新入社員が入る前に1度読んでおきたい！広告業界の基礎知識―絵コンテ・カンプ編―

2022/03/24

4月からフレッシュな新入社員を迎える企業も多いのではないでしょうか？この時期になると、研修用でいろいろな業界知識をまとめられる方もいるかと思います。今回は、アクアスターの創業当初から作成されている「絵コンテ」や「カンプ」を中心にプレゼンテーションの現場で使用される用語についてご紹介いたします。

絵コンテ

絵コンテとは？
コンテとは「continuity（連続）」の略で、イラストを四コママンガの要領で制作し、CMなどの映像の流れを表現するものです。海外では、Storyboard（ストーリーボード）が絵コンテに近いものとして存在しています。映像を使用したコンテは、VTR用コンテ通称Vコンと呼ばれます。
構成は基本15秒CMであれば8コマが想定されますが、30秒・60秒用など映像の尺や内容に応じてカット数も変動します。
絵コンテのタッチは、まるで写真のようなリアルタッチやアメコミタッチ、モノクロのシンプルなタッチなど表現したい世界観に合わせて様々です。

カンプ

カンプとは？
カンプとは、「Camplihensive Layout」の略になります。「見本」という意味で実際の広告物と同じ状態を提示する為のものです。新しいアミューズメント施設が出来る、などのニュースが取り上げられる際に、完成予想図として紹介されているのもカンプです。
1カット毎のサイズは絵コンテよりも大きく、流れで見るのではなく1枚絵として見られます。

カンプが使われる現場
上記のように実際に設営する前のイベント会場の様子や、グッズの完成を再現したもので、細かい調整や構成要素を最終確認するために使用されます。
カンプをベースにして実制作が進むため、実物となるべく近いクオリティレベルまで求められる事が多いです。

マッカー（マックオペレーター）

マッカーとは、マックオペレーターのことで、CMなど映像制作における絵コンテ制作、プレゼン資料、デザイン制作などの作業を行う人のことを指します。
マッカーの作業としては下記のものがあります。

コンテレイアウト
各カットの絵をストーリーボードとしてレイアウトする作業。絵コンテ制作の現場で制作されたコンテイラストはコマごとに制作されているため、マッカーによってレイアウトを行い1枚の資料に仕上げます。

コンテ着彩
既にあるモノクロコンテにMacで色を付けること。

画像合成（処理）
写真の合成や素材制作、切り抜き等を行いデザインする作業。

PPM資料作成
Pre Production Meeting （通称PPM）という広告主・広告会社・制作会社等が集まり行う撮影前のミーティングで使用する確認事項をまとめた資料の作成。

デザイン作業
商品のパッケージなどのデザイン業務もマッカーが担当することもあります。

タッチ別の特徴

アクアスターのタッチはフォトリアル・ベーシック・その他タッチと大きく3つに分けることができます。

フォトリアル
アクアスター一押しのタッチになります。丁寧に描きこまれており、まるで写真を撮ったかのような仕上がりが特徴です。「躍動感」「透明感」「タレント寄せ」「しずる感（食品系に強い）」などの表現のクオリティが優れています。

ベーシック
圧倒的なスピードと表現力で大量の発注や短納期が可能なタッチになります。突然のプレゼンで時間がないといった時でも幅広く対応できます。カラー・モノクロでの制作も可能で、価格を抑えることも可能です。

その他
その他のタッチは、流行りのアニメ風やキャラクター、アメコミや有名イラストレータータッチなど、プレゼンの内容に合わせたタッチでの制作が可能です。○○風にしてみたいといったご相談があればぜひ1度ご相談していただければと思います。特殊なタッチの場合もサンプルカットでの確認も可能な為、安心してお任せいただけます。

まとめ

いかがでしたでしょうか？
今回は、新入社員が入る前にぜひ1度読んでおきたい「絵コンテ」「カンプ」制作現場で使用されている用語についてご紹介させていただきました。
普段から絵コンテやカンプを使用してプレゼンをされている方にとっては、当たり前の知識だったかもしれませんが、あまりプレゼン等に縁がない方には新鮮な情報だったのではないでしょうか？
アクアスターでは、前社名のアクアの時代から約30年間「絵コンテ」制作を行っているため、絵コンテに関するノウハウが豊富にあります！また、絵コンテ制作の現場で求められるタレント寄せなどにも自信があります。サンプルも公開しておりますので是非ご覧ください。
気になるサンプルはこちらのページから
https://aqua-star.co.jp/presentation/conte/

また、現在は、絵コンテ以外にも版権コラボやゲーム・アニメ等のタッチ寄せのほかSNSやARを使用した販促等の提案や実施も可能ですので是非ご相談ください。

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