イラストレーターとデザイナーの違いについて
2020/11/04
AQUAデザインチームを紹介していく連載企画「A-DESIGNER」第2弾!今回はデザインチームのKが担当いたします!お題は『イラストレーターとデザイナーの違いについて』です。将来クリエイティブ職を目指したいと思っている学生さんにぜひご一読してもらえればと思います。
広告業界におけるイラストレーターとデザイナーの違いって?
初めて就職について考える方や、業界が異なる方にとっては「やっていることは同じ?違いがわからない」と思われることも多いのではないでしょうか?
私も家族や別業界の友人に「デザイナーになったよ!」と報告したときには、「絵を描くの?」と聞かれたことを、今でもよく覚えています (笑)
簡潔に言うと、デザイナーは「平面上で情報やメッセージを組み立てるひと」、
イラストレーターは「クライアントの趣旨に合ったイラストを描くひと」です。
特にデザイナーは「Adobe Illustrator」というソフトウェアを利用することが多いため、「イラストレーター」という職種と混同されてしまう方も多いのかな?と思います。
自分はどちら向き?
職種に違いはありますが、学んできた場所は同じ美術系大学・専門学校という場合も少なくありません。進路を悩まれている方の中には、それが原因でどちらの道に進むべきか悩む方も多いのではないでしょうか?
広告業界におけるデザイナーとイラストレーターの大きな違いは、手がける部分の広さと深さです。
デザイナーは、イラストレーターが描いた絵を含め幅広い範囲の情報やメッセージを整理し、組み立てていくスキルが必要です。
・普段の生活から目に入る何気ないものの色や形が気になってしまうようなひと
・困っている人の話を聞いて整理しアドバイスできるようなひと
センスやスキルはもちろんですが、こんな性格のひとがデザイナー向きかもしれません!
イラストレーターは、イラスト制作に特化した専門性の高い職種です。クライアントの趣旨に合ったイラストを表現しつつ、オリジナリティも求められるため、より深い創造スキルが必要です。
また、納期がある中で最大限のクオリティを追求しなければいけないので、技術だけでなくスピード感も大切です。
・試験などのプレッシャーに強いひと
・根気よく細かい作業を続けることができるひと
こんな性格のひとが、イラストレーターに向いていると思います!
ですが、どちらの職種も趣味の延長で続けられるというものではありません。プロとして仕事をするには、相当なスキルとセンスを磨く努力が必要です。
「好きなものだけを思いっきり作っていたい!」「自分の作るもの以外にはあまり興味がない・・・」
という方には、不向きとも言えるでしょう・・・。クライアントとの意思疎通をはかり、本当に伝えたい世界観を把握し表現する。これが、職種関わらずクリエイティブの基本であり重要なポイントだと思います。
終わりに
アクアには、イラストレーターもデザイナーも在籍しています。
直接話を聞いてみたい!と思った学生の方がいらっしゃいましたら、ワークショップやポートフォリオ相談会、説明会にぜひご参加ください。
現在新型コロナウィルス感染拡大防止のため、オンラインを中心に展開さ
せていただいていますが、制作社員が直接お話をさせていただきます。
私もデザイナーの先輩として、皆さんとお話させていただくことを楽しみにしています!