実はニッチなキーワード?絵コンテについてご紹介!
2023/03/03
絵コンテは『漫画・アニメ・映画・テレビ番組・ミュージックビデオ・ゲーム』など映像を使用するさまざまな業界で使用されています。基本的には、本制作の準備段階に使用するため、あまり表に出ることはありません。
そのため、映像周りに知見が無い方は、
「言葉は聞いたことあるけどどういうものか分からない」
「普通のイメージイラストと何が違うのだろう?」
「そもそも絵コンテってどうして使われているのかわからない」と思われる方がほとんどではないでしょうか?
今回はそもそも絵コンテとは何なのかをテーマに絵コンテについてご紹介いたします!
絵コンテとは
絵コンテとは、撮影する動画のイメージを静止画のイラストで表現したもので、いわば動画の構成や演出が書かれた設計図のことです。「コンテ」は、英語のcontinuity(連続)が語源で、絵を連続させて表現するので「絵コンテ」となります。
通常、絵コンテは作品の監督や演出家が書くことが多いのですが、絵コンテを専門に描く人も存在しています。
構成は基本15秒CMであれば8コマが想定されますが、30秒・60秒用など映像の尺や内容に応じてカット数も変動します。
具体的にどんなシーンで使われているのかというと…
・漫画を書く下準備(ネームともいわれる)
・アニメーションを作るとき
・ゲームにおけるモーションや流れを考えるとき
・CMの企画会議
・映画、テレビドラマを制作するとき
・ミュージックビデオを作るとき
・企業PVを作るとき
・3DCG映像を作るとき
などなど映像作品を中心に多岐にわたります。
絵コンテの制作のながれは下記ブログにてご紹介をしておりますので是非併せてご覧ください。
なぜ絵コンテが使われるのか
では、どうして絵コンテは使われているのでしょうか?
企画会議でもテキストでイメージを共有することは出来ます。しかし、絵コンテを使用することで企画の完成度はより高くなります。
絵コンテを使う目的は、大きく【イメージの共有】 【構成の見える化】の2つがあります。
絵コンテを活用する主な目的の1つとして“イメージの共有”があります。
テキストだけで共有してもショットやアングルといったカメラの動きや画面に現れる演出などに対し、制作陣のなかで解釈のずれが生じてしまうことがあるかもしれません。そのため、絵コンテを使えば作品の雰囲気をわかりやすく全員に共有することができます。
また、絵コンテには、頭の中で思い描いているフワッとした“構成を見える化“するという役割もあります。
最終的に作りたい作品は実際に目で見るものです。頭の中で思い描くだけだと、思うようなものを作るのは難しくなってしまいます。スムーズに進行するためには、実際にイラストにしてみて、どのような構図で作ればいいのかを明確化することが重要です。
絵コンテがあることで複数人でのイメージの共有や頭の中を整理することができ、作業効率の上昇が大いに見込めます。
絵コンテの制作
絵コンテを制作する際は、内容や構成はもちろんですが、イラストのクオリティとタッチにもこだわることをオススメします。
この点にこだわることで、世界観や雰囲気を全員でより詳しく共有することができます。
モノクロタッチ・カラー・リアルのタッチなど同じ内容でも、下記のように世界観や雰囲気が異なりますので、よりイメージに近いものをさがしてみてください。
タッチに関しては、現在下記ボタンよりサンプル集がダウンロード出来ますので是非併せてご覧ください。
Vコンテとは?
絵コンテと類似したキーワードで、「Vコンテ」と呼ばれるものがあります。現場では、「Vコン」と呼ばれることもあります。
Vコンテは、ビデオコンテのことで、絵コンテに動きを付けたものを指します。Vコンテの魅力は、実際に制作する映像により近い速度と尺で構成出来るため、完成イメージがしやすいことです。
絵コンテよりも制作に時間がかかりますが、効果音やナレーションを付けることも出来るため共通認識のすり合わせもスムーズに行う事が出来ます。
アクアスターの絵コンテ
アクアスターでは、前社名のアクアの時代から約30年間「絵コンテ」制作を行っているため、絵コンテに関するノウハウが豊富にあります!また、絵コンテ制作の現場で求められるタレント寄せなどにも自信があります。
「絵コンテを用意しないといけないけど今からだと間に合わない」
「もっとわかりやすい、高クオリティな絵コンテを用意したい」
「どれくらいの予算で絵コンテを描いてくれるのだろうか」
といったお悩みを抱えている方はぜひご相談ください。
また金額に関しては下記ブログでご紹介していますので併せてご覧ください。