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イラストピック

ARコンテンツの作り方とは? フローと注意点を紹介!

2023/07/06

前回のブログでもご紹介したように、AppleVision PROの発表でますます注目が集まっているARコンテンツ。特に広告やPRの場ではますます活用が進むことが期待されます。しかし、ARコンテンツの企画や制作に携わったことがあるという方はまだまだ少ないかもしれません。 今回のブログでは、ARコンテンツの作り方をご紹介いたします。企画から開発までのフローや、エンジニア以外の方でも抑えておきたいポイントなどをまとめていますので、これからARコンテンツに携わる方はぜひご覧ください。

ARコンテンツの制作フロー

ARコンテンツの制作はいくつかの工程に分けることができます。今回は、各工程を大きく6つに分けて流れに沿ってご紹介していきたいと思います。

課題や目標の設定

ARコンテンツ制作する際には、解決したい課題や目指すべき目標を明確にする必要があります。特にARコンテンツはターゲットとするユーザーのコンバージョン数を上げたい、コンテンツの拡散によりサイトへの流入数を増やしたい、エンゲージメントを増やしたい・ファンを増やしたいといった課題に対して有効と考えられています。このARコンテンツを使ってどうしたいのか?というポイントは、各工程の判断基準になりますので非常に重要です。

ARコンテンツの選定

次に、明確になった課題や目標を踏まえて、最適なARコンテンツを選定します。
一言でARコンテンツと言っても様々な種類のコンテンツがあります。ARを使ったスタンプラリーや、カメラをかざすだけでオリジナルのフレームやキャラクターと撮影ができるARフォトフレーム等が挙げられます。

アクアスターでは松屋銀座様で開催された「アニメージュとジブリ展 AR特別企画in松屋銀座」にて、ARコンテンツの制作を担当いたしました。このコンテンツではイベント会場内や自宅で作品をイメージした造形物の写真を撮ることができます。さらに撮影した写真を指定のハッシュタグをつけてSNSに投稿し、イベントで提示すると記念品がプレゼントされることからSNSを通じたプロモーションとしても活用されました。

ARコンテンツのストーリーボードの作成

次に、コンテンツの「ストーリーボード」を作成します。
ここで言われるストーリーボードは、ARコンテンツの流れや展開をシーンごとにまとめたものです。このストーリーボードを作成することで、コンテンツの構成や流れを可視化し、制作を進行する際のガイドラインとします。
ARコンテンツがスムーズに体験できる流れになっているかどうか、無駄な箇所が無いかどうかを技術的な側面を含めてこの時点で検証することができます。

ARコンテンツ内のグラフィック素材の制作

ARコンテンツでは、情報を現実世界に重ね合わせる際にイラストや3DCGデータ、映像素材が必要です。商品のモデル化やアニメーションの制作など、ARコンテンツに必要な要素を制作します。また、AR体験をスムーズにするための分かりやすいUIデザインも必要です。

プログラミング作業

グラフィック素材と併せて、ARコンテンツを実現するためのプログラミング作業が必要です。特にスマホなどのデバイスとの連携や、ユーザーの操作に対して正常に作動させる機能が求められます。プログラミングに使用する言語や開発環境は、制作するARコンテンツの要件に応じて異なりますが、ARにおいては特定のスマートフォンアプリをダウンロードしてユーザーがARを体験する場合も多く、スマホの機種別に検証等も欠かせません。

テスト/評価

制作したARコンテンツは、実際のユーザーや環境を想定したテストを実施し、フィードバックを収集する必要があります。何故なら、テストの結果をもとに、コンテンツの改善や修正を行うことができるからです。
正常に作動したかどうかのプログラミングのチェックはもちろんですが、制作したグラフィック素材が問題無く表示されているか、ストーリーボード通りの流れや印象を与えているかといった側面も確認します。
また、ARコンテンツ以外の要素のチェックも重要です。実際にARを使う場所がイベント会場等の場合、周辺の環境や通信環境等の条件で現状のARコンテンツが問題なく稼働するかの確認も行う必要があります。

ARコンテンツを制作する際の注意点

ARコンテンツを制作する際には、これらのフロー以外にいくつか注意するべき点があります。

処理速度の最適化

ARコンテンツは目の前の風景や特定の被写体に情報をリアルタイムで表示します。この処理が重くならないように、コンテンツ自体の軽量化等を意識する必要があります。処理の遅さはユーザーの体験が阻害されてしまうだけでなく、ユーザーが離脱してしまうリスクも高まるため注意が必要です。

AR技術の進化に対応する

現在ARの技術は急速に進化しており、新しいコンテンツが日々産まれています。以前は難しいとされた技術的な課題が既に解決されている場合も少なくありません。制作期間や予算などの制限もありますが、企画段階では最新の事例や技術が導入可能かどうかの調査も必要です。

まとめ

いかがでしたでしょうか?今回はARコンテンツの制作フローとその注意点についてご紹介しました。近年ではプログラミング不要で開発できるARコンテンツ等も提供されていますが、よりリッチなユーザー体験を与えるためには今回ご紹介したフローをしっかりと踏んで、企画・表現・技術力をもったパートナーと一緒に開発することが理想的です。

アクアスターではARコンテンツの開発を企画からCG素材からUIデザイン、プログラミングに至るまで一貫したソリューションを提供できる体制を整えております。特にアプリケーションのダウンロードが不要なWebARを中心とした様々なARコンテンツの開発が可能です。ARコンテンツを検討中の方や、相談できるパートナー企業をお探しの方は下記のページをご覧ください。
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また、ARコンテンツも含めたキャンペーン全体の施策の企画・実施とその後の検証や、イベントブースなどの施工まで総合的なソリューションもご提供しています。

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Topics:AR,WebAR,インタラクティブ

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