【2023年上半期】ARの活用事例を紹介!
2023/07/11
前回のブログでは、ARコンテンツの制作フローをご紹介させていただきました。
ARコンテンツは、日々新しい技術や取り組みが生まれており、他社と差別化を図るためにも常に新しい事例を踏まえた上での検討が必要です。
今回のブログでは、2023年に発表されたARの活用事例をピックアップしてご紹介いたします。事例から見えた現在のARコンテンツの傾向や弊社開発事例もご紹介しますので、ぜひ参考にしていただければと思います。尚、弊社のARコンテンツに関しての取り組みや実績は下記のページでもご紹介していますので併せてご覧ください。
ARコンテンツについての資料はこちらからダウンロードできます(無料)
目次
ARを活用した事例紹介
2023年も上半期が過ぎ、様々なARコンテンツが公開されています。
スマートフォン等のデバイスの進化に伴った進化はもちろんですが、コロナ禍以降の社会的な状況も反映された内容も多いことが特徴です。
*以下でご紹介する3点の事例はアクアスターの実績ではございません。ご了承ください。
AR活用事例1:スターバックスコーヒージャパン「さくらAR」
『さくら AR 2023』で心はずむ、さくら体験🌸🐻
カメラをかざすと、あなたの目の前にさくらの木が出現✨
春がだいすきなベアリスタは踊りだす🎶
さらに、店舗ポスターのQRを読み取ると・・・?ARでひと足早い"さくら"を体験してみませんか。https://t.co/jjgPaURFID pic.twitter.com/046szmMKV6
— スターバックス コーヒー (@Starbucks_J) February 15, 2023
スターバックスコーヒージャパンではコロナ禍による外出自粛が叫ばれた2020年から「さくらAR」を展開しています。このARコンテンツは同社の人気シリーズである「SAKURAシリーズ」の発売と併せて展開されました。
外出して人々が桜の花を楽しむ…ということが難しい状況の中、スターバックスの店舗内や購入した商品のQRコードを読み込みこむとARで表示される桜を楽しむことができるコンテンツです。
外出制限も緩和された2023年2月に展開された今年の「さくらAR」では、店舗ポスター限定のARも展開され、より顧客の来店を喚起させるものになりました。
アクアスターではQRコードは勿論、特定のイラストをマーカーとして読み取り体験できるARの開発実績がございます。
こちらのページで案件の詳細をご紹介しておりますので是非ご覧ください。
AR活用事例2:Googleとシンガポール政府観光局「ガイド付」没入型ARツアー
2023年は日本国内に留まらず、国をまたいでの人の移動も緩和されたことで、観光業界がかつての盛り上がりを取り戻しつつある年でもあります。新しい観光の要素として注目されているのが現地で楽しむことができる観光地ならではのARコンテンツです。
2023年5月に開催された開発者向けイベント「Google I/O 2023」において、Googleとシンガポール政府観光局は、シンガポール観光を「没入型AR」で体験できるコンテンツを発表しました。
Googleマップにも導入されている技術を活用したこのコンテンツは、観光客が指定の建物や場所でカメラをかざすとARのキャラクターが登場してガイドをしてくれます。
Googleストリートビューでも使用されている多数のシンガポールの画像をAIで解析し、システムの中に組み込むことで、正確かつ違和感なくARコンテンツを町並みに溶け込ませることができます。
観光産業の活性化の為には地域や地域での行われている取組への認知を拡大することも重要です。アクアスターでは宇都宮市のまちづくりに関する取り組みの認知拡大や理解促進を目的として、ARコンテンツが起用された実績がございます。下記のページでご紹介しておりますので是非ご覧ください。
AR活用事例3:『呪術廻戦』茶屋町ARミュージアム
好きなキャラクターやアイドルを様々な形で応援する活動が「推し活」です。
2021年の新語・流行語大賞の候補にもなったこの言葉ですが、多くのライブやイベントも解禁されたことで2023年も「推し活」の盛り上がりはさらに加速すると見られています。そして、憧れのキャラクターがスマホなどの媒体を通じて目の前に現れるARコンテンツは「推し活」にもぴったりのコンテンツです。
2023年6月に大阪府の梅田・茶屋町を中心に開催された『ちゃやまち推しフェスティバル!』では人気アニメ『呪術廻戦』のキャラクターと街中で写真撮影が楽しめるARコンテンツが展開され、多くのファンが駆けつけました。
③呪術廻戦
7月6日(木)23時56分から2期がスタートする呪術廻戦の大型キービジュアルがお出迎え✨
五条悟と夏油傑のスタンドパネルもあります!!!!
呪術廻戦は「呪術廻戦」茶屋町ARミュージアムも開催中❣️
ARカメラで一緒にキャラクターと写真も撮れます🥰#ちゃやまち推しフェス pic.twitter.com/r3pWcOD31B— ちゃやまち推しフェスティバル! (@oshifestival) June 10, 2023
このコンテンツはエリア内の特定の建物の壁面でカメラをかざすと、人気キャラクターの「五条悟」や「夏油傑」と写真撮影ができるものです。
「推し」との写真撮影を目的にファンが撮影スポットを巡ることで、イベントが開催されているエリアの周遊を促進させました。
こうしたエリア周回を促せるのもARコンテンツの魅力の1つです。
アクアスターでも人気コンテンツと組み合わせたARコンテンツの開発を行っております。人気ゲームシリーズである『ダンガンロンパ』のキャラクターとの写真を楽しめるARコンテンツの企画開発を担当し、ファンの方からも好評いただきました。詳細に関してこちらのページで紹介しておりますので併せてご覧ください。
AR活用事例4:『熱海対ゴジラ』AR企画
ARを活用すると眼の前に巨大なキャラクターを登場させて、迫力のある体験をすることも可能です。2023年11月に新作映画の公開が決まっている人気怪獣シリーズ「ゴジラ」ですが、今年は様々な場所でゴジラをモチーフにしたARコンテンツが展開されました。
三島スカイウォークではエスカレーターを上がったスカイガーデンに特別ミッションのスタンプ、記念スタンプ、物販がございます!
吊橋入場ゲートでチケットご購入でトレカが貰えます!
展望エリアではARゴジラ、吊橋渡ったすぐ右の建物裏にひっそりとフォトスポットがあります!#熱海対ゴジラ pic.twitter.com/WEFdszJBVw
— 熱海対ゴジラ【公式】 (@atamivsgodzilla) January 28, 2023
ゴジラ映画の聖地の一つとして親しまれている熱海では近隣の指定されたスポットでARアプリを起動させると等身大のゴジラの写真が撮影できるコンテンツが展開されました。さらに近隣のスポットを巡るクイズラリーも同時に開催され、SNSにはゴジラの迫力ある写真を投稿するファンが多く見られました。
このゴジラの事例のように、物理的に設置が難しいキャラクターや建築物もARを活用することでまるでその場にいるような体験ができます。既に『エヴァンゲリオン』や『ガンダム』といった巨大なロボットが登場するアニメIPを活用した観光施策も進められています。
今後は日本国内だけでなく世界中にファンを持つ日本のアニメやゲームコンテンツを活用したAR施策が増えることが期待できそうです。
アクアスターのAR活用事例
観光や店舗への来店を促し、人気コンテンツとのタイアップにも効果的な点はARコンテンツの特徴です。弊社アクアスターでも様々なARコンテンツの企画・開発を行ってまいりました。今回はその一部をご紹介します。下記のページでは他の事例もご紹介しておりますので是非ご覧ください。
『アニメージュとジブリ展AR特別企画 in 松屋銀座』ARコンテンツ
2023年1月に松屋銀座にて開催された『アニメージュとジブリ展AR特別企画 in 松屋銀座』のARコンテンツの制作を担当させていただきました。
このコンテンツではスタジオ・ジブリの人気作品をイメージしたビジュアル等を楽しむことができます。
松屋銀座館内限定で楽しめるコンテンツに加えて、ユーザーがどこでも体験できるARコンテンツも展開することで来場者をはじめとした多くの方に楽しんでいただくことができました。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は2023年に公開されたARコンテンツ事例を中心にご紹介させていただきました。ARは目の前の風景にビジュアルや情報を重ねて表示させる技術です。その為、実際の店舗や観光地などリアルな場での人の動きに大きく関わります。2023年の事例からは実際に足を運んできた顧客の店舗やイベント会場周回、その場で得られる価値を向上させるためにARが活用されてきたことが読み取れます。
アクアスターでは後半にお伝えしたように、ARに関する企画・開発を一貫して行える体制を整えています。これまで商業施設内や街中の周遊促進を行うARデジタルスタンプラリーや、人気コンテンツとタイアップしたARフォトフレームまで幅広く対応が可能です。
下記のページではより詳しい実績や資料を公開しておりますのでぜひご覧ください。
ARコンテンツについての資料はこちらからダウンロードできます(無料)
また、ARコンテンツを活用したプロモーション全体の設計から運用までも承っております。ARを体験してもらうための動機づけや導線設計、さらには体験後のデータ収集からフォローアップ施策まで総合的なソリューションが提案可能です。
「ARを使った施策に興味があるがどこから手をつければいいか分からない」
「既存のコンテンツをうまく活用できるARを提案してほしい」
「AR含めてどんなプロモーション施策が適切かを相談したい」
現在は一般企業から自治体関係者の方まで様々業種・業態の方よりご相談を頂いております。ぜひお気軽にお問い合わせください。