昭和レトロから現代風まで! 広告における「少女漫画」の特徴やメリットとは?
2024/02/01
突然ですが皆さんは「少女漫画」と言われた時にどんなビジュアルを想像するでしょうか。『キャンディ・キャンディ』のようなきらびやかな西洋風の少女をイメージする方もいれば、現代日本の高校生の恋愛・青春を描いた漫画をイメージした人もいるかもしれません。
このように少女漫画と一言で言っても世代や媒体によって様々なタイプの少女漫画が生まれており、一人ひとり異なるイメージを持つことも少なくありません。
広告やプロモーションの場面では様々な形で漫画のビジュアルが採用されていますが、その中でも特にご要望が多いジャンルの一つがこの「少女漫画」です。今回の記事ではこの少女漫画に関してその特徴や強み、事例などもご紹介させていただきます。
目次
少女漫画とは?
先ほどもお伝えした通り「少女漫画」と一言でいってもその範囲は非常に広く、定義は難しいのですがWikipediaでは下記のような記載があります。
少女漫画(しょうじょまんが)は、少女向け雑誌に掲載されるなど、主たる読者として未成年女性を想定した日本の漫画である。*1
現在では読者層は男性・女性問わず広がっており、年齢も幅広くなるなど少女漫画は多様化しているとも言えます。さらに、ターゲットの世代やテーマ別に100近い雑誌が刊行されており、人気作品はアニメ化・実写映画化するなど、少女漫画は漫画の中でも人気のジャンルです。
*1:「少女漫画」(2024年1月27日(土)16:46 UTC版)『ウィキペディア日本語版』
少女漫画の特徴
少女漫画は時代によって絵のタッチや描くモチーフ、手法も変化してきました。その中でもいくつか共通している特徴があります。
心情のモノローグ(独白)が多用される
少女漫画を少年漫画や他のジャンルと比較した際にしばしば取り上げられるのがモノローグ、つまり登場人物の心情を表す文章の多さです。
少女漫画では登場人物たちの恋愛や友情に関しての繊細な感情の動きを描くことが多く、モノローグが多用されることで読者は登場人物たちへ深く感情移入できるようになります。
トレンドを取り入れる
キャラクターを描く際に髪型や服装について流行を敏感に取り入れていることも少女漫画の特徴の一つです。ターゲット層である若年層がより身近に、かつ憧れるようなデザインがなされています。女性キャラクターはもちろんですが、男性キャラクターの造形にも人気のアイドルやアーティストの影響などが垣間見えることがあります。
少女漫画を広告に採用するメリット
心の動きや感情をストレートに表現できる
少女漫画を広告に採用することで様々なメリットが期待できます。
その一つが感情をストレートに表現できることです。漫画表現全般に言えることですが人々の感情を擬音や吹き出しの形などで端的に表すことができます。
さらに少女漫画では先程ご紹介したように登場人物のモノローグが多くみられるため、ターゲットに伝えたい感情の動きや伝えたいメッセージを分かりやすく込められます。
世代を超えたコミカルな表現ができる
少女漫画では世代ごとに流行りの絵柄が変化する傾向にあります。「今風の少女漫画」「昭和時代の少女漫画」「平成頃の少女漫画雑誌風」などタッチによって、その時代を想像させることは勿論、当時の流行を反映させたファッションなどを描くことで「あの時見てた漫画っぽい!」と分かりやすく伝えることができます。
さらに、あえて現代のテーマをレトロなタッチで描くことでコミカルな印象にするだけでなく、幅広い世代にもリーチすることが期待されます。
少女漫画を活用した事例『フマキラー「GOKI♥DOKI大作戦!」』
アクアスターではこれまで様々な形で少女漫画風のビジュアルをご提供してまいりました。その一つがこちらのフマキラー株式会社『GOKI♥DOKI大作戦!』です。こちらは昭和に見られた少女漫画風のタッチで殺虫剤をコミカルに紹介する内容になっています。今回は広告ビジュアルとWeb動画を弊社では担当させて頂きました。
懐かしくも王道のラブコメ・少女漫画と殺虫剤のこれまでにない組み合わせがSNSでも話題になりました。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は少女漫画について、その広告における強みや事例をご紹介致しました。
以前は昭和時代のレトロなタッチでパロディ的に使用されることが多かった少女漫画ですが、世代の移り変わりとともに令和以降は1990年代~2000年代初頭の「平成」の少女漫画をパロディにしたようなビジュアルも増えることが予想されます。「少女漫画」とひとくくりにせず、ターゲットの世代やコンセプトに応じて細かくタッチを見極めることも重要です。
アクアスターでは先ほどご紹介した昭和風のレトロな少女漫画タッチはもちろん、今風のタッチまで幅広い形での表現が可能です。また、少女漫画に限らず往年の劇画タッチから少年漫画風、アニメ風といった様々なタッチでの漫画制作が可能です。漫画には興味はあるが、初めてなので不安…という場合もまずはお気軽にお声がけください。
また、漫画は制作したあとも映像やデジタルコンテンツへも展開できることも大きなメリットの一つです。アクアスターでは制作した漫画を活かしたアニメーション制作やARコンテンツの制作まで一貫して企画・制作が可能です。既存の人気作品からオリジナル漫画を活用した総合的なプロモーションやキャンペーンに興味がある方はまずはお気軽にお声がけください。