモを体験できますので、今季~来季以降で展示会ご検討の方は是非下記のページをご覧ください。
また、アクアスターでは展示会で重要な事前集客やSNSを使用したプロモーションに関してもご提案が可能です。プランニング・ビジュアルコンテンツ・デジタルソリューションの三軸から生まれる「価値体験企画」というアプローチで、総合的な課題解決を行います。
「初めて展示会担当になったけれどどこから手をつければいいか分からない…」
「そもそもオンラインがいいのかオフラインがいいのか相談したい」
「リアル展示会でもデジタルを活用したい」等
下記のページからお気軽にお問い合わせください。