体験型デジタルコンテンツで新しい集客と販促
2023/10/24
前回のブログでは季節イベントが活性化するデジタルコンテンツを紹介しました。
様々な情報や広告が溢れている現代、売り場に如何に足を運んでもらうか、実際に購買してもらうかどうかは年々難しくなっています。
今後は新しい集客・販促として、一方的に情報を伝えるだけではない「体験型」のインタラクティブコンテンツ・デジタルコンテンツも重要になることが予想されます。
今回のブログではこの体験型デジタルコンテンツを活用した集客・販促のポイントや具体的な事例をご紹介します。
目次
デジタルコンテンツを活用した集客・販促のポイント
自分に向けられたコンテンツであること
TVや新聞といったマスメディアが中心だった時代とは異なり、消費者はSNSやWebサービスを通して常に自分に最適化された情報を受け取るようになっています。例えば自分が検索した内容に関連する広告が表示され、ECサイトではこれまで購入した商品に関連する品を「おすすめ」されているのが現状です。
そのため、多くの人に向けられたような情報は自分に関係の無いものと判断され、見逃されるリスクが高まります。今後はより一層、自分にむけられたオリジナルコンテンツや体験として感じさせることが重要です。
顧客との接点を増やす/広げる
売り場やイベント会場に足を運んでもらった人にメッセージを届けることはもちろんですが、インターネットを活用して広く接点をもち、集客と販促につなげることも今後のポイントの一つです。
体験したデジタルコンテンツによって魅力を伝え、実際に足を運んでもらうことはもちろん、足を運ばなくても購買が可能な仕掛けづくりも重要と言えます。
デジタルコンテンツを活かした新しい集客・販促の事例
ここで近年注目される事例を2点ご紹介いたします。尚、こちらでご紹介する2点の事例はアクアスターが手掛けたものではございません。ご了承ください。
商品自身が動いて呼び込み・接客【自己推薦ロボット】
現在、ロボットの利活用は工場などの生産現場だけではなく、実際に私達が利用する小売店等でも進められています。サイバーエージェントは新しい販促方法として、「自己推薦ロボット」を開発し、その実証実験を勧めています。
この「自己推薦ロボット」は重量センサーやAIカメラを活用して、眼の前に顧客が立ったり、通り過ぎたりすると自動で反応し接客を行います。
眼の前に立ち止まるとお礼を言い、一度手に取った商品を棚に戻すと悲しむ…といった顧客の動きに連動した反応を見せることで、思わず説明を聞いてしまうようなコンテンツです。
コンビニやスーパーマーケットなど様々な業態での実証実験が進められており、販売率が増加した事例も報告されていることから今後ますます注目が集まる可能性があります。
自宅に居ながら売り場にいる体験『バーチャルストア』
松屋銀座、伊勢丹といった大手百貨店でも新しい接客・販促の形をすすめています。その一つが仮想空間で実際の店舗のように買い物体験が可能なバーチャルストアの展開です。
写真などで商品を観る形式のオンラインストアと違って、一部の商品は手を取ったように様々な角度から見ることもできます。コロナ禍で実店舗以外の販売チャンネルを拡大する中で生まれた試みの一つですが、自宅にいながら自分のペースで商品をじっくりと検討できる利点も引き続き注目されています。実際に手に取ってみたい…という顧客は購買意欲の高い状態での来店も期待できるため、百貨店以外の業種でも今後導入が期待されます。
アクアスターの実績事例
バーチャル展示会『Yahoo! JAPAN MARKETING DAY 2023』
アクアスターでは特にイベントやキャンペーンにおける新しい集客の形として、バーチャル空間を活用したソリューションを提供しています。
2023年1月にヤフー株式会社が開催した『Yahoo! JAPAN MARKETING DAY 2023』の専⽤バーチャル空間をアクアスターにて総合制作いたしました。このバーチャル空間はアクアスターが独自で開発しているバーチャル展⽰会システムを『Yahoo! JAPAN MARKETING DAY 2023』専⽤にカスタマイズしたものとなっています。
【ウェブセミナー機能】【展⽰ブース】といった機能の他にも、空間内で体験できる【スタンプラリー】機能を搭載して、隅々まで展示会場を巡ってもらうコンテンツが特徴的です。どこからでも参加ができる利点から、全国各地からの多くの方から参加申込を頂きました。詳しくはこちらのページからもご覧いただけます。
ARで認知拡大と集客『アニメージュとジブリ展AR特別企画 in 松屋銀座』
2023年1月に株式会社NTTコノキューが開催した『アニメージュとジブリ展AR特別企画 in 松屋銀座』のARコンテンツ制作・プロモーション制作を担当しました。
スタジオジブリにちなんだ造形物が楽しめるこのARコンテンツは、会場だけでなく自分の好きな場所で楽しめるARもあることが特徴です。そのため、ARコンテンツがきっかけで「アニメージュとジブリ展」を知る人も増え、認知拡大と集客に貢献することができました。
まとめ
いかがでしたでしょうか?今回は集客・販促に活用できるデジタルコンテンツについてご紹介しました。コロナ禍で一気にデジタル化が加速したとされていますが、そのメリットをさらに活かした形で今後も集客・販促にデジタルコンテンツが生かされていくことが予測できます。
アクアスターでは今回ご紹介したような体験型のデジタルコンテンツの企画・開発を多数行っております。下記のページにてそれぞれ詳しくご紹介していますので、是非ご覧ください。
デジタルコンテンツをより価値のある体験にするためにはビジュアル表現や興味をもたせる仕掛けが必要です。コンテンツの開発だけでなく、イベントやキャンペーン全体の企画からビジュアル制作まで社内で対応できる体制を整えております。
オンラインをはじめ、リアルイベントも含めて対応させていただきますのでお気軽にお問い合わせください。