ファンの心を掴む!スポーツイベントのプロモ施策~SNSからタイアップまで~
2024/06/07
オリンピックイヤーでもある今年2024年は、パリオリンピック以外にも数多くの国際的なスポーツイベントが予定されています。この6月にはサッカー・ワールドカップのアジア予選が開催され、バレーボールの国際大会である「ネーションズリーグ」の会場の一つに福岡が選ばれるなど日本代表選手の活躍に期待が高まっています。国際大会となるとその国内のファンが集まるだけでなく世界中の人々が自国代表の応援に駆けつけるため、その経済効果は大いに期待されます。
そこで今回はスポーツイベントにおけるプロモーション・マーケティング施策のポイントに注目していきたいと思います。また、特にアクアスターが強みとするアニメなどの人気IPとのタイアップ施策についてもご紹介します。
目次
背景:拡大するスポーツ市場
海外のある調査会社の統計*1では2024年に世界のスポーツ市場規模は約5069億ドルとなり、2023年から年間平均成長率として5.6%を見せると言われています。また、2028年には6,298億ドルまで拡大し、継続した成長が見込まれています。
この背景には新興国の経済発展を背景にしたスポーツ市場の拡大に加えて、PCやスマートフォン向けの配信サービスが急成長したことが要因として考えられます。
今後はVRやMRといった新たなテクノロジーを組み合わせたスポーツ体験が広まることでさらなる成長も見込まれています。
この拡大するスポーツ市場の中では、さらなる競争が予想されるため各競技団体やプロリーグ毎にファンを獲得するための施策が期待されることになります。
*1:Sports Global Market Report 2024
スポーツイベントにおけるマーケティングのポイント
ソーシャルメディアの活用
現在、ソーシャルメディアはファンとの直接的なコミュニケーション手段として非常に重要です。リアルタイムでの試合結果や選手のインタビュー、舞台裏の様子などをシェアすることで、ファンのエンゲージメントを高めています。
日本国内ではバスケットボールのプロスポーツリーグである「Bリーグ」が積極的にSNSを活用していることで知られています。
🏆B.LEAGUE AWARD SHOW 2023-24🏆
5️⃣レギュラーシーズンベストファイブ5️⃣
千葉J#2 富樫 勇樹(8年連続8回目)@YukiTogashi @CHIBAJETS🔽 #Bリーグアワード 生配信🔽https://t.co/xg61w32QFP#Bリーグ pic.twitter.com/9QAx7HijZ8
— B.LEAGUE(Bリーグ) (@B_LEAGUE) May 31, 2024
一方で、SNSではネガティブな話題も瞬時にファンに広まる可能性があります。例えば、選手やチームのコンプライアンスに関わる事案や競技内のパフォーマンスに対する批判や運営に対する不満などに対して、公式アカウントやしかるべき部門から迅速かつ誠実な対応を行うことが重要です。
データドリブンマーケティング
スポーツファンの行動データを分析し、パーソナライズされたコンテンツや広告を提供することで、マーケティングの効果を最大化できます。例えば、グッズの購買データやSNSデータから特定のチームや選手に関心が高いユーザー層に向けて、関連商品の広告を表示するなどの戦略が有効です。
IP・インフルエンサーとのタイアップ
既存のファンを定着することはもちろん、常に新規のファンを取り込んでいくこともスポーツ産業の持続的な成長には不可欠です。その際に有効な手法の一つがタイアップです。先程も取り上げたSNSでの影響力を持つインフルエンサーとのタイアップをはじめとして様々なコラボレーションが生まれています。
スポーツイベントのタイアップ事例
「バレーボールネーションズリーグ2024」✕「ハイキュー」
*こちらの事例はアクアスターの実績ではございません。ご了承ください
現在(2024年6月)開催中の「バレーボールネーションズリーグ」では人気バレボールマンガ『ハイキュー』とのコラボレーションが話題です。日本代表とコラボレーションした動画をSNSで公開するだけでなく、会場では限定のコラボグッズが発売され「ハイキュー」を通じてバレーボールや大会をあらためて知った層も巻き込んで大会全体を盛り上げています。
本日の紙面記事は大人気アニメ #ハイキュー がもたらす男子バレー界への相乗効果についてまとめました🙌🙌
【#バレーボール】〝大フィーバー〟の裏に大人気アニメ 「ハイキュー!!」との相乗効果は海外にも!#バレー #ネーションズリーグ #ネーションズリーグ福岡大会 https://t.co/BeLK9UlWun
— 東スポ・オリパラ取材班 (@tospo_olympic) June 6, 2024
アクアスターの事例:ツール・ド・東北✕『弱虫ペダル』
アクアスターでも様々なスポーツイベントに関わる施策に携わってきました。特に後半に取り上げた人気IPとのタイアップではそのビジュアル制作の強みを活かして、多くの実績があります。
2018年に行われた「ツール・ド・東北」では『弱虫ペダル』スペシャルグラフィックを制作させていただきました。
当イベントは東日本大震災の復興支援と震災の記憶を残していくことが目的の自転車イベントで、実際にレースコースとなる土地で弱虫ペダルのキャラクターがオフィシャル・ジャージを着用して自転車で走行する姿が描かれています。大型屋外広告での掲示やメディアにも取り上げられ、弱虫ペダルのファンのみならず、幅広い方々にツール・ド・東北が認知されるきっかけになりました。
まとめ
今回はスポーツイベントにおけるマーケティング施策についてご紹介しました。今後のスポーツイベント市場は非常に大きな成長が見込まれており、デジタルマーケティングはその成功の鍵となります。ソーシャルメディアの活用、データドリブンマーケティング、効果的なタイアップなどを戦略的に組み合わせることで、ファンのエンゲージメントを高め、ビジネスの成果を最大化することが可能です。
アクアスターではSNSを活用したマーケティング施策、特に動画やビジュアルを活かしたコンテンツマーケティングやキャンペーンを得意としています。
事例でも紹介した有名作品とのタイアップにおいては、タイアップ先の選定から版元も納得の行く形のクオリティの高いクリエイティブの提供も可能です。
まずはお気軽にお問い合わせいただければと思います。
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