キャラクター活用で動画広告の効果UP!
押さえておきたいポイントとは?
2023/11/21
今月のブログでは主に動画を活用した広告施策について取り上げてきました。動画広告の効果を上げるには、SNS等のプラットフォームと組み合わせて効果的に露出することが重要です。もう一つのポイントとして「キャラクター」を活用することも挙げられます。自社キャラクターを活用することはもちろん、オリジナルでキャラクターを制作したり既存の人気キャラクターとタイアップしたりと様々な方向性が考えられます。
今回の記事ではこの「キャラクターを活用した動画広告」についてそのメリットやポイントを紹介します。
目次
キャラクターを活用するメリット
デザインや展開方法が柔軟
キャラクターはその自由度の高さがメリットの一つです。
人間のタレントとは異なり、オリジナルでキャラクターを制作すればコンセプトや思いをダイレクトに取り入れたデザインにすることが出来ます。例えばcharacterを制作する際に、食品メーカーであれば食材や料理モチーフにしたり、その他の企業もブランドロゴに使用されている色味を使ったりできる点はキャラクターならではのメリットです。
さらに、実在のタレントやモデルを採用した場合には、スケジュールや撮影場所などの物理的制約を考慮した制作進行が必要です。一方、キャラクターの場合にはイラストやアニメーションにすることで制限を少なくして制作できることもメリットと言えます。
さらには昨今では関係者のスキャンダル、不祥事による炎上などのリスクが避けられる等の面も注目されています。
ストーリー設定で共感を呼ぶ
デザインだけでなくキャラクターの設定や性格、背景にあるストーリーを作成することにより、多くの共感を呼ぶことができます。具体的には、ターゲットの趣味や嗜好に近い性格のキャラクターを登場させることで、広告内容をより「自分ごと」として認識させる仕掛けが有効です。
さらに、ターゲットの範囲が複数に渡る際には複数のキャラクターを仲間や家族として登場させることで漏れなく訴求することができます。例えば家族全員が使用する様な家電(テレビ・エアコン等)を訴求する場合に、実際に購入を決定層する父親・母親層だけでなく子供や祖父母、場合によってはペットのような存在も登場させることで説得力が増します。
動画とキャラクターの相性の良さ
現在、消費者はスマートフォンの中や街中のサイネージなどで流れる多くの動画に触れています。自社の動画広告に目を惹くためには「面白そう」「可愛い」「かっこいい」といった関心を得ることが必要です。そのためには動画を「エンタメ化」することが重要と言えます。そして、この動画の「エンタメ化」にはキャラクターが有効です。
キャラクターのビジュアルで惹きつける
先程お伝えしたメリットからも分かるように、キャラクターはデザインを活かして動画視聴者の目を惹きつけることができます。ターゲットが好むモチーフやデザイン等を取り入れることはもちろん、企業やブランドをイメージさせる配色等を意識することでイメージに一貫性をもたせることができます。
仮にまだ企業やサービスの知名度が上がっていない状態でも、魅力的なキャラクターをきっかけに動画を見てその認知を上げることも可能です。
キャラクターを軸にストーリー化して印象づける
キャラクターの性格や設定を活かしたストーリーによって消費者に印象づけることも可能です。動画広告に限らず、企業が打ち出す広告には自社のメリットや商品のアピールなどが含まれます。このメッセージを大きくしすぎると、視聴者の「面白そう」「楽しそう」「動画が気になる」と思わせることが難しくなります。そのためにも、まずストーリーとしてひきつけられるもの、「面白そう」であることが重要です。
その際にはブランドを象徴するようなキャラクターに中心に据えたストーリーを作ることで、複数の動画を制作したとしても一貫性をもって受け止められるようになります。
ゼスプリ・インターナショナル・ジャパン株式会社は2015年頃までタレントを起用したCMを展開していました。2016年から展開しているオリジナルキャラクター「キウイブラザーズ」はキャラクター自身の人気が高まり、CM総合研究所が実施した、2020年度企業別CM好感度ランキング*1で「好感度を獲得した効率の高さ」がNo1になるなど、効果が高いプロモーションとなりました。
*1:2020年度 企業別CM好感度、躍進企業、獲得効率トップ10を発表
キャラクターを動画で活用する際のポイント
オリジナルキャラクターの場合
制作上の観点では動画制作のスケジュールと併せて、キャラクターを制作するスケジュールも念頭に置く必要がります。ゼロからキャラクターを制作する場合にはそのデザインだけでなく、先程もお伝えした設定やバックグラウンドのストーリーも詰めることで動画の世界観も深まります。
また、キャラクターのデザイン・設定面では動画を想定して正面向きのデザインだけではなく横から見た時、後ろから見た時を想定しておくこともポイントです。喜怒哀楽などの感情を表したときの表情パターン等も設定しておくと動画制作時にスムーズに動きを作ることができます。
既存キャラクターの場合
既に企業や商品の公式キャラクターを制作している場合には、取り扱いに関する社内のルール(レギュレーション)に沿っているかを予め確認することがポイントです。見た目の統一感を保つ…ということだけでなく、ブランドイメージを損なわないように注意を払う必要があります。
既存のキャラクターとタイアップをする際にもレギュレーションを確認の上、企画している動画の内容で問題なく表現できるかが重要です。
タイアップする際には既に版権元が持っているキャラクターの様々な素材やデザインを活用する場合もありますが、アニメーションなどで複雑な動きを見せる場合には新たなに描き起こしが必要です。その際には新しくキャラクターのパターンを描き起こすことが問題ないか、可能な場合には誰が制作するのか等を事前に確認しておくことが重要です。
アクアスター実績「スチール缶リサイクル協会」アニメーション/LPデザイン
アクアスターではイラストの強みを活かし、オリジナルキャラクター制作と動画制作を一貫してご提供した実績が数多くございます。
こちらの動画は若年層を中心に、「スチール缶のリサイクル」の認知度を上げるキャンペーンの一環として制作されました。より親しみやすくなるような可愛いキャラクターを制作し、アニメーションでも歌とともに解説・紹介をすることで誰にでも分かりやすい構成になっています。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回はキャラクターを活用した動画に関してご紹介しました。
キャラクターは魅力的なデザインにすることで消費者の興味を惹きつけられるだけでなく、フレキシブルに制作・活用できるというメリットもあります。一方でデザイン上のルールを一貫させる必要があるなど、キャラクターならではの注意点があることも忘れてはなりません。
アクアスターでは30年近く行ってきたイラスト・ビジュアル制作事業の中で数多くのキャラクターデザインを手掛けています。また、事例でも挙げたようなキャラクターを活かしたアニメーション制作もまとめて対応できる体制を整えております。
さらに、動画を拡散させるためのSNS広告施策や運用やWebサイト全体の構築についてもオールインワンで企画・提案をさせていただきます。「自社キャラクターを活かした発信を行いたい」「SNSで若年層に認知度を上げる施策を考えたい」等…
まずはお気軽にご相談・お問い合わせいただければと思います。