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アニメーション制作の専門用語 分かりやすく紹介!

2023/08/15

映像制作では様々な専門用語が飛び交うため、初めて現場に参加する方は戸惑うことも少なくありません。特にアニメーションの制作現場では、絵に関する用語やスタッフの役職に関する独特な用語が多く飛び交います。

今回のブログでは、アニメーションの制作現場で使用される専門用語を取り上げて紹介します。あくまで専門用語の一部ではありますが、これから初めてアニメーションに携わる方や制作会社への依頼を考えているという方は是非参考にしていただければと思います。

また、以前のブログではアニメーションの制作工程についてもご紹介していますので、こちらも専門用語の紹介と合わせてご覧ください。

アニメーションの制作工程についてはこちらから

アニメーションの専門用語

今回のブログでは、専門用語を「作画や映像制作に関わる用語」「音声に関わる用語」「スタッフに関する用語」の大きく3種類に分類してご紹介します。

作画・映像に関わる用語

アニメーションは作画した絵をつなぎ合わせて一つの映像することが最大の特徴です。ここでは作画を始めとして、映像に関わる専門用語を紹介します。

原画

原画は、アニメーション映像のキーとなる絵です。キャラクターやオブジェクトの動きのポイントとなる箇所を原画として描き、その間に連続する絵をつなげることでアニメーションが成立します。

まず、演出家が作成した絵コンテを元に、画面構成やアングルを決めるレイアウト(LO若しくはL/Oと表記)を作ります。このレイアウトからラフ状態で「ラフ原画」を制作し、修正と清書の上「原画」が出来上がります。「原画」と一言で言ってもどの段階を指すか区別するため、ラフ原画は「第一原画(一原)」とも呼び、原画の清書段階を「第ニ原画(ニ原)」とも呼びます。

中割り

原画と原画の間の動きを描いたものが「中割り」です。

この中割りを描くことで、絵が動いて見える映像になり、原画と中割りで構成された素材が「動画」と呼ばれます。その為、主にこの工程に携わるスタッフを「動画マン」と呼ぶこともあります。一般的にはこの中割りの枚数を増やせば増やすほど、動きがよりリアルに滑らかなものになると言われています。

仕上げ

アニメーションの制作工程では「仕上げ」は着色を行う工程を意味します。以前はセルと呼ばれる透明のシートに直接絵の具で色を塗っていましたが、現在はデジタルで色を塗ることが主流です。

撮影/撮影処理

アニメーションにおいて「撮影」は描かれた人物や背景を合成して一つの絵にすることを指します。以前には透明なセル画を重ねて1枚の絵にしたものをカメラで撮影していたことから、現在もこの名前が使われています。

現在は、データ化したものをデジタル上で合成することが一般的です。

この段階で差し込む光の処理を加えたり、エフェクトを追加したりすることを「撮影処理」とも呼びます。

 

タイムシート

アニメーションは、原画の間を中割りで繋げていくことで一つのカットになります。このカットの中で原画と中割りがどのタイミングで入り、何枚必要なのかを表で示したものがタイムシートです。このタイムシートがあることで分業して作業にあたるスタッフが、目線を合わせながら作業を進めることができます。

また、タイムシートにはセリフのタイミングやカメラワーク、撮影処理の指示なども書き込まれます。

音声に関わる用語

アフレコ

アフターレコーディング(After Recording)の略で、完成した映像に合わせて声優が声を吹き込む作業です。制作のスケジュールによっては線画段階の画をつなぎ合わせてアフレコを行う場合もあります。

ダビング

映像と音声を合わせて最終調整を行う作業をアニメーションの現場では、主に「ダビング」と呼びます。いわゆる映像や音楽を別のテープやメディアに複製する時の「ダビング」とは意味合いが異なるので注意が必要です。実写の映像の現場では主に「MA」と呼ばれる作業です。

 

アニメーションに関わるスタッフについての用語

アニメーションは様々なスタッフが関わり制作されます。

ここではスタッフの名称に関していくつかピックアップしてご紹介します。なお、作品や制作現場によって内容が多少異なることもありますのでご了承ください。

作画監督

主に前述した原画のクオリティをチェックし、修正を行うポジションです。作監(さっかん)と略して呼ばれることもあります。アニメーションでは複数のスタッフで作画作業が行われるため、クオリティを統括して管理するこのポジションは重要です。一般的にはアニメーターとしての経験を積み、一定の技量を持った方が担当します。

音響監督

作画監督が作画のクオリティ管理を行うのに対して、音声に関連する全体の統括を行うのが「音響監督」です。必要な音楽や効果音に関しては外部への依頼や指示等に関しても責任を持ちます。特に声優に関しては、そのキャスティングから関わり、アフレコの現場では声優の演技に対して監督と同様に指導も行います。

取り違えやすいポジションとして「ミキサー」があります。「ミキサー」と呼ばれる人はスタジオで大きな機材の前で操作を担当し、音響監督とは役割や責任の範囲が異なります。

制作進行

アニメ制作の進捗管理や制作物のやりとり、スケジュール調整を行うのが「制作進行」です。作画された素材を回収して次のセクションに引き渡します。手書きの原画の回収が必要な場合もあり、原画スタッフの自宅に訪問して受け渡しを行う…という場合もあります。

背景美術のスタッフや作画監督、撮影の部署ともコミュニケーションをとり、ほぼ全てのスタッフと関わります。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回はアニメーションの制作現場で使われる専門用語の一部についてご紹介しました。あくまで一部ではありますが、これからアニメーションに携わる方は是非参考にしていただければと思います。

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