擬人化を活用したプロモーション
2024/10/28

突然ですが、プロモーションを行う際に商品・サービスを人間として表現する「擬人化」を活用したプロモーションを見たことはありますでしょうか。
近年プロモーション施策の1つとして、様々な商品・サービスを「擬人化」し、キャラクター表現することが増加しています。
主には、老若男女問わず多くの人に親近感を覚えてもらえるような効果を目的として活用されています。
今回のブログでは、現在様々な企業で取り入れられている擬人化プロモーションについて紹介いたしますので、擬人化プロモーションについて興味や企業の施策として検討している方も含めてぜひご覧頂ければと思います。
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擬人化プロモーションのメリットについて
上記でも述べたように擬人化してプロモーションするということは、今まで人間として表現されていなかったものを「人間としたらどうなるのか」を表現して、元々ある商品・サービス等を違った角度から表現することができるので広告宣伝を行う新たな施策として注目を集めました。
キャラクターで表現される擬人化プロモーションは、既存ユーザーだけでなく新たにキャラクターのファンを生み出すチャンスがあり、新規ユーザーに対しても認知拡大が期待できます。
愛知県のクラシティ*1では、2024年11月に開催される「全国カップラーメンフェス2」を記念して、「カップラーメン擬人化イラストコンテスト」の募集がありました。企業のプロモーションだけでなく、イベントを盛り上げる企画としても「擬人化」が取り入れられており、関心が高まっています。
*1「カップラーメン 擬人化イラストコンテストを開催します!」
どんなものが擬人化プロモーションとして生まれ変わるのか
擬人化プロモーションといってもどんなものが人間のキャラクターとして表現されるのか、本ブログでもご紹介できたらと思います。
*下記事例はアクアスターの実績ではございません。予めご了承ください。
ダム周辺の生き物を擬人化したキャラクターを制作「株式会社建設環境研究所」
株式会社建設環境研究所では、2023年3月に国土交通省 東北地方整備局 北上川ダム統合管理事務所「南部片富士湖ものしり館」(岩手県盛岡市)において、ダム周辺の生き物を擬人化したキャラクターを制作した上、展示会が開催されました。
株式会社建設環境研究所の社員自ら、「サワガニ」「ゲンゴロウ」等の擬人化キャラクターを11点デザインし、制作しました。
デザインは、生き物に関して知見のある社員の方が制作したことで、親しみやすい擬人化キャラクターとなり、ダム周辺にいる生物の勉強を楽しくできるきっかけに繋がっています。
商標区分を擬人化したキャラクター「TMB45」をリリース「GMOブランドセキュリティ株式会社」
2023年11月、GMOブランドセキュリティ株式会社は商標制度の理解向上を目的に、仮想アイドルグループ「Trademark Boys 45」をリリースしました。
ブランド保護観点に必要な知識を商標実務担当者等へ情報発信するも、商標区分が45分類あることから、法律用語も難しく覚えるのが大変といった意見があったそうです。
そのため、初めて商標を学ぶ人にも親しみやすい、区分の特徴をとらえたキャラクターが制作されました。
まずは学ぶ人たちの「理解するのが難しそう」といったマイナスイメージの払拭に対しても擬人化キャラクターでのプロモーションは効果的であることが分かりました。
ITmediaにTMB45(TrademarkBoys45)
のプレスリリースを掲載いただけましたhttps://t.co/cOdDhDVnCK
知財/商標を身近に楽しく学んでいただけるコンテンツをこれからも配信していきます
— BRANDTODAY byGMO (@BRANDTODAY) November 14, 2023
アクアスターの事例
WILDish擬人化計画「キャラクターデザイン・コンテンツ制作」
マルハニチロが誇るお皿いらずの人気冷凍食品「WILDishシリーズ」を擬人化した
「WILDish擬人化計画」におけるキャラクターデザインと認知拡大における
特設サイトおよびコンテンツ制作を担当いたしました。
キャラクター制作においては、各商品の理解を深めてもらうために商品の特徴に合わせ、1人1人の個性が際立つようにキャラクター制作をしました。
また、特設サイトでは、ユーザーに対してより親近感を持ってもらうための施策として、個性的なWILDishたちとのドタバタ日常を描いた漫画が連載されるほか、店頭POPへの起用やSNSへの展開を行っています。
商品を差別化して、認知拡大を行う際にも、「擬人化」が活用されました。
まとめ
今回は、様々な業界で活用される擬人化プロモーションについて紹介致しました。
擬人化は認知拡大や、様々な商品・サービスに親近感をもってもらい理解を深めてもらうためにも活用されていることが分かりました。興味を持ってもらうためのきっかけ作りにも擬人化プロモーションが採用されています。
アクアスターでは、企業の課題をくみ取った上でプロモーションを行う際には、
キャラクターデザインから販売促進に向けた特設サイトの企画制作・運用まで幅広く取り扱っています。その際に擬人化としてキャラクターの制作企画から対応することも可能です。
擬人化プロモーションについて聞きたいことがある・施策を検討したい等、
興味がある方はまずはお気軽にお問い合わせ頂ければと思います。