漫画とアニメの融合!「漫画アニメーション」を紹介
2023/08/22
You TubeやTikTokで人気な動画のジャンルに「漫画アニメーション」(漫画動画)があります。動画の一覧などで漫画のコマがサムネイルで表示されて、思わず見ている方もいらっしゃるのではないでしょうか。最近では個人のクリエイターの方の作品として投稿されているだけでなく、企業の宣伝やプロモーション手法としても活用されています。
今回のブログでは、この広告手法としての「漫画アニメーション」についてその特徴やメリットを取り上げます。また、「漫画アニメーション」はアニメーション映像の一ジャンルです。アニメーション制作を行うアクアスターでも数多くの実績がありますので、実際の事例も合わせてご紹介いたします。
目次
漫画アニメーションとは
漫画アニメーションとは、コマ割りされている漫画に音声や動きをつけて表現するアニメーションのジャンルの一つです。
こちらは、アクアスターが運営する「エレスポチャンネル」で配信中の漫画アニメーション『NeO_N(ネオン)』です。漫画独特の表現やコマ割り、オノマトペのような擬音表現は活かしながら、キャラクターの動きやカメラアングルに変化をもたせることでさらに臨場感を出しています。また、漫画には無いキャラクターの声やBGM等でさらにストーリーを盛り上げていることも特徴です。
漫画アニメーション(漫画動画)の特徴とメリット
アニメの両方のメリットを発揮できる
漫画アニメーションの最大の特徴でありメリットは漫画とアニメの両方のメリットを発揮できる表現方法であるということです。
漫画のメリットに関しては以前のブログでもご紹介しておりますので、よろしければ是非ご覧ください。
- 漫画は見てもらうためのハードルが低い(読みたくなる)
- 漫画は文字と絵を交えた表現で分かりやすい
- 漫画はストーリーやキャラクターで共感を得やすい
漫画は、文字とイラストの両方を組み合わせた表現のため、どちらかだけの表現よりもメッセージやストーリーを分かりやすく伝えることができるというメリットがあります。
さらに、漫画はエンターテインメントの一環として親しまれている印象が強いため「広告らしさ」が少なく抵抗を感じる方は少ない傾向にあります。他の広告に比べ、思わず最後まで見てしまうという点は広告として優秀な一面だと言えます。
この漫画の良さに加えて、アニメーションの良さである絵の動きや音声を加えることでより表現が豊かになり、ストーリーやメッセージを魅力的に伝えることができます。
実写やフルアニメーションよりも効率的に制作できる
一般的な漫画動画の制作に必要な工程は大まかに分けて、ベースとなる漫画の制作と音声や動きを付ける作業です。実写映像で必要になってくる、撮影場所の確保・調整やキャストの手配や演技のリハーサル、音響スタッフや照明スタッフの確保等は必要ありません。その為、スケジュール面でもコスト的にも負担を押さえた形で制作が可能です。
また、TVで見るようなフルアニメーションの場合には、キャラクターを動かすための「中割り」と呼ばれる絵を大量に描く必要があります。一方で漫画アニメーションの場合には、ベースとなる漫画が人物や背景がパーツ分けされていれば、編集ソフト上でそのまま動きをつけられることで制作の手間は抑えることができます。
映像と紙媒体を連動した企画が可能
漫画アニメーションは、漫画と映像という2つの媒体で同時に展開が可能なこともメリットの一つです。例えばアニメーションにする前の漫画を紙媒体や交通広告等で展開しながら、漫画アニメーションはYou TubeやTikTok等で展開することも可能です。ベースとなる漫画を同時に作るため、一般的にはそれぞれを別に作るよりも効率的に制作が進められます。
また、別々の媒体でも同じ漫画をベースにしている為、統一感のある形でターゲットに訴求することができます。
漫画アニメーション(漫画動画)の作り方
漫画アニメーション(漫画動画)の作り方は大まかに言えば下記の3段階となります。
- シナリオや構成を考える
- 漫画制作
- 制作した漫画を編集ソフトでアニメーション化する
実写と違い撮影のフローが無いのは勿論ですが、アニメーションとしての素材も何枚を動画を作る必要はない点が特徴です。
一方で特に漫画制作時には注意も必要になります。
キャラクターやセリフが印象的に映像の枠の中に入っているかどうか、アニメーションを想定してレイヤーなどが分かれているかなど、アニメーション化した最終形を想定した漫画づくりが求められます。
もちろん、アニメーションだけでなく純粋に紙媒体やWebサイトで漫画としても掲載する場合にはきちんと平面での見え方も想定する必要があります。
最終的なアウトプットを踏まえたうえでの制作が重要です。
アクアスターの漫画アニメーション(漫画動画)事例
次に、アクアスターが実際に手掛けた漫画アニメーションについてご紹介します。
フマキラー株式会社の商品PRを目的とした漫画アニメーションを制作しました。この動画は2019年に一度新聞広告向けに制作された漫画が好評だったため、漫画動画として再度ブラッシュアップされて、You Tubeに展開されその奇抜な内容と合わせて話題になりました。
プロモーションとしてクスッと笑える面白みを加えたいという要望から、漫画に関してはあえて昭和の少女漫画テイストを忠実に再現した漫画をご提案しました。さらにストーリーとしては王道なラブコメの要素と殺虫剤のPRを融合させてユニークなものになっていますそこに、映像化する際には漫画アニメーションとして声やBGM、アニメーションの効果がつくことによってより印象強いものになりました。
新聞広告と連動した内容ということはもちろんですが、一度漫画として制作したコンテンツを映像として有効活用できるという点も漫画アニメーションとしてのメリットです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は漫画アニメーションについてご紹介しました。漫画とアニメーションの良い点を活かして効果的なアプローチができるだけでなく、制作する側にもメリットがるのが漫画アニメーションです。
アクアスターでは、マンガ動画を初めとしたアニメーションの企画から制作までが可能です。漫画アニメーションに加えてフルアニメーションの制作も手掛けており、人気TVアニメの経験があるプロデューサーを中心にシナリオや声優のキャスティングまでご提案させていただきます。
また、今回漫画アニメーションの核になる漫画制作も可能です。「フマキラー」でご紹介した少女漫画タッチだけでなく、少年漫画・劇画タッチ等ご要望に応じて様々なタッチの制作が可能です。
漫画制作に関してご相談がある場合も下記からお気軽にご相談ください。
今回ご紹介した漫画アニメーションは、SNSに展開されるだけではなく、ランディングページ等のWebページで展開されることが一般的です。加えて、事例で紹介したように紙媒体と連動させる総合的な展開が効果的です。アクアスターではビジュアルを活かしたキャンペーンのプランニングや、SNSの運用含めてトータルでのご提案が必要です。
・若年層向けの採用にアニメーションや漫画を活用してみたい
・以前制作した社員教育漫画をアニメ化したい 等
アニメや漫画を活用して何ができるか興味がある!相談してみたいというところからでも、問題ございません。まずはお気軽にお問い合わせください。