窪之内英策先生とのコラボ!『鳥人間コンテスト2015』番組宣伝ポスター背景イラスト制作
2015/08/27
今年の7月25日、26日にかけて、
滋賀県彦根市の松原水泳場で開催された鳥人間コンテスト。
その模様が9月2日(水)19時から、
読売テレビ・日本テレビ系全国ネットにて放送されます。
その番組宣伝ポスターの背景イラストを担当させていただきました!!
今回、メインキャラクターのデザインを担当されたのは、
あのビックコミックスピリッツの『ツルモク独身寮』や『ワタナベ』
などの漫画で有名な窪之内英策先生。
窪之内先生からのコメント
①女子高生のキャラクターイメージ
空の雄大さに触れ、その空を自由に飛びたいと想う気持ちは
誰しもが経験するはず。
そんな憧れを抱き、見つめているのが彼女です。
決してただの傍観者ではなく、背中から生えた羽根は自らも翔びたいと願う夢と希望の象徴として描きました。
②描画の際に留意したこと
ただ情景をリアルに切り取るのではなく、
よりドラマチックに画面構成を考えました。
彼女の目線を通して、
翔ぶ人の心にシンクロするような演出を心掛けています。
③広告を見た人(視聴者)に感じてもらいたいこと
この絵には《風》が吹いています。空を翔ぶのに必要不可欠なもの。
それは人の心を騒つかせる未知への挑戦であり、未来へのトキメキを意味しています。
そんな《風》を感じてもらえたら幸いです。
アクアの案件担当コメント
今回の案件は、
アカウントプランナーのクスノキ、イラストレーターのイトウ、
イラストレーションディレクターの私(クロサワ)達が中心となり、
制作させていただきました。
①二人のクリエイターが一枚の『絵』を描く
今件はかなり大きな「絵」であり、
しかも先生とイトウの二人のクリエイターが一枚の「絵」を描いた為、
仕上がりに統一感を持たせ、ポスターとしてより強いメッセージ性を持たせる必要がありました。
そのため、クスノキと私は先生の元へ何度も訪問させていただいては、
「イラスト問答」を重ね、『エンピツ線のテイストの出し方』や、
『塗りの部分に残すエンピツ線のあり方』、
『虹の色数』等々、我々の細かな質問に、
要点や想いを一つひとつ丁寧に、そして熱くお答えいただきました。
特にイトウと私は、元々窪之内先生が描く、
精密な構成力を活かしたイラストやマンガの大ファンであったこと。
イトウは普段から先生が描くタッチの勉強をしていたこともあり、
先生との「イラスト問答」をしっかり受け止め、
高いモチベーションとスピード、そして技術力で、背景を制作してくれました。
②手描きテイストとPCテイストとのマッチング
先生は普段手描きな為、アナログから出るテイストと、
デジタルで描かれた線や塗り方とうまくマッチするかどうか、
多少不安だった部分もあったようですが、
最終的には「ここまで再現性の高い作画ができるとは!」と高く評価をいただきました。
また、印象を重視して、いくつかセオリーと違う描き方をしている部分があります。
印象を重視するか、セオリーを重視するか、
ポスターの印象を大きく左右する部分でもありましたので、
パターンを複数作成しながら、今の完成形として絞り込んでいきました。そういった所もぜひ見つけてみていただけると嬉しいです。
最後に、今件を通して
「見ている方に、意思や想いを伝えるための力はどこから生まれるのか」を改めて学ばせてくれた素晴らしい案件でした。
窪之内先生、アクア、クライアント様が一丸となり、
「空を飛びたい」という強い願いと、それを実現しようとした
熱き挑戦者達の想いが込められたポスターです。
現在、大阪駅や新宿駅、秋葉原駅など多くの駅で掲出しています。
是非チェックしてみてください♪
●讀賣テレビ放送「Iwatani スペシャル 鳥人間コンテスト2015」
http://www.ytv.co.jp/birdman/
●鳥人間コンテスト2015 公式twitter
https://twitter.com/2015_Birdman
●窪之内英策先生 公式twitter
https://twitter.com/eisakusaku
Account planner:kusunoki
Illustrator Dir.:kurosawa
Illustrator:itou