デジタル化が進む金融業界 今どんなプロモーションが求められているのか?
2024/07/12
現在、日本のあらゆる分野でデジタル化が進んでいます。特に銀行をはじめとする金融業界では内外からの要請もありデジタル化の推進が大きなテーマの1つです。しかし、ネット銀行やオンライン証券などの新しいサービスには抵抗を感じる人もまだまだ少なくありません。
本ブログでは、このデジタル化が進む金融業界でいかに顧客に向けたプロモーションを行っていくか?という点について主に銀行業界を中心に、事例をもとに紹介したいと思います。
目次
デジタル化が進む金融機関の現状
金融庁の資料によれば2024年7月の時点で日本国内には都市銀行が4行、地方銀行が62行存在しています。その中でも地方銀行では現在人口減少や少子高齢化、さらには金利環境の変化により、経営存続が問題視され、他の銀行と合併し新たな銀行を設立させた事例もあります。
そんな中、新たな金融機関のサービスとして浸透しつつあるのがいわゆる「ネット銀行」です。ネット銀行は、対面の店舗を持たず、インターネットを通じてサービスを提供するシステムです。都市銀行の口座をメインバンクとしていた方が、ネット銀行をサブバンクとして口座開設する方も増えています。
ネット銀行の特色
ネット銀行は、様々な特典がある場合でも、対面での接客対応で説明ができないためインターネットサイトでいかに分かりやすく説明できるかが重要になっています。
サイト上で説明が複雑過ぎると新規顧客にも繋がらず、利用者の顧客満足度も上げることができません。そのため、サイトではイラストやロゴを用いてサービスを紹介している他、公式YouTubeで動画説明をしている企業があります。
オンラインコミュニケーションの重要性
ネット銀行に限らず、都市銀行や地方銀行でもオンラインバンキングが一般化した現在ではオンライン上でのコミュニケーションはその重要度を増しています。
大前提としてインターネットでの情報収集を行う人が増加している背景はもちろん、スマートフォンなど手軽に利用できる点をメリットに感じる若い世代を中心に訴求するためには欠かせません。
事例紹介
*以下の2つの事例はアクアスターの実績ではございません。ご了承ください
三井住友銀行 「Olive」 イラストやコンセプトムービーを活かした情報発信
三井住友銀行では2023年3月からフレキシブルペイ機能搭載のカード「Oliveフレキシブルペイ」サービスを開始しました。三井住友銀行の口座でのキャッシュカード利用、さらには3つの支払いモード「クレジット・デビット・ポイント払い」がカード1枚で利用可能であることが最大の特徴です。
この支払切替が簡単にできるイメージを伝えるためにサイト上では、数ある基本特典や選べる特典をキャラクターやイラストを用いて紹介し、利用者に伝わりやすい内容にしています。また公式YouTubeでは、「Olive」そのもののコンセプトムービーを発信して、よりサービスの理解度を深められる内容になっています。
東日本旅客鉄道株式会社「JRE BANK」特典の達成条件を図やイラストで解説
東日本旅客鉄道株式会社(以下、「JR東日本」)では、株式会社ビューカードとともに、JR東日本グループブランドのデジタル金融サービス「JRE BANK」を2024年5月から開始しました。条件を達成した利用者はJR東日本ならではの鉄道利用時の優待券や、ポイントを利用して、JR東日本がおススメするどこか1つの駅への往復チケットが貰えるサービスを展開しています。条件達成方法をサイトでは図やイラストに表しており、利用者に分かりやすい内容となっています。
アクアスター事例「おまかせ資産運用サービスON COMPASS」6周年特設サイト」
アクアスターではマネックス・アセットマネジメント株式会社が運営するおまかせ運用サービス「ON COMPASS」6周年記念の特設サイトを制作させていただきました。サイト内では、ON COMPASSのこれまでの成長性を分かりやすく伝えるためにインフォグラフィックスで表現しています。
また、キービジュアルには、ON COMPASSのブランドイメージに合わせ、上品で温かみがあるタッチの人気イラストレーター東京メロンボーイ氏を提案し、起用に至りました。キービジュアル制作が東京メロンボーイ氏、インフォグラフィックスを当社が担当しているため、サイト全体の雰囲気が崩れないように東京メロンボーイ氏の世界観に合わせて制作を行いました。
まとめ
いかがでしたでしょうか?デジタル化が進む金融業界でいかに顧客に向けたプロモーションを行っていくか?という点について銀行業界を中心にご紹介しました。各企業の特色に合わせた形で、キャラクターやイラスト、アニメーションや映像を使用することでサービスをわかりやすく浸透させていくための工夫が練られていることが分かりました。
アクアスターでは、今回ご紹介したような新規事業やキャンペーンに対して、Webコンテンツの企画・開発やSNSの運用を通じたキャンペーン展開、全て一貫して対応可能です。
ターゲットに対する新たなアプローチや利用者満足度向上のため施策を検討している方は、まずはお気軽にご相談頂ければと思います。