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イラストピック

商品をスキャンしてAR体験! 「パッケージ×AR」のポイント解説

2024/01/23

プレティア・テクノロジーズ株式会社と株式会社電通グループが2023年に行った調査*1によると、AR(拡張現実)の使用経験者は国内で約半数を超えていたことが報告されています。しかも特筆すべき傾向として、使用したユーザーの内、6割近くが「AR」という技術であることを認識せずに使用していたことも報告されています。 

この調査からはARという技術が自然な形で私達の生活に浸透してきたことが読み取れるかと思います。当初は専用の端末やアプリを利用してはじめて体験ができるコンテンツでしたが、より気軽に体験できるような技術も生まれています。

今回の記事では特に今注目のパッケージをスキャンして体験するARのポイントや事例についてご紹介します。

*1:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000052.000035730.html

パッケージARのメリット

二次元バーコードではなく、パッケージや特定のデザインをスキャンして体験できるAR(以下、パッケージARと呼びます)には様々なメリットが期待されます。ここではそのメリットのいくつかをご紹介します。

販促効果が期待できる

パッケージARは様々なキャンペーンで活用されていますが、特に食品業界での事例が多く見られます。特に飲料やお菓子といった、「手に取りやすいサイズ」のパッケージサイズが多いのも特徴です。

そのため、コンテンツを体験したいというユーザーが購入する販促効果が見込まれます。さらに、味やブランドごとに体験できるコンテンツを変えたり、人気キャラクターがランダムで登場するような仕掛けを用意したりすること、複数の商品に対する購買促進が見込まれます。

新商品・ブランドの認知拡大

パッケージARは新商品やブランドの認知拡大にも効果的と言えます。
消費者にとっては、まだ見慣れない新商品の認知を広げるためにはそのパッケージを印象付けることも必要です。パッケージARでは必然的にパッケージに注目するため、パッケージの形だけでなく商品名やデザインが印象強く伝えられます。

さらに味やブランドごとに体験できるコンテンツが異なるキャンペーン等では、改めて別の味やブランドを視覚的に認識することで認知拡大が期待できます。

パッケージARの活用事例

次に、実際にパッケージARを活用した事例をいくつかご紹介します。尚、下記の事例はいずれも弊社が手掛けた実績ではございませんのでご了承ください。

アサヒビール株式会社【DRY CRYSTAL × PAC-MAN

アサヒビール株式会社が人気商品である「スーパードライ」の新ブランドとして202310月に発売したのが「スーパードライ ドライクリスタル」です。人気ブランドの新商品ということもあり、デジタル・アナログを問わず様々なプロモーションが行われました。その一環として缶を読み取ってARゲームが体験できるキャンペーンが実施されています。

このキャンペーンでは人気ゲーム「パックマン」とコラボして、缶全体を使ったゲームが遊べることが特徴です。ただ遊ぶだけではなく往年のゲームセンターのように、ランキング形式で全国のプレイヤーとスコアを争うこともできます。

また、プレイするためにはアサヒビールLINE公式アカウントのフォローが必要になることから、SNSのフォロワー増加やキャンペーン後も継続してのアプローチが可能であることも特徴と言えます。

江崎グリコ株式会社【宅飲みキャラと一緒に乾杯しよう!!

おつまみスナックとして人気なブランドが江崎グリコ株式会社が展開している「CRATZ」と「生チーズのCheeza」です。それぞれのブランドはいわゆる「宅飲み」のお供として高い人気を誇っています。

このコンテンツではパッケージを読み取ると味ごとに異なるキャラクター「宅飲みキャラ」が現れて、自由に写真撮影を楽しめることが特徴です。

どちらのブランドもターゲットの親和性が高く合同のキャンペーンを行うことで、お互いに認知拡大ができるメリットはもちろん、違うキャラクター見られるということでこれまで購入していなかった新しい味にチャレンジする…といったアクションが期待できます。

アクアスターのパッケージAR事例
【午後の紅茶シリーズ ひな祭りAR

20222月から展開された、キリンビバレッジ株式会社の人気ブランド「午後の紅茶シリーズ」のARコンテンツをアクアスターでは制作させて頂きました。

人気ブランドの新商品が発売されるタイミングで実施されたこのキャンペーンでは、パッケージを読み取ることでデジタル上のひな人形を手に入れることができるものです。商品ごとに異なる人形を手に入れて、オリジナルの雛壇が制作できるというこのキャンペーンは1000人を超えるユーザーが体験しました。

ポイントの一つとして新商品だけでなく、既存の商品もARコンテンツの対象とすることでブランド全体の購買促進に貢献しました。

まとめ

今回はパッケージをスキャンして体験できるAR「パッケージAR」についてご紹介しました。顧客が商品を手に取るだけで気軽に体験できるこのARコンテンツは、エンターテインメント性に加えてその販促・マーケティングの側面からも注目が集まっています。

私達株式会社アクアスターではこれまで、数多くのARに関するソリューションを提案させていただいております。活用例やアクアスターのAR開発の特色等を下記のページからご覧いただけますので、ぜひご覧ください。

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また、ARコンテンツをより魅力的にするためにはそのコンテンツのデザインが魅力的であることも重要です。アクアスターではコンテンツの企画・開発だけでなくキャラクターデザインや映像までワンストップで対応が可能です。

ARを使ったキャンペーンで新商品を盛り上げたい」
ARを活用して、売り場や販促イベントを活性化させたい」等

ARを触ったことはあるし興味はあるけれど…という方も、まずはお気軽にお問い合わせください。

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Topics:AR,WebAR,デジタルコンテンツ,マーケティング

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