テーマパーク・遊園地 広告・集客のポイントとは?~非日常の体験をどう伝えるか~
2024/06/05
2024年6月6日(木)に人気テーマパークの「東京ディズニーランド」に新エリア「ファンタジースプリングス」がオープンするということで、ファンを中心に大きな話題になっています。早速遊びに行きたい!という方や、友達や家族と計画を立てている…という人も多いのではないでしょうか。
ディズニーランドに限らず、大阪のユニバーサル・スタジオ・ジャパンや富士急ハイランドといったテーマパークは、国内だけでなく海外からの観光客で賑わうなどコロナ禍前の勢いをすっかり取り戻したと言えます。
今回のブログでは今後さらに盛り上がりをみせるこのテーマパークや遊園地での広告・集客のポイントについてご紹介します。
目次
市場動向:コロナ禍前をさらに超える売上高
経産省の「特定サービス産業動態統計調査」によると、国内の遊園地・テーマパークの売上高は2023年で約8441億円となっており、コロナ禍前の2019年を大きく上回る結果となりました。緊急事態宣言下で人の移動やイベントが制限された反動だけではなく、オンラインでの体験だけでなくリアルな体験にあらためて注目が集まったこと、円安による海外観光客の増加など様々な要因が重なったと言えます。
さらに2021年3月にはUSJにスーパー・ニンテンドー・ワールド、2022年11月には愛・地球博記念公園に開園した「ジブリパーク」、2023年6月にとしまえん跡地にでき「ハリー・ポッター」の世界観を体験できる「ワーナー・ブラザーススタジオツアー東京」など人気コンテンツを題材にしたテーマパークの開業が相次いだことも影響していると考えられます。
体験を伝えるSNS、インフルエンサーの影響力増
期待が集まる「東京ディズニーランド」の新エリアは早いタイミングから様々なプロモーションが行い、ファンの期待を高めていました。そこで際立っていたのがインフルエンサーや有名人・タレントによるSNSを介した発信力の強さです。
新エリアのプレオープンには地元住民や企業のキャンペーンに当選した人をはじめとした様々な人が訪れていました。さらに、運営側が招待という形で様々なタレント・インフルエンサーが訪れそこでの様子がSNSに発信されると大きな話題を呼びました。
非日常的な体験や風景が味わえるテーマパークではその魅力を伝え方として実際に体験した人のリアルな発信が効果的です。その中でも既に影響力のある人の発信であればその宣伝効果はさらに強くなると言えます。
また、YouTubeやTikTokといった動画SNSで積極的な発信が行われたこともあり、さらにファンの期待度が挙がったといえます。このSNSを介した発信は今後どのテーマパークでも無視できない施策の一つと言えるかもしれません。
広告のポイントは「迫力」「インパクト」「リアル」
先月5月のGW前や夏の行楽シーズン、秋のシルバーウィークや年末年始といった長期休暇がある季節にはテーマパークの様々な広告を街中やWebで見られるようになります。アピールするアトラクションやエリアの世界観によって様々なトンマナで届けられていますが、その多くがテーマパークでの体験の「迫力」や「インパクト」を強調する内容になっています。また、人々の表情や世界観をリアルに描写していることもポイントです。
さらには、アニメやゲームと言ったIPとコラボレーションする際にはその作品のキャラクターやストーリーも魅力的に伝える…ということも不可欠です。
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アクアスターの事例:富士急ハイランド(キービジュアル/CM制作)
アクアスターではこれまでそのビジュアル制作の強みを活かして様々なテーマパークの広告を手掛けさせて頂きました。
2022年には富士急行株式会社様が運営する富士急ハイランドの「入園無料」「駐車場90分以内無料」を宣伝するキービジュアルとCM制作を担当させていただきました。
「写真のようなリアルな雰囲気を持ちつつインパクトがあるイラストにしたい」というご要望を受け、重厚感があるタッチで表情やシーンを実写風に表現し、幅広い世代の方の目を惹くビジュアルに仕上げています。
まとめ
いかがでしたでしょうか?今回は今後さらに盛り上がりを見せるテーマパーク・遊園地のプロモーション・広告のポイントや傾向についてご紹介しました。
「体験」が重要なテーマパークでは運営側からの発信だけでなくSNSを通したユーザー発信が今後重要になる点、そして広告ではその非日常の体験を「迫力」「インパクト」を持ってつたえることは重要になりそうです。
アクアスターでは先程ご紹介したテーマパークのキービジュアル制作から動画制作まで一貫して社内で対応できる体制を整えております。また、人気ゲームや話題のアニメと言ったエンタメ関連の実績も豊富にあるため、テーマパークでのタイアップ・コラボでも版元も満足いただけるご提案をさせていただきます。
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