アクアスター技術ブログvol.17
「2023年、年始イラストのご紹介!」
2023/01/19
新年あけましておめでとうございます! 社内イラストレーター2年目の三野です。 この度、アクアスターの公式Twitterで投稿されていた年始のご挨拶イラストを制作致しました。 今回のブログでは、 そのイラストのご紹介と制作時に考えていたことを交えながら作品のポイントなどを紹介していきます。
今年のアクアスター年始イラスト
今回の年始イラストはこちらです!
イマドキ風のメイクが映える赤い髪の女の子とうさぎがメインのイラストです。
今年が卯年のため、うさぎを入れ込みつつ、新年を明るく祝うものになるように制作いたしました。
制作時間は、ラフと清書でおよそ6時間程かかりました。
ラフ絵のご紹介
では、さっそく制作についてご紹介させていただきます!
こちらが今回のラフです。
この作品は、私一人で制作を行っていたため、自分だけが理解できるざっくりとしたラフになっています。
複数人で制作を行う際やラフの時点でご確認が発生する際は、『思っていたものと違う』という事態を防ぐため、
もう少し詳細にラフを描くことをオススメしています。
細かい部分は描きながら修正していきます。
したがって、ラフを見ても、どういうイラストが出来るかまだ分からないと思います。
しかし、年始のご挨拶イラストなので「挨拶の文字」など大きな要素はこの時点で構想を決めています。
今回の制作ポイント
次にラフからイメージを固めていき、清書へと進めます。
ここでは、今回制作時に考えていたことをいくつかご紹介できればと思います。
-
【今回の検討ポイント】
- ホログラムのような着彩について
- 効果が大切
- 文字の入れ方を考えながらビジュアル制作について
ホログラムのような着彩について
最近、ホログラム紙のような偏光の色彩を持ったイラストを良く見かけるようになりました。
そこで、今回のイラストでは、まるでホログラムを乗せたかのように着彩を挑戦してみたいと思い、色を決めていきました。
リアルな明暗を持たせながら、乗せる色は現実的ではない色なので想像以上に難しかったです。
※着彩とは色付けのことを指します。詳しくは下記ブログにてご紹介していますので併せてご覧くださいませ。
着彩についてはこちらから
効果が大切
描き切った後、Photoshopの効果機能やレイヤー効果を使って最終調整を行いました。
まずコントラストの調整をしています。
一番に見えて欲しいところである【顔とうさぎがいる画面中心】のコントラストをあげていたり、
逆に位置関係を考えた時に奥にあるもののコントラストと再度を下げて前後感を作っています。
さらに画面全体の密度上げるための調整で紙吹雪を入れています。
この作業により画面全体をより良くみせます。また効果の入れ方によって更に様々な表現を行うことができます。
私は入社後にPhotoshopを使うようになりデジタルで絵を描く事を覚えました。様々な表現方法や効果を試しながら細かな調整を行える点に魅力を感じています。
↓ 効果をのせる前
効果をのせた後と比べるとフラットな印象です。
↓ 効果のせた後
イラストに奥行きが出ているほか、紙吹雪の効果で画面全体の密度が高くなっています。
文字の入れ方を考えながらビジュアル制作について
今回、制作したイラストは、年始のご挨拶が目的でしたので、イラストだけでなく文字情報も必須の構成条件でした。
本の装丁や映画ポスターなどもそうですが、
普段自分が仕事で扱う「広告」という商材には文字はなくてはならない存在です。
私は、文字情報とイラストの組み合わせのバランスは非常に大切だと考えているので、
ラフ段階から最終的なアウトプットの形を想定して作業に入るようにしています。
最後に
いかがでしたでしょうか?
今回は、アクアスターの公式Twitterにて投稿された年始のご挨拶イラストについてご紹介しました。
アクアスターのTwitterでは、その他にも様々なイラストを公開していますので是非併せてご覧ください。
また、今回ご紹介したイラストはもちろん、アクアスターでは様々なタッチで描くことができます。
現在、タッチごとにサンプルも公開しています。宜しければご覧ください。
今回のような1枚絵の制作の他にカットイラスト、動画内イラストもアクアスターは制作しています。
漠然としたイメージでも大丈夫です。相談時のヒアリングで明確にさせていただきます。
本年度もたくさんのイラストを届けられるように精進して参りますので、
2023年も株式会社アクアスターをよろしくお願いいたします!