環境・採用…「ブランド広告」の注目事例を紹介
2024/08/02
前日のブログでは「ブランド」「ブランディング」についてその意味や、現代においてはその重要性がより一層高まっている点をご紹介しました。今回のブログでは実際に企業や商品・サービスのブランドを届けるブランド広告の実例についてご紹介します。
目次
なぜ「ブランド」の重要性が増しているのか?
「ブランド」には様々な定義が存在しますが、一般的には企業や製品が提供する価値や理念、信頼性を象徴するものと言えます。この「ブランド」という考え方は2024年現在さらに重要度が増しています。以下にその理由を簡単にまとめました。
- デジタル化で情報が過剰供給に。競合との差別化が必要になる
- 経済のグローバル化により世界中の企業とも競争が必要になる
- 企業の社会課題に対する姿勢に注目する消費者が増加
- 人材獲得競争の激化/年収や会社の規模以外の魅力発信が求められる
*詳しくは前回のブログもご覧ください。
消費者がいつでもどこでも様々な商品やサービスに触れられるようになった一方、企業側としては国内だけでなく海外含めた競合他社との競争に打ち勝つ必要があります。そのために、より自社の魅力の差別化、ブランドを適切に伝える必要が出てきました。また、先進国を中心に少子高齢化が進む中で、消費者が働く先を選ぶ…という労働者の目線でも企業が「選ばれる側」になっています。その際には魅力的で労働者が「働きたくなる」企業としてのブランドの発信も求められています。
さらに旧来の価値観や生活スタルが変化してきたことでSDGsやエシカル消費といった社会全体の課題に対しても取り組んでいる企業かどうか?実際に生活している消費者と目線があっているか?という側面も非常に重要です。
テーマ別ブランド広告の事例
*以下で紹介する2件の事例はアクアスターの事例ではございません。ご了承ください
フードロス:味の素株式会社「ハンパ野菜の叫び」
現在、様々な食品・食材が余り捨てられてしまう「フードロス」という問題に注目が集まっています。この広告では半分に切られる等で「ハンパ」な野菜がそのまま捨てられてしまい、フードロスにつながっている現状を野菜がモチーフの「ハンパーズ」達からのメッセージを通して、ユーモアも交えながら余った野菜の活用方法を紹介しフードロス削減を伝えるものになっています。
雑誌広告などのビジュアルでは野菜の断面図がまるでキャラクターの顔のように見えるビジュアルでキャッチーに伝えています。さらに、「ハンパーズ」の声を人気声優の斉藤壮馬さんが演じたショートアニメも公開され、話題になりました。
採用:デルタ工業株式会社「開発vs製造ラップバトル」篇
2020年に広島に本社がある自動車シートメーカーのデルタ工業株式会社が公開した採用動画がYouTubeで公開されると話題なり、2024年8月現在で16万回再生と採用動画としては異例の再生数を誇っています。
「風通しのいい会社」という自社の魅力を伝えるために、設計・開発メンバーと実際に製造するメンバーがお互いに言いたいことをラップバトルでぶつけ合う…という非常にユニークな演出が特徴です。
一見奇抜な設定ながらも、各自が職務で大事にしている思いや葛藤を遠慮なく言い合えるオープンな社風が伝わる動画と言えます。
アクアスターの事例:「タカラトミー100周年記念アニメーション」
わたしたちアクアスターでも企業のブランドを伝える広告について、企画・制作に携わってまいりました。特に30年以上の実績があるイラストや、アニメーションを活用した施策を得意としています。
株式会社タカラトミー様の100周年記念アニメーションのデザイン及びアニメーション制作全般を担当させていただきました。
まとめ
いかがでしたでしょうか。今回はブランド広告の実例やそのポイントについてご紹介しました。冒頭でもお伝えした通り情報があふれる現在では企業の大小に関係なく、その「ブランド力」が注目される時代になったと言えます。
アクアスターではこのブランドプロモーションの成功に導くためには「ビジュアル」が重要であると考えています。今月8月には「ブランドは伝える時代 ビジュアルで伝わる!ブランドプロモーションの成功事例」と題したウェビナーを無料で開催いたします。8月21日(水)12:00~のライブ配信に加えて、アーカイブ配信も行いますのでご都合の良い日程でお気軽にご参加ください!