利用率の高い6大SNSについて 特徴とユーザー傾向をわかりやすく紹介!【2023年度版】
2024/02/27
総務省が発表した「令和4年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書」によると、統計を開始した平成24年からSNSの利用率は年代を問わず増え続けています。LINEのようなメッセージ交換が主体のSNSは全年代で利用率90%を超え、動画共有サイトのYouTubeでも全ての年代の平均でも90%弱の人が利用しているという結果になっています。
引用:「令和4年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書」
また、インターネットをの利用目的を見ても平日・休日共に全年代で「ソーシャルメディアを見る/書く」「動画投稿・共有サービスを見る」が上位を占めており、SNSの影響力の高さが伺えます。
今回のブログでは上記統計中でも全年代で利用率が高い6つのSNSについて、主に日本国内の状況に注目して特徴や利用しているユーザーの傾向についてご紹介します。
LINE
さきほどの総務省の統計を見ても分かる通り、日本最大のコミュニケーションアプリであり90%以上の高い国内利用率を誇ります。運営するLINEヤフー株式会社の発表では2023年6月末時点で月間ユーザー数が約9500万人とされています。1対1のトークだけでなく、グループトーク、ビデオ通話、音声通話も可能で、タイムライン機能や公式アカウントによる情報発信も充実しています。幅広い年齢層に利用されていることが強みであり、世代を超えて家族や友人とのコミュニケーションツールとしても活用されています。
一方でビジネスツールとしてはその高い普及率から、ターゲットを詳細に絞り込んだ「LINE広告」やクーポン・キャンペーン情報の発信、飲食店や小売の現場でもコロナ禍以降広まった店内・店外問わずモバイルオーダーのプラットフォームとしてもさらに注目が集まっています。
多くの人が普段のコミュニケーションで活用しているからこその強みを活かした施策が最大の強みと言えます。
YouTube
YouTubeは国内に限らず世界でも最大の動画共有プラットフォームであり、様々なジャンルの動画を無料で視聴できるのが特徴です。チャンネル登録やコメント機能で動画クリエイターと交流できるほか、現在はショート動画コンテンツやライブ配信、広告機能も充実しています。
LINEと同様に若年層だけでなく50~60代以上の利用者も多いことが特徴で、広い世代がエンターテイメント目的だけなく、情報収集先としても積極的に利用しています。
気軽に動画を発信できるため、個人だけでなく様々な企業も自社の情報発信の場として活用しています。
Instagramは写真や動画を投稿・共有するSNSであり、ハッシュタグ機能で興味のある情報を検索できます。「ストーリーズ」でリアルタイムな情報を発信できるほか、ライブ配信やショッピング機能も充実しています。特に10代~30代の女性に人気があり、オシャレな写真や動画を投稿・閲覧するほか、美容やファッション、グルメなどの情報収集に利用されています。インフルエンサーマーケティングも盛んです。
【日本コカ・コーラ様の成功事例】
日本コカ・コーラ様は、ジョージアのリブランディングにInstagramを活用。
新しいターゲット層にアプローチする際、TVCMとバナーを組み合わせたクリエイティブに加え、親近感が沸くようなドラマ型のクリエイティブを組み合わせるキャンペーンを実施しました。 pic.twitter.com/ECuTsGlAHO
— Instagram マーケティング JP (@FBBusinessJP) December 6, 2023
一方で注目したい点としては、YouTube同様に50~60代以上の世代の利用率も増えている傾向にあることが挙げられます。同じく写真や動画を投稿できるX(旧Twitter)よりも若干の差ではありますが30代以上の世代は全てInstagramの利用率上回っています。
X(旧:Twitter)
X(旧:Twitter)は誰でも140文字以内の短い文章で情報発信できるSNSであり、主にリアルタイムな情報収集や拡散に適しています。ハッシュタグ機能で興味のある情報を検索でき、日々更新される「トレンド」によってSNS上で話題になっている出来事を把握しやすいことも特徴です。10代~40代の現役世代の利用率が高く、ニュースや社会問題からエンターテイメントに幅広いジャンルに興味を持つ人が多い傾向にあります。
直近では有料アカウントの導入より、長文での投稿や一定の条件を満たせば収益化も可能になるといった様々な取り組みが注目されています。
📢 iOSでX Premium会員向けに検索フィルターが登場しました!
投稿者、期間、最低いいね数、最低リポスト数などを指定して簡単に検索できるようになります。話題になっている事や物を探す時にとても便利です!✨ pic.twitter.com/KAsjdGiG8y
— Japan (@XcorpJP) February 26, 2024
Facebookは原則実名登録制のSNSであり、主にリアルで面識のある友人や家族、ビジネスの交流の場として活用される傾向にあります。そのため、若年層よりも30代~50代のビジネス関連での利用率が高く、情報収集やイベント参加、グループ活動などに活用されています。Facebook内に自社のページを開設した情報発信も様々な企業が行っています。
*弊社Facebookページ
広告という側面で見ると、年齢層の高さから特に経営者や管理者クラスなどの決裁権を持ったユーザー・収入が高いハイクラス層へのアプローチも多く見られています。ビジネス面でヒントとなるセミナーや展示会のお知らせから、自社の生産性を改善する営業支援ツール・業務管理ツールに関する広告などが多く見られます。また、個人として参考となるような不動産や自動車といった単価の高い商材が見受けられることも特徴です。
TikTok
TikTokは15秒~3分程度の短い動画を投稿・共有できるSNSであり、音楽やエフェクトを簡単に組み合わせられることも人気の理由の一つです。独自のアルゴリズムでユーザーの視聴履歴から好みに合わせた動画を配信することに加えて、ユーザーは動画をスワイプすることで次々に動画を切り替えて自分の気になる動画を探すことができます。
10代~20代の利用率が高く、音楽やダンス、ファッションなどの動画が人気ですが、先行して展開されているYouTubeにおいてシニア層の利用が広まっていることもあり、TikTokでも今後シニア層の利用が広がることも予想されます。
@kyokanobaaba 最後に、ガチャっていう音感動した。#70歳のばあば #天才ばあば #ばあば #ばあばと孫 #チャージスポット #モバイルバッテリー #充電 #充電器 ♬ I Wanna Be Your Ghost (feat. Ghosts) (Sabi Ver.) – Gen Hoshino
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は日本国内で利用率の高い主要なSNSについてその特徴やユーザーについてまとめてみました。今回取り上げた6つのSNSに加えて、MastodonやBlue Skyといった新たなSNSも生まれており、今後も新たなプラットフォームが注目を浴びる可能性も捨てきれません。
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また、SNSマーケティング単体での展開だけでなくキャンペーンサイトとの連携や、屋外広告・TVCMといった他の媒体との連携も重要です。アクアスターでもARやVRコンテンツと連携した複合的な提案も行っています。これらをワンストップで企画・開発を行うソリューションも、多くのクリエイターや開発者が在籍しているアクアスターは可能です。
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