あなたはすべて知っていますか?現場で使われている基礎用語集【動画編】
2022/03/09
WEBサイトを盛り上げるコンテンツの1つとして動画があります。しかし、動画を制作する際に聞きなれない用語などが多く、難しそうなイメージを持っている方もいらっしゃるのではないでしょうか?今回はそんな動画制作に使われる基礎的な用語や制作の流れをご紹介いたします!
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目次
映像ごとの特徴と制作の流れ
まず、映像の種類とその制作の流れについてご紹介いたします。
今回は例として、実写・アニメーション・3D CGアニメーションの3つを順に説明していきます。
実写
現実の人間や風景がメインに流れる映像のことです。アニメーションと異なり、イラストなどの作画の必要はなく、撮った映像を編集することで完成します。しかし、実際の人間や物を撮影するという特徴から、役者の演技力やカメラマンの撮影能力が求められます。
実写においてCGとの合成技術が急速に発達し現実では不可能な表現も可能となっています。
【実写映像の制作フロー】
①企画準備
②撮影
③素材制作
④編集
⑤MA
⑥完成
アニメーション
一枚一枚わずかに異なるイラストを高速で連続再生し、動く映像を再現する方法です。実写と違い役者やカメラマンは必要ありませんが、再生するイラストを多数描く必要があります。求めるクオリティが高くなればなるほど、必要なイラスト枚数は多くなります。
フルアニメーションになると、1秒あたり20枚前後作画という数字が出ているなど、1本の映像を作るのにどれだけ時間と努力が費やされているか分かります。
アニメーターという絵描きのプロが一枚一枚動きに違和感がないように作画していくため、映像になったときの想像をしながら、様々な角度から表現できるデッサン力が求められます。
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【アニメーション制作の流れ】
①企画・準備
②原画作成・着彩
③コンポジット
④編集
⑤MA
⑥完成
3D CGアニメーション
コンピューターグラフィックスというコンピュータの仮想空間上に3Dを描画する技術でアニメーションを作る方法です。CGアニメではCGデザイナー、CGクリエイターと呼ばれるCG制作のプロがCGのキャラクターや建物を作成します。
大きな話題になった『鬼滅の刃』でもバトルシーンや背景などで作画と3DCGを上手く組み合わせて制作されており、それによって高い臨場感とクオリティが引き出されています。
【3D CGアニメーション制作の流れ】
①企画・準備
②モデリング
③アニメーション
④編集(コンポジット)
⑤MA
⑥完成
2.実は詳しく知られてない動画制作用語
ここからは、動画制作時によく使われる用語を解説していきます!
今回は、コーデック・フレームレート・画質・オフライン編集・オンライン編集・レンダリング・連番出力・連番ファイルについて説明いたします。
コーデック
『Compression/DECompression』の略で「圧縮・伸長」のことを指します。
『圧縮・変換』することをエンコード『伸長(圧縮されたものを元に戻す作業)』をデコードと呼びます。
このエンコードやデコードを行うプログラムがコーデックと呼ばれるものになります。
では、なぜコーデックが必要なのでしょうか?
動画は大量の静止画と音声データで構成されており、全体のデータ容量がどうしても大きくなってしまいます。そのままデータ容量だと、動画の扱いが難しくサイトへの掲載も出来ないため、コーデックを行う必要があります。
この時、掲載するメディアによっては推奨されているコーデックの種類が定められており、間違った設定でエンコードしてしまうと、メディアに投稿できない不具合やスムーズに視聴者が再生できない問題が発生してしまうため注意が必要です。
代表的なコーデック
【動画コーデック】
MPEG-4/MPEG-1/MPEG2/H.264/H.265など
【音声コーデック】
MP3/AAA/AC-3/FLAC/LPCM/WMAなど
【代表的なコンテナ】
mp4/a I/mov/mpeg/fog/wigなど
フレームレート
動画において、単位時間あたりに処理させるフレーム数(静止画像数・コマ数)のことを指します。単位は『fps』(flames per second=フレーム毎秒)で表記され、日本では主に映画などに使用される24fpsと主にテレビ番組30fps(29.97fps)の2つが主流となっています。
つまり、私たちが見ている映画は1秒間に24枚程度の静止画やコマがパラパラ漫画の要領で連なり1つの映像になっていると言うことです。そのため、このフレームレートの数字が高くなるほど1秒あたりの静止画数が増加しよりなめらかな映像に仕上げることが出来ます。
画質
スマートフォンで画像や動画を視聴する際などに、皆さんも1度は使用したことがある言葉だと思います。写真や動画の見た目の質のことを指し、フレームレート・ビットレート・解像度が画質の良し悪しに影響しています。
ビットレートとは、動画データが1秒間にどれぐらいのデータ量を使っているかという数値。bps (bits per second)と表記されます。つまり、1Mbpsであれば、1秒間の映像に1メガビットを使っている動画ということになります。
また、解像度とは、動画の大きさ(面積)になります。画像を構成するピクセルの数で表し、数が大きいほど精細になります。
オフライン編集・オンライン編集
動画編集には、オフライン作業とオンライン作業という工程があります。
オフライン作業は主に仮編集として行われ、尺(時間)を決めたり、簡単なチェック
用の映像を制作する作業が行われています。
逆にオンライン作業は、本編集として行われ、オフライン編集で構成を決めた映像にテ
ロップ等を追加して仕上げる作業が行われています。
レンダリング
編集したものを映像として最終的に出力する事で、編集ソフトで作ったタイムライン上の映像や音声、エフェクトを1つのファイルにまとめる作業です。動画を完成させる際には必ずこのレンダリングという工程が必要になります。
元のファイルの形式や書き出す時のファイルの形式によって、レンダリング時間は大きく違ってくるため注意が必要です。
連番出力・連番ファイル
動画を編集時などに、動画ファイルとして出力するのではなく、静止画ファイルに連番名がついたものを出力する事を連番出力と言います。そして、その出力したファイルを連番ファイルといいます。
連番ファイルは、主に静止画ファイルであるTIFFもしくはPNGの形式で出力されることが多く、連番の静止画ファイルを結合する事で動画ファイルにすることも可能です。
連番ファイルのメリットとしては、静止画ファイルなので加工が簡単で、動画に直接手を加えるよりPCに負荷がかからない為、納品形式で「TIFFの連番」を希望されることもあります。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、動画制作の現場で使われている基本的な用語とその流れについてご紹介しました。
難しいイメージは少しでも変わりましたでしょうか?1つでもみなさんのお力になっていれば幸いです!
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