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セミナー・イベント

アクアスター×宇都宮市 『市民に向けた認知拡大の秘訣!』ウェビナーQ&Aを公開

2023/04/28

2023年3月17日、アクアスター×宇都宮市によるウェビナー
【宇都宮市スーパースマートシティ 市民に向けた認知理解拡大の秘訣!】が開催されました。
今回のウェビナーでは宇都宮市役所スーパースマートシティ推進室から川俣有輝様をゲストにお呼びし、「スーパースマートシティうつのみや」の認知拡大・理解促進の秘訣をトークセッションでご紹介させていただきました。

今回のブログでは参加者の方からウェビナー内で頂いた質問とその回答をご紹介させていただきます。
ウェビナーに参加できなかった方はもちろん、自治体関係者の方をはじめとして幅広い世代への認知拡大にお悩みの方にも参考になる内容ですので是非ご覧ください!

Q&A

Q:宇都宮市に移住する予定があります。過去の経験や知識をうまく活用してもらえそうな施策があれば教えて頂けますでしょうか。
川俣:
宇都宮市では一般市民の方、民間企業にお勤めの方や学生の方を集めて新しいことに挑戦したいという人がアイデアや仲間を探す場として「Open Session Friday(オープン・セッション フライデー)」という取り組みを進めています。ご自身の経験や知識を活かせる場かなと思いますので、是非こちらにご参加いただければと思います。

Q:デジタルデバイド(ITやネットを通じた情報格差)の課題がある高齢者などの理解が得られれば、自治会などを通して市民理解もスムーズになると思われます。デジタルデバイドへの対策は特別に考えていられていますでしょうか。
川俣:
デジタルデバイドの課題は非常に大きいと考えています。
今回はデジタルコンテンツということで若年層に届けたいという意図もありました。そうした中でやはり高齢者の方や未就学のお子様にも「スーパースマートシティ」を届けられるよう、パンフレットや啓蒙グッズのようなアナログ的なアプローチで理解促進の取り組みを強化していきたいと考えています。


*アクアスターでは様々な年代、需要にあったコンテンツを設計しました(ウェビナーアーカイブより)

Q:地方で予算を確保するために必要なこと、心がけることを教えてください
川俣:
予算要求にあたり、財政部門を説得することに苦労している方がいらっしゃると思います。個人的にはこの事業で何をしたいかという目的を明確に示した上で、それに対する事業を具体的に示していくことが重要かと考えています。
よく「費用対効果はどのぐらいですか」と聞かれることも多いと思います。数字で示せないけど効果があるものとか、長期的にやっていくなかでは効果が出るものもあると思います。政策で何を達成するのかというビジョンを明確に示せばあとは具体的な手法の話になり、目的達成に向けていろんな政策が展開できるのではないでしょうか。

Q:認知拡大のために効果のあった事例をお聞きしたいです。
川俣:
イベントの開催と特設サイトの開設を併せたことで一気に注目が集まるので認知が拡がったと思っています。森さんはこのあたりいかがでしょうか?
森:
誰にどう伝えていくかが大事かなと思います。若者の方向けであればSNSを軸に接点をもつべきですし、高齢者の方向けであればアナログでしっかりと説明するとか、媒体を含めた設計、誰にどう伝えるかという目的が大事だと思います。後はその方々がどうしたら興味をもってもらえるかという表現ですね。前向きに読み進めてくれるようなパンフレット、パッと目にとまるようなSNSのサムネイル等はなんだろう、と相手の気持ちになって考えていくと大事なものが見えてくると思います。
今回その点でいうとイベント及びSNSは入り口としてはかなり良かったのではないかと。そのまま特設サイトにいくと楽しい雰囲気でさらに盛り上げられるという接続もあり、一貫性のあるワクワクした一つのストーリーラインになったと思います。

*アクアスターではスーパースマートシティの市民理解を図る為の体験型の特設サイトを制作しました。併せてTwitterアカウントの開設・運用をはじめとして各種キャンペーンを総合的にプロデュースしています。

Q:宇都宮市として今回はスーパースマートシティの認知拡大が大きい課題だったと思うのですが、その他の面で解決したい課題などはありますでしょうか。
川俣:
スーパースマートシティを実現していくためには人づくりの取り組みやデジタル技術の活用が原動力になると思います。特に、コロナ禍で急激にデジタル化が進む中で、宇都宮市でも取り残される方がいないようにデジタル化の取り組みを進めたいと思っています。
人づくりに関する取り組みについても、市民の方々に宇都宮市の良さを再度認識してもらって愛着をもてもらうこと、県外・市街の方にも知ってもらって「ちょっと行ってみようかな、ちょっと住んでみようかな」と人手が増えることで経済的に発展していく部分もあると思います。そういった部分も今後加速させていきたいと思います。

Q:実施したコンテンツでいちばん大変だったものは何でしたか?
川俣:
特設サイトの記事をいかに噛み砕くかが大変だったと思います。行政ですのでフランクになりすぎても…というところもありつつ、堅苦しい文章だけでは誰も見てくれないというとこともあり、塩梅の調整が難しかったです。今後もコンテンツのブラッシュアップはしていきたいと考えています。

Q:今回のプロジェクトを通して、新しい発見はありましたでしょうか?
川俣:
今回新しく交流拠点施設ができたということもあり、多くの方に集まっていただきました。宇都宮市に期待する方の声を直接聞けましたので、こんなに市民の方が宇都宮市に関心を持ってくれているということに改めて気付けました。

Q:実施した施策の中で一番「スマートシティ」に直接繋げられたと認識しているものは何でしょうか?
川俣:
まずは特設サイトの記事を読んでいただいたことです。スマートシティはデジタル化の取り組みが中心に見られがちですが、それだけではなく人との助け合いや経済の盛り上がり、環境への配慮も併せて「スーパースマートシティ」である点を特設サイトの記事の内容を通して伝えられたと考えています。
デジタル施策ですとやはりミヤリーちゃんのデジタルコンテンツですね。体験したお子さんのお母さん世代の方から「テレビでは見たことがあるけれど、実際にできるんだね」という声をいただきました。そういった意味でデジタル化のハードルを下げ、その良さを伝えられたのかなと思います。

*アクアスターでは自分で色を塗った「ミヤリー」が3D化されて動き出す「お絵かきミヤリー」を企画・開発いたしました・

Q:外部に依頼する上で一番の決定理由はなんですか?
川俣
今回はプロポーザル方式で採択いたしました。その審査基準の中で「興味関心を持って入ってくる」ということに重点をおいてください、という点を各企業の皆さんにお伝えさせていただきました。
アクアスターさんはいかに興味関心をひかせるかという点を論理的に言ってくださいました。かつ、こういったコンテンツで示していきますというところを具体的に見せていただきましたので宇都宮市の狙いを達成できるかなと思いました。プロポーザルの審査の中でもそういったところは高く評価されています。

*ご参加いただいた皆様、ご質問いただいた皆様ありがとうございました!

終わりに

いかがでしたでしょうか?
スマートシティやDXの推進が求められる現在では、その取組みを関係者の方に広く認知してもらい、正しい理解を促すことが重要です。
本ウェビナーでは、その秘訣について具体的な取り組みを例にご紹介させていただきました。
アクアスターでは今回の宇都宮市様での取り組みを始めとしてデジタルとビジュアルの強みを活かした「価値体験」をお届けするソリューションを提供しています。
プロモーソンや認知拡大の施策に関してのご相談もお気軽にお寄せください。

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